桐のスライス単板には独特の光沢感があります。この単板に染色を施すことで、光沢感がさらに増します。
弊社はこの材料を素材とし、寄木と象嵌の技法を用いて壁紙のデザインを表現します。
寄木(よせぎ)
桐材で細かなパーツを作り、パズルのように組み合わせます。桐本来の質感を持つデザイン表現はもとより、木目とデザインの形状、及び染色する色の組み合わせによっては、金属のような光沢を持つデザインも可能で、表現の自由度が高い製法となります。
象嵌(ぞうがん)
弊社の象嵌技法は、木目が異なる桐材シートを、同じデザインの型で打ち抜き、切り抜いた内側を取り外します。取り外したパーツ同士を入れ替えることで、外枠と内側の木目が異なるシートが出来上がります。同じ素材、同じ色を用いていても、木目の交差により、内側のデザインが浮き出て見える商品です。