「学び」について考えたことありますか。
✓貿易に関心あるけど、貿易って何だろう。
✓今後、販路拡大で輸出したいと思っている
けど、いったいどうすればいいのかな
✓ 現在輸出してるけど、基礎をしっかり
身につけたい
✓海外との取引では、英語が必要と思うけど
苦手だな。
英文契約書も必要かな、どのように書く
のかなどうしよう。
✓ 時々、海外と英語でレターのやり取り
するけど、もう少しうまく書きたいな。
✓ 自社商品の英文紹介資料作成で相談
できる人、誰か居ないかな。
✓ 現在は間接的に商社に頼んで輸出して
いるけど、将来は自社で独自に輸出し
たいと考えるけど、英語や貿易知識など
対応できる人材がいない。
✓ 時々貿易関連セミナーに参加するけど、
自社として、具体的にこの課題をどう
取り組んでいけばよいのか
✓始めるにはお金がかかるかな、
資金はどうしよう。
このようなお悩みの貴方へ、常に寄り添い
ながらゼロからサポーとします。
では、貴方は具体的にどうすればよいでしょうか。
1. 目的を明確にする:
・海外販路を通じて事業を拡大し、利益を上
げる。
・とりあえず自社の認知度を高める。 など
2. 販売方法を決める:
・ネット販売、商社を利用して販売 など
3. 貿易実務の学習 :
・最も基本的な貿易の仕組みを理解する
4. 貿易英語の学習 :
・基本的なビジネスレター、契約書を理解す
る
5. 実践 :
・展示会やネットサイトへの出店
・自社に合ったやり方で実際にやってみる
以上は、取り組みの概要ですが、実際には
少し時間をかけて学習しながら、
取り組んでいく必要があります。
各自の事情に合わせて、
相談しながらサポートさせて頂きます。
これは、海外へ販路を拡大するために知っておいて頂きたいことを学習ガイドブックとして「輸出貿易の手引き」(約180ページ)を纏めまたものです。
この教材は、皆様をサポートする上で
必要に応じて利用して行きます。
貿易とは何か、実務ですべきことは何か、ビジネスレターはどのように書くか、英文契約書はどのようにまとめるかなど。
本文は、できるだけ実務に役立つよう纏めており、その分、文章が多くなっております。
ご参考までに、テキストの1例を見てみます。
上の図(第1章第1部)は、海外と取引する場合の3つ形態です。
つまり、日本に居て商品を輸出入する、海外で生産、販売する、そして今盛んに行われているネット取引です。
これらの形態を通じて、海外と取引することになります。
例えば、物品を日本国内から輸出する場合について、具体的にどのようなステップを踏んで行われるか見てみます。
本テキストの(第1章第1部)に詳しく纏めておりますが、
最初に市場調査から始め、成功裡に商談が成立したら、次にどのように契約商品を届け、代金を回収するのか、
そのステップは次のようになります。
貿易(輸出)推進のための基本の基本としての3つの流れ(3つ のプロセス)を示しています。
まずは
1. 取引成立プロセス:
自社の製品販売に適した市場を調査し、取引先を
探す流れです。
2. 物流プロセス :
契約製品を出荷し、海外取引先に届ける流れです。3. 決済プロセス :
輸出代金を回収する流れです。
以上1回の取引では、この3つのプロセスで完結します。 その後、更に取引先との協議を重ね、継続した取引につなげて行きます。
1. これは、取引が成立するまでの流れを示しています。
2. まず第一ステップとして、対象商品がどこで、どの国へ輸出するのが一番適切かを調査します。対象商品に輸入規制はないか、あればどのようにクリアーすればよいか調査することは非常に大切です。
3. 第二、第三ステップとして、対象商品を扱ってくれる取引相手を探します。
実は、貿易実務の中で、各事業者にとって一番大事なステップではないかと私は考えます。
信頼できる相手と取引することができれば、貿易リスクの削減に大きく寄与するからです。
他の貿易実務はほとんど、専門業者に委託することができます。
4. 有望な取引相手が見つかれば具体的商談に入ります。第四ステップです。
商談がまとまれば、最後に今までのやり取りすべてを盛り込んだ包括的合意として、契約書を作成します。
1. これは、物流プロセスですが、契約成立後、実際に販売商品を外国の相手先に届ける必要があります。
具体的には、第五ステップとして、必要に応じて輸出者は、輸出許可・承認や保険の手配、取得、そして、海貨業者や通関業者に商品輸出の委託手続きを行い、指定された場所に貨物を搬入します。
第六ステップは、委託先が輸出許可の取得や船積み手続きを行い、船会社に輸送を委託します。
そのほか、輸出先での輸入通関や配送は誰がやるのかなど、細かな点はたくさんありますが、ここでは基本的な流れを示しております。
2. 基本的には、第五ステップは、輸出者がする仕事、第六ステップは、物流を委託した海貨業者/通関業者および船会社の仕事です。
3. ステップ六の貨物の容積や重量の計量、計測は、ここでは少量の貨物、つまり混載で運ばれるときに必要となるものです。
1. これは決済プロセス、つまり輸入者が貨物を引き取るために必要な船積書類を受け取った後、輸出者に代金を支払う信用状付取引決済の流れを示しています。
2. 最近は、信用状を使わず、送金による決済が多い様ですが、輸出代金を確実に回収するためには信用状取引が安心です。
3. 具体的には、輸入者が信用状を取引銀行で取組み、それを銀行経由輸出者に送付し、信用状を受け取った輸出者は為替手形を作成し、船積書類と共に手形を輸入地の銀行に送付して輸出代金を受け取ります。
実際はもう少し複雑ですが、ここでは基本的流れを示しております。
4. 以上、3つのプロセスを通じて、輸出貿易が行われ、その実務の基本の流れを説明しましたが、実際には、もう少し複雑な要素が加わります。
3. このような特殊事情から、そこにリスクが生じます。
そこで、過去の貿易業者は、このリスクを最小限に
するためにいろいろな工夫や対策を行ってきました。
現在では、それが商慣習となっております。
4. まず、① 国により言語、制度、商習慣、政治・
経済事情が異なる点ですが、言語、制度、商習慣が
違うと意思疎通に戸惑うことが多くなります。
その場合、合意した内容を書面にし、書面でお互
確認しておけば、後で言った言わないの誤解を避ける
ことができます。契約書の締結です。
5. また、②の取引通貨の問題です。
日本円で決済できれば問題ありませんが、契約上
ドルで決済する場合は、企業ではコントロール
できない外国為替変動リスクにさらされます。
契約時点では利益が確定していても、決済時点で
為替相場が変動し、思わぬ損失が出たりします。
対策として一番良いのは、契約上円決済とする
ことですが、相手のあることですからそうもいかない
場合には、契約時点で為替予約をし、利益を確定する
方法もあります。
1. 左側に市場調査から取引交渉までの基本的流れを
示しています。
市場調査とは自社の商品を販売するための適切な国
やパートナーを探す作業です。
昨今は、色々な調査はインターネットを通じて
行われておりますが、
貿易関係については、独立行政法人ジェトロが膨大
な情報を提供しております。まず、ジェトロのホーム
ページから調査されてはいかがでしょうか。
・ジェトロ 「国・地域別情報」:
各国ごとの基礎デー夕、統計、貿易為替制度、
投資制度や調査レポートなどの閲覧
はコチラhttps://www.jetro.go.jp/world/
・ジェトロ「引き合い案件データベースTTPP:
「国内外企業が登録した約3万6,000件の商品・
部品の輸出入などのビジネ案件を無料で検索、閲覧
できる」は
https://www.jetro.go.jp/ttppoas/indexj.html
2. そして、自社商品を販売するための取引条件を交渉
します。
商品輸出における基本的打ち合わせ取引条件は
品質、数量、価格、受渡、決済、保険の6条件です。