決済つきの予約システムが3,940円〜/月



子育て世代のがん患者コミュニティ
キャンサーペアレンツから生まれた絵本

ママのバレッタ」原画展
お話会 & ワークショップ
開催決定!!
8月26日(月)~9月1日(日)
ブックハウスカフェギャラリー
(千代田区神田神保町)



この度、『ママのバレッタ』原画展を開催させていただくことになりました。ぜひご来場いただき、原画から伝わる想いを感じとっていただけたら幸いです。
皆様のご来場をお待ちしております。

「ママのバレッタ」のご紹介

2018年12月 生活の医療社から出版
絵と文・たなか さとこ

「ママががんになった」− 大好きなバレッタもつかえない。 抗がん剤で脱毛した母とのやりとりを、ユーモアを交えながら娘の目線で描く”闘病記”ではない”日常の物語”。

作者メッセージ

田中 聡子(たなか さとこ)さん


絵本「ママのバレッタ」は、抗がん剤の副作用による脱毛がテーマです。 子育て世代の女性にとっては特にショックの大きい脱毛。家族には隠しきれない外見上の 問題だから、子どもだってお母さんの脱毛した姿を見るのは辛く悲しいはず。でも、医療 者側からは「治療が終われば、また生えてくるよ」で済まされることも多く、ひとり思い 悩むケースがけっこうあるのが現状。 そこで、これから抗がん剤治療をスタートする方や、今抗がん剤治療中の方が読んで「あはは」って笑って元気を出してもらえる絵本、子どもたちが「大丈夫大丈夫」って安心で きる絵本が作れないかな、という思いから書き上げたストーリーです。 そして、私自身は元々絵を描くことが大好きで、普段は油彩画を描いているのですが、絵本の挿絵は初挑戦!デッサンや油彩画とはまた違う難しさに、水彩と色鉛筆で四苦八苦しながら、それでも心だけは精一杯込めて挿絵を描きました。
絵本が完成しても、それをたくさんの人の手にお届けするのは本当に大変なこと。いまこうして商業出版の道が拓けたのは、えほんプロジェクトメンバー達が、治療や仕事 、 子育てのかたわら精力的に病院や企業、出版社を回ってくれた地道な努力と、一人一人の 魅力的なお人柄の結晶です。 「がんになったけど、できることがある」よりも、そのもっと先の「がんになったから、できることがある」と胸を張って生きているメンバー達を、私はいつもとても誇りに思っ ています。 そして、プロジェクトを進める中で、幾人もの仲間達が旅立ってゆきました。別れは辛く 悲しいけれど、えほんプロジェクトを進める中で、彼らとともに、時に議論をたたかわせ 、時に喜びあった思い出は、かけがえのない宝物です。
また、えほんプロジェクトメンバー以外のキャンサーペアレンツ会員の方やそのご家族、 お知り合いの方々にも、病院への設置依頼など温かく力強いサポートをたくさんいただき ました。本当にありがとうございました。
この度開催の運びとなりました「ママのバレッタ原画展」では、絵本の 1 ページ 1 ページ に込めた思いや、絵本には描ききれなかったエピソードをご紹介させていただきたいと思っています。みなさまのご来場を心よりお待ちしております。

たなかさとこ
(キャンサーペアレンツ・えほんプロジェクトメンバー)
プロフィール:京都市在住。2009年大腸がんステージ4(肝転移肺転移)と診断されるも、手術と抗がん剤治療を経て現在寛解。17年4月キャンサーペアレンツ・えほんプロジェクトに参加。「がん経験者だからこそつくれる絵本を」との思いを込め制作した『ママのバレッタ』が、18年11月プロジェクト第一弾として生活の医療(株)より出版される。

原画展について

子育て世代のがん患者コミュニティ・キャンサーペアレンツ。 子育て中にがんを患ったら...こどもになんて伝えよう?
こどもとどう向き合ったらいいだろう? そんな悩みから立ち上がったえほんプロジェクト。 『ママのバレッタ』(生活の医療社)は、当事者だからこそ伝えられる絵本があれば...という思いから生まれました。
たくさんの紆余曲折を経て商業出版に至り、その後もさまざまな方々に支えられて、それぞれの想いを感じとっていただける機会も増えてきました。
この度、この『ママのバレッタ』に込めた想い、これまでのえほんプロジェクトの歩み、そして何より原画の素晴らしさを伝えられたらと、夢に見ていた原画展を開催させていただくことになりました。
ぜひご来場いただき、原画から伝わる想いを感じとっていただけたら幸いです。


◯期間:8月26日(月)~9月1日(日)期間中無休

◯会場:ブックハウスカフェギャラリー
    (1F 個室「こまどり」)

◯時間:平日 11時~21時/土日祝 11時~19時
   (最終日9/1は17:00まで)

◯入場無料

2日間限定イベント
~お話会&こどもワークショップ~

◯開催日:8月31日(土)、9月1日(日)

◯時 間:13時~15時(両日とも)

◯プログラム(予定)

 ▷ 13:00~14:05 馬頭琴の調べにのせて

 ・おはなし ママのバレッタ作者 たなか さとこさん 
       「ママのバレッタ」に込めた思い
 ・朗  読  嵯峨孝子さん・嵯峨治彦さん(馬頭琴) 
        岩村実樹さん(ギター)

馬頭琴の音色を聴いたことがありますか? 馬頭琴はモンゴルの遊牧民の間に古くから伝わる弦楽器です。二弦から奏でられる音色は深い温もりを感じさせ、草原のチェロとも呼ばれるそうです。今年3月、日野わかくさ幼稚園で開かれた『ママのバレッタ』応援企画・チャリティコン サート(主催:グリーンルーペ)に於いて、初めて馬頭琴の調べに乗せた「ママのバレッタ」の朗読が披露されました。企画から当日の演出まで全て、私たちの活動に思いを寄せてくださる方々が作りあげてくだ さいました。その素晴らしいパフォーマンスをふたたび...
嵯峨治彦さん(馬頭琴)、岩村実樹さん(ギター)、嵯峨孝子さん(朗読)がお届けしてくださいます。人の思いが紡ぎ出すエネルギーは、次の一歩を踏み出す勇気へとつながっていきます。 皆さまにとってそんなひとときになりますように。


 ▷ 14:10~15:00 
  こどもワークショップ〜豆本をつくろう〜

えほんプロジェクトでは、親子はもちろん、こども同士も楽しくつながれるひとときを提供したいと考えています。
今回は、小さいこどもから大人まで楽しめる豆本を作ります。絵を描いてオリジナルの絵本にしたり、お友だち同士で交換したり、大切な誰かへのメッセージカードにしても!
*ワークショップはお席に限りがございます。ブックハウスカフェにて予約申し込みされた方を優先させていただきます。
・絵を書いてオリジナル絵本にすることもできます  
・たなかさとこさんサイン会も同時開催

 『ママのバレッタ』の販売もあります!

※ 時間は前後する可能性もございます

出演者プロフィール

嵯峨治彦(さが・はるひこ)さん

「スーホの白い馬」で知られるモンゴルの弦楽器「馬頭琴」と、ホーミーなどの一人二重唱「喉歌」を演奏。師と仰ぐY.ネルグイ(モンゴル国第一文化功労者)から馬頭琴の後継指名を受け伝統音楽の継承に取り組む一方、異ジャンルとの共演も。あらひろこ[フィンランド伝統楽器カンテレ]とのデュオ=RAUMAが、2019年アルバム「深い海」を発表。

嵯峨孝子(さが・たかこ)さん

日本・モンゴルほか世界各地の民話や伝説を再話して緻密に音楽を絡め「語りと音楽」の作品を創作し、嵯峨治彦とのデュオ「野花南(のかなん)」のライブを通して全国各地で上演。演劇活動の経験を活かしたドラマチックな朗読は、聞く人の心に鮮やかな情景を描き出す。

岩村実樹(いわむら・みき)さん

本業はイラストレーション、グラフィック&ウェブデザイン。しかし最近では趣味のバンド 活動が仕事並に忙しく、ギターを抱えてアチコチで音楽を楽しんでいる。 (嵯峨さんの素晴らしい馬頭琴の音色を少しでも引き立てられるよう一生懸命にアコース ティックギターを弾かせていただきます。)

会場ご案内

ブックハウスカフェ

〒101-0051 千代田区神田神保町2-5 北沢ビル1F
TEL 03-6261-6177  FAX 03-6261-6178 www.bookhousecafe.jp
東京メトロ半蔵門線&都営新宿・三田線
「神保町」駅 A1出口から徒歩 30秒