〇私自身がレッスンで大切にしたいこと

・どの子も育つ育て方ひとつ！
　スズキ・メソードの創始者、鈴木鎮一先生は、「人間の能力は生まれつきではない。」「おかれた環境のなかで、その環境に適応して、それぞれの能力を身につけていくのだ。」と、おっしゃっていました。
　また、医学博士で、これまで医師として１万人以上の脳を鑑定された加藤俊徳さんは、『人生が劇的に変わる脳の使い方』という著書の中で『「あの人とは頭のつくりが違うんだから、自分は頭が悪くてもしかたがない」とよく耳にしますが、そんな事実はありません。脳はトレーニングをすれば生涯成長しますし、いつ始めても「遅すぎる」ことはないのです。』と書かれています。
　私自身、脳は、可能性に満ちているもので、一人一人が大きな可能性を持った存在なのだと思っています。
　生徒さん一人一人の個性を尊重しながら、能力の可能性を信じて、寄り添い、共に学び続ける姿勢を大切にしたいと思っています。　
　
・初歩から美しい音で！
　美しい音は、正しい姿勢、正しい奏法など、基本がしっかりしていないと出せません。
　スズキ・メソードでは、教本の１番始めの曲のキラキラ星を、基礎を築く、とても大切な曲と考えています。キラキラ星から、美しい音で弾ける、ということを大切に、指導させて頂いています。
　　　
・学ぶ楽しさ、努力する楽しさを伝えたいです！
　レッスンの中で、バイオリンを弾く楽しさ、お友達と弾く楽しさ、出来るようになる楽しさ、様々な『楽しさ』を積み重ねていって、学ぶ楽しさを伝えたいと思います。
　また、毎日コツコツとお稽古を積み重ねて努力していくことは、物事に粘り強く向き合う心を育てると思います。そのことが、生徒さんの、何事にも前向きに向かう心の強さになるように願いつつ指導させて頂いています。