私(施術者)がDNAアクティベーションの施術を受けたのは、2005年9月と今から15年も前のことでした。当時の私は、仕事も私生活もトラブル続き。体調もひどく、何をやっても行き詰まる、という状態でした。そんな折にDNAアクティベーションのことを知りました。「これを受ければ変わるかも」という直観はあったものの、信頼できる知人に紹介された訳でもなく、おそるおそるDNAアクティベーションを施術できるヒーラーさんのサロンを訪問したことを覚えています。
施術の直後は「座ったままぐっすり居眠りをしてしまった」という記憶しかありませんでしたが、サロンのビルを出た直後に、腰の痛みが明らかに改善したことに気がつき、とにかくおどろきました。それまで何度も整体に通っても、どうにもならなかったのにです(いわゆる気で表現されるようなエネルギー層が変わることで体調が改善する現象はしばしば見られますが、この当時はそこまでの自覚はありませんでした)。
その4年後、2009年には私自身がヒーラーになりました。この11年間の間に、紆余曲折がありヒーラーを一度辞めました。そして、DNAアクティベーションを人よりも多く学ぶことになりました。端から見れば落第生のように見えることもあるかもしれません。
DNAアクティベーションの施術を初めて受けた人々の感想としては、「何となく気持ちいい」「すっきりした」「元気になる」「思考がはっきりして能率が上がった」という内容がほとんどです(それでも全く問題ありません)。実は、私自身も長い間、何度受けてもそれら以上の感想は抱けなかった、というのが正直なところです。中断時期も入れれば、DNAアクティベーションを施術できるヒーラーとして10年にわたり活動してきたわけですが、私自身がこの手法の恩恵の本質について気がついたのは、ずいぶん後になってからのことでした。
生まれて初めてDNAアクティベーションの施術を受けてから14年ほどが経過したある日の朝、こんなことに気がついたのです。「私は、まさに自分が創造者として、自分の人生を創造しているのではないか」、と――。
「良いことも悪いことも含めて、この自分が、目の前の世界を創造した起点だったのだ」
「何を持っていようが、何を持っていなかろうが、何ができようが、何ができなかろうが、ずっと前から私は創造者としての可能性を備えていたのだ」
このような、自分でも驚くような気づきが内側から湧いてきて、ショックを受けました。また、ショックを受けたのと同時に、心より深い安心感を得たことも驚きでした。
これはまさに、DNAアクティベーションがうたう「神スイッチ・オン」そのものだと感じました。まさに神のようである、創造者としての可能性を持った人類。その気づきに至る道のりに明かりを灯してくれていたのは、このDNAアクティベーションだったのではないか――。そしてどうやら私はこの時ようやく、「私とは何者か?」という深遠なテーマを本当の意味で探っていくスタート地点に立ったのだろうと思いました。
つまり私は、14年もの歳月、そして他者よりも多くの手間を投じて、ようやくスタート地点に立ったということです。けれども矛盾するようですが、これに気がついたとき、私の過去の歳月と労力はまったく無駄ではなかった、とも思いました。
この「神スイッチ・オン」による気づきはあまりにも深すぎて、私にはまだ、それを解釈しきるのには時間がかかりそうです。言い換えれば、私の神スイッチ・オンによる変化の道のりは、まだまだ途上です。
それでも、この確かな気づき――「私はずっと前から100%創造者だったのだ」――が内側から自然と湧いてきた瞬間のこと、そして「この気づきには、DNAアクティベーションが確実に関与している」と気づいた瞬間の、形容のしがたい喜びは、今でも強い記憶として残っています。
いまだに私は、自分はどんな100%創造者なのか? どのように創造しているのか?それを探りながら、再構築している道の途上です。けれども、自分の人生でどんな暗闇が覆っていたのかが分かった時に、心の深層にいる自分自身が「ようやく分かってくれたか」と語りかけてきたように思いました。これまでの人生で最も無視してきた、自分自身の声が聞こえてきたようでした。「本当に大事にすべき友人であり恋人は、自分自身だったのではないか?」と。
翻って社会全体を見てみますと、今は資本主義の限界が指摘され、ウェルビーイング(Well-being:人の心身、精神、社会面の総合的な幸せ)というコンセプトに注目が集まっています。外形的なモノやコトや地位やスキルだけでは得られない、ほんとうの満足、ほんとうの豊かさ、ほんとうのやり甲斐や生き甲斐。これらを個々人がどう追求していくのか。このような問題意識が、人々の間で日に日に高まっている証左でしょう。
このような時代に、自らが求めるものを自らに知らしめるDNAアクティベーションは、なおさら求められるツールだと感じています。
ぜひ、このDNAアクティベーションを、多くの人に体感していただけましたら幸いです。