ブードゥー教とは
ブードゥー教とは、自然の精霊(ルア)や先祖の霊との交流によって、人々が抱える問題(病気や貧困、苦しみ等)の解決求めるアフリカに古くから現在まで人々に信仰を受けている宗教の一つである。
主に農民や都市の下層階級の人びとによって信仰され、ハイチ独立前に、アフリカから奴隷として連れて来られた黒人たちとともに渡来したその信仰は、その後、奴隷が新地で体験した環境の変化やカトリックへの強制改宗などの影響を受けて、ブードゥー教と呼ばれる形になった。
ブードゥーの恐るべき力の一つが霊との交信が可能である司祭による数々の儀式にある。ブードゥー教の司祭は儀式を用い、ある時は医者の役目を行い、病気を治し、ある時は政治さえも動かしていた。
今でも司祭たちは儀式を行っており、病気を治療し人々を助けている。