学校に通う場合、2年〜4年かけて専門学校や美大に通うことでスキルを習得していきます。
他にも、会社員でも通いやすい『オンラインスクール』や、失業中に無料で習える『職業訓練校』があります。
独学は、学校に通うお金がかからないので、独学はコスパが良いです。
と言っても、独学が苦手な人はスキルの取得まで時間がかかります。
そんな時は、お金の力を借りて『Udemy』のようなオンライン学習プラットフォームを使うのも1つの方法です。
独学の方法として、私はとにかく触って使い方をマスターするタイプです。
Adobeソフトは、ソフトそれぞれにチュートリアルもありますし、YouTubeでも使い方を丁寧に教えてくれる動画があります。
あとは、教本を1冊網羅します。
この時、複数冊購入する人がいますが、私はおすすめしません。
複数冊買っても、書かれている内容がかぶっていることも多々あります。
読まなければいけない本が増えるだけで、勉強するモチベーションが下がっちゃうんですよね。
そもそもグラフィックデザイナーになるためには美術大学か専門学校に通う必要があります。
例えば、広告プロダクションにグラフィックデザイナーとして就職を志望した場合、デジタルハリウッド大学、桑沢デザイン研究所などの有名デザイン専門学校や美術大学を卒業したほうが有利です。
それはデッサン力がはじめとしたグラフィックデザインの基礎をしっかりしていること、実践形式でグラフィックデザインを学んできた事が評価されやすいからです。
広告の場合は写真のレタッチ修正などPhotoshopのスキルがあると歓迎されます。
美術大学と一部の専門学校では実技試験でデッサンがあります。
特に、東京芸術大学、多摩美術大学、武蔵野美術大学、女子美術大学などは入学試験が難関な事で有名です。
そのためにもデッサン力は必要となってきます。
超難関試験をくぐり抜け美術大学でグラフィックデザインの技術を学ぶ事がグラフィックデザイナーへの最短コース、とは言いきれません。
美術大学や専門学校の授業でグラフィックデザインの技術を学ぶことができます。
特に美術大学や一部有名専門学校では「バウハウス」までさかのぼりデザインの理論を学ぶ事も可能です。
しかし、日々発展していくデザインの技術、最新トレンド、は自分で学び身につけていかなければなりません。さらに、現在のグラフィックデザインは経済・マーケティングと密接な関係にあります。これらの座学についてもカリキュラムになければ学んでおく必要があります。
在学中から最新の情報やデザインを自分で収集し習得するように意識してください。
自分の好きなデザインではないからと思わずに、様々なデザインに触れることもポイントです。
そして、できるだけ自分のデザインを発信してください。
今はSNS、ネットを使って自分のデザインを公開できます。
ネットでは作品に対する反応がダイレクトなので、自分のデザインを客観視できるようになるといったメリットがあります。
残念ながら未経験者を採用するケースはほとんどありません。
中途採用の場合、「実務経験1年以上」が条件になることが多いです。
どんなデザインを制作するにしても基礎的なデッサン力、PhotoshopやIllustratorなどのデザインソフトでデザインできるスキルがなければデザイン関連の会社に就職するのは難しいでしょう。
さらに、印刷物を扱う場合になると紙やインキの特性、印刷機の知識も最低限知っておかなければなりません。
全くの未経験の場合は美術大学、専門学校をスタート地点に設定しましょう。