アレルギーっ子の親がお話を考えるだけではつまらない、って思っていました。
必要なのは「当事者の子どもたちの気持ち」だと思ったからです。
そこで、CATでキッズライターとして活躍している、はなちゃん(小学4年生)、とあんちゃん(中学2年生)に声をかけ、二人に物語を作ってほしいとお願いしました。
第一弾となった、『アレルギーっ子チルチルと青カボチャ』
これは彼女たちがハロウィンの時感じていたこと、思っていたことが詰まった絵本です。
もうすぐお母さんの誕生日。チルチルはお母さんにプレゼントをあげたくていろいろ考えます。
妹のミチルはチルチルに「お母さんはケーキが大好きだからケーキを作ろうよ!」と提案しますが、
小麦 卵 乳製品のアレルギーがあるチルチルは、生クリームも作れないし、卵だって割れません。
完成したケーキをお母さんと一緒に食べることもできません。どうしよう、と悩んでいると、
チルチルがよくいくお店のシェフが、小麦 卵 乳製品を使わないケーキを一緒につくってくれる優しく手を差し伸べてくれました。
大切な人にありがとうを伝えたい、ありがとうが詰まったケーキ。チルチルはどうやって作るのでしょう?!