第二新卒がIT企業に未経験で就職するコツ

IT企業に第二新卒未経験で入社するのはどれくらい難しいのでしょうか?

結論からいうと、第二新卒の人にとってはそこまで難しくありません。

大学を卒業してから3年未満の25歳前後の人は第二新卒とも呼ばれ、実は転職のハードルはそこまで高くありません。

ここでは、自分自身で20代に3回転職し、採用側も勤めた知識から知っておいてほしいことをお伝えします。

第二新卒は転職しやすい

第二新卒は転職がしやすい時期です。転職において年齢は重要な要素で若いほど、選択肢が広いです。

第二新卒の転職の特徴は、以下の2つです。

 

1.実績やスキルよりもポテンシャルの占める割合が大きい
2.地頭やビジネスマナー、コミュニケーションなどの汎用的な能力が見られる

 

評価基準は中途採用というよりも新卒採用に近いです。つまり、未経験でも問題がない会社が多いです。

3年前後の場合には、過去の実績やスキルだけでは十分な判断が難しいので、テストや面接でのコミュニケーションを通して、その人のポテンシャルを判断します。

IT企業の採用は柔軟

IT企業もさまざまありますが、いわゆる日系大手企業などと違い、ビジネスマナーや形式的なプロセスは気にしない傾向にあります。

通年採用をしたり、既卒や第二新卒の人を積極的に採用したりしている人も多いです。

また、IT企業というと、プログラミングなどのスキルが必要と思う人もいるかもしれませんが、エンジニアであっても未経験で採用する企業もあります。

 

あくまで個別企業にもよりますが、

 

・面接はスーツじゃなくてもOK
・履歴書はPCで作成してもOK
・志望動機不要
・転職回数は多くてもOK
・履歴書にブランクがあってもOK
・短期離職もOK

 

といった会社もあります。

自分自身が転職したときの経験でも、3ヶ月で短期離職した際に、日系大手企業は書類選考で落とされることが増えましたがIT企業ではあまり通過率は変わりませんでした。

自分が採用をする側のときも、多少のブランクや転職回数はあまり気にしませんでした。

IT企業の採用は、多くの人に間口が開かれているといえます。

IT企業の採用担当が注目する3つのポイント

自分自身が採用を担当していたのはベンチャー企業のときで、業務としては営業やディレクターといったポジションでした。

年齢としては25歳前後がメインで、少し社会人経験のある第二新卒の人が多く、営業やディレクションの経験がまったくないような人も採用していました。

IT知識は最低限あったほうがいいですが、後から覚えればいいというスタンスだったのでそこまで見てはいませんでした。

この年齢の場合には、書類でわかることは限られているので書類選考は緩めに設定し、ほとんどの場合には面接で判断していました。

 

採用基準は、一言で表すとこの会社で活躍できそうかです。

 

中途採用の場合には過去の実績をもとに再現性があるかを判断しますが、第二新卒の場合には実績がそこまで無いケースもあるため、その他の面も重視します。

 

具体的には、以下の3つを重点的に見ていました。

 

1.感じの良さ
2.コミュニケーション
3.過去の仕事

 

一つ一つ解説していきます。

感じの良さ

クライアントに会う可能性のある仕事に関しては、印象の良さも大事です。一緒に働けそうか、一緒にお昼にランチにいけそうか、部下にできそうかといった印象です。

また、服装や基本的なビジネスマナーなども含みます。

清潔感がなかったり、面接の場にふさわしくないようなラフな格好だったりはマイナスになります。

自分の経験では、服装に問題がある人はコミュニケーションにも問題がある人が多い傾向にありました。

会社によってもカラーが違うので、その会社に合った印象にしたものが評価されやすいです。

手がかりがない場合には、そのまま営業に行っても問題がないような格好が一番無難です。

 

コミュニケーション

コミュニケーションというと範囲が広いですが、とくに論理的思考能力や一貫性を見ていました。

論理的思考能力といっても非常に高いレベルではなく、こちらの質問に対して的確に答えられるかということです。

こちらが聞いていることとは違う内容を答えたり、冗長だったりする場合には入社後のコミュニケーションも難しそうなので採用は難しいです。

質問に端的に答える人が好印象です。

 

一貫性は、言っていることがころころと変わったり、嘘をついていたりしないかということです。

わかりやすいのは、退職理由と志望動機のつながりです。たとえば、以下のように筋が通っていない人がいます。

 

・給料が不満で退職したのに、同程度の年収で転職しようとしている
・他にやりたい業務があって退職したのに、別の業務で転職をしている

 

転職回数が多い人に起きがちですが、考えが変わりやすいタイプの人は入社後のギャップで退職しやすい面もあるので、注意して確認します。

話を盛るタイプの人も掘り下げるうちに矛盾が大きくなり、どこまでが本当の実績と判断していいのかが難しいです。

 

過去の仕事

過去の仕事の内容よりもどのように仕事に臨んでいたかをチェックします。

会社によって環境は違うので、前の会社と同じような成果が出せるかはわかりませんが、そこで思考は再現性があります。

 

たとえばMVPを取ったのであれば、以下のような質問をします。

 

・MVPが取れたポイントは何だったか
・なぜ自分だけが他の人より優れた結果を出せたか
・他の人があなたと同じようにやったらうまくいくか
・逆に挑戦したがうまくいかなかったこと

 

このような質問をする中で、その人が自分で試行錯誤をしていたのか、たまたま運が良かったり、上司が優秀だったりしただけなのかを判断します。

ちなみに、話を盛ったり、大げさに言ったりするのは辞めたほうがいいです。

話を聞いている中で違和感があると、評価がしづらくなりますし、実績の大きさよりも、どのような思考・実行の過程だったかを説明できれば問題ありません。

第二新卒の転職で失敗しないために

ここまで見たように、第二新卒では気をつけるポイントがたくさんあります。
第二新卒では、面接の出来が重要ですが、対策が甘い人も多いのが正直なところです。

たとえば、以下の内容は面接で必ず聞かれる質問です。

 

・退職理由
・志望動機
・自己PR

 

当たり前に準備しておきたいものですが、こうした質問でもうまく答えられない人も多いです。

面接はコミュニケーションなので、答える内容だけでなく、答え方も重要です。非常に重要な一方で、対策をしていない人が驚くほど多いです。

逆にいうと、対策をするだけで、一歩抜きん出ることができます。