今から13年前のこと
30代後半の私は悪夢に悩んでいました。
詳しくは覚えていないけれど
起きると重苦しく、
嫌な気分に包まれて始まる一日は
とても憂鬱なものでした。
そんな時に、インターネットで目にした
「初夢会」の文字。
その言葉に誘われるまま
行ったこともない鎌倉の、
海が目の前にあるサロンに出かけていきました。
初対面のメンツ。
初対面のセラピスト。
そこで、クレヨンを手に取り
私は数日前に見た或る夢を描いたのです。
その絵を見た瞬間に、皆が声を失い
場の空気が凍りついたのを
今でも覚えています。
夢は、
夢を見た人(夢主と言います)の
深い、深い、潜在意識のもっと下から
送られてきた夢主自身からのメッセージ。
だから、夢から逃げることはできません。
目を背けたり
逃げ続ける限り
夢は違う形でメッセージを送り続けます。
私が見続けた悪夢は
まさに、逃げ続けた私への
「気づいて」「本当にこれでいいの?」
という最後通告だったのです。
それから約1年間、
私は鎌倉に通い、夢と向き合いました。
時には認めたくないような現実や
自分でも気づかなかった欲望
そんなものも夢は炙り出してきます。
時には憤慨しながら
時には涙しながら
夢からのメッセージを受け取り
そして、解放していく
その作業がひと段落したときに
私は、現在の夫と出会い、
子どもを授かることとなりました。
今でも、折に触れ、
夢は私にメッセージを送ってくれます。
今年の初夢、
どんな夢を見ましたか?
どんな夢も
あなただけの大切なもの。
もしかしたら
人生を左右するぐらいの
メッセージが隠されているかもしれません。
ドキドキしながら、
ワクワクしながら、
受け取って欲しいな、と思います。