新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。新年にあたり『仏説無量寿経』の『荷負群生為之重担』の御言葉を紹介します。
阿弥陀さまが法蔵菩薩のとき師仏世自在王仏に額ずきながらこの背中に背負っている『群生』(私)を仏にしなければ私(法蔵菩薩)は仏にはなりませんとお誓いくださっている一場面です。阿弥陀さまはお仏壇に安置され私たちの方を向いて立っておられますが実は背中を向けてたっておられるのです。
私からお願いもしないのに苦しみの世界から抜け出す事のできない私を見て、ほおっておく事ができなかったのです。
その阿弥陀さまに私たちは手を合わせ頭を下げていくのです。私の願いを「言う」宗教では無いのです。仏様の願いを「聞いていく」のが浄土真宗なのです。
私たち人間の世界では甘えるという事はできませんが、心の中で阿弥陀さまに背負われて、心の中で甘えさせていただける世界があるのです。本年も阿弥陀さまに御恩報謝の日暮らしをさせていただきたいと思います。
3月21日13時からの春季彼岸会法要・山門新築落成法要、お待ち申します。
2021(令和3)年1月1日
御案内しております令和2年12月31日23時30分からの鐘つき、
令和3年1月1日0時からの元旦会につきましては、山門工事中につき足場が悪く街灯も撤去しているため
安全を優先して、また新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が感染拡大している状況に鑑み、
誠に残念ながら中止させていただくこととなりました。
尚、令和3年3月21日13時「春季彼岸会法要ならびに山門新築落成慶讃法要」から
法要を厳修する予定です。当日は記念写真を撮影予定ですので1人でも多くの御参詣をお待ち申します。
何卒ご理解の程、よろしくお願い申し上げます。
大法寺住職 大法寺総代長
ご案内しております9月22 日(火)修行予定の「秋季彼岸会法要」・11月1日(日)「報恩講法要」につきましては、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が感染拡大している状況に鑑み、
誠に残念ながら中止させていただくこととなりました。
また、法要につきましては、寺族のみで修行いたしますが、皆さまにおかれましては、
何卒ご理解の程、よろしくお願い申しあげます。
大法寺住職 大法寺総代長
完成
皆々様のおかげによりまして立派な山門が完成しました。
無事に「山門新築落成慶讃法要」も厳修することができ誠にありがとうございました。
今後とも大法寺に護持発展のため御協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
尚、本堂にはコロナ対策(椅子、アクリル板、消毒液設置等)を実施しておりますので
お彼岸、報恩講等の法要には一人でも多くの御参詣をお待ち申します。 称名
2021(令和3)年4月1日
工場で組立てた扉を現場へ運搬し、
左右の扉の位置及び高さを現場で細かく調整した後、取付けを行いました。
扉に使用した欅の鏡板は7分厚あり、重量のある扉となっております。
2021(令和3)年3月1日
現場では脇塀工事を施工しています。
参道からの風景を考慮して脇塀の配置寸法等を設定しております。
現在、凡その造形が出来上がりました。今後天候をみて仕上げ塗りを施工予定です。
2021(令和3)年3月1日
工場にて扉の部材加工及び調整を行っております。
扉には欅の大きな鏡板を使用するため機械には通りません。
その為、職人の手で一枚一枚丁寧に鉋掛けをして仕上げております。
また、原寸大の模型を試作し、扉金具の位置や柱と扉のバランスなど細かい調整を行った後、各部材の加工を行っております。
2021(令和3)年2月1日
昨年、屋根瓦工事の棟及び鬼瓦等の施工・取付を行いました。
屋根瓦工事が終了したため、丸太足場を取り外すとともに懸魚の取付けを行いました。
土間部分には御影石による石張工事を行いました。
今年からは、現場にて袖塀の増設工事、工場にて扉木工事を行う予定です。
鬼瓦 :大棟または降り棟の端に用いられる飾り瓦の総称。
懸魚 :屋根妻側の破風中央及び左右に下げて棟木の先端を隠す装飾板。
御影石:花崗岩。硬く、風化に強く、吸水率も低い耐久性に優れた石材。
2021(令和3)年1月1日
現場では、屋根瓦工事を施工しております。
屋根は本瓦葺きで、平瓦と丸瓦を組み合わせて葺く古来からの瓦葺き工法で施工しております。
瓦には石州瓦を使用しております。石州瓦は耐火度の高い原土を用いられているため、堅牢で凍害に強いとされています。
本葺唐草軒瓦や本掛瓦の下部には瓦座という細長い木の桟が設けられ、瓦の曲線による隙間を埋め、軒先の勾配を安定させています。
箕甲(破風の上)を納める掛巴瓦は、巴鏡面の上端の通りを通すよう角度を調整することで、妻側の屋根の曲線を美しく見せています。
瓦同士の隙間を塞ぐ面戸瓦は曲線に合わせて一枚一枚丁寧に削って調整することで土台部分を隠すとともに、雨水の浸入を防いでいます。
現在は本葺素丸瓦と軒巴瓦を葺き終わり、棟の施工に入っております。
本葺平瓦 :本葺きに使用される平瓦。
本掛瓦 :箕甲の掛瓦を本葺きとしたときに使用する瓦の総称。雨水の流れを破風側に流す働きをする。
本葺唐草軒瓦:軒先の瓦に唐草模様の入った瓦。
瓦座 :軒瓦の下のある曲線状の横木。軒瓦の勾配を決めると共に、安定させる部材。
掛巴瓦 :箕甲(破風の上)の螻羽に取り付ける巴瓦。
面戸瓦 :土台への雨水の浸入を防ぎ、又土台が見えないようにするために用いられる瓦。
本葺素丸瓦 :本葺き用の素丸瓦。瓦同士の継ぎ目を覆う働きをする半円形の瓦。頭の幅寸法と裾の幅寸法とに6㎜内外の差がある。
軒巴瓦 :本葺き工法等の丸筋の軒先端に使用する瓦。
2020(令和2)年12月5日
現在、屋根木工事が完了いたしました。
屋根材には主に地元の檜や松を用いることで、気候に適した長持ちする材料を使用しています。
軒桁,化粧梁・棟木・垂木等は柾目材を使用し、反りや収縮などの狂いが少ない材料となっています。
屋根の内部には、桔木という深く出た軒先の重量を支える構造材が入っており、天秤棒のように軒先を支えています。屋根を形作る反り垂木等の反った材料は、木材の目に沿って職人が削り出し、負荷がかかっても折れにくい構造となっています。
これらの材料は約5年から20年以上自然乾燥させたものを使用しています。
なお、野地板は正5分板(15㎜厚)を使用しております。
化粧垂木:表に見える垂木。屋根板を支える構造材であるとともに装飾材。
破風板 :屋根妻側において山形に取り付けられた板。
茅負 :垂木の端部に載る横木。
裏甲 :軒先の厚みを見せるために茅負の上に載る化粧板。
登り裏甲:破風板の上端に取り付けてある裏甲。
桔木 :茅負と裏甲で確保した厚みの部分に入る構造材。
梃子の原理を利用して長く突き出た軒先を支える材。
化粧板 :建物において見え掛かり部分に用いられる板。
野垂木 :小屋組み内部にあり外からは見えない屋根を支える垂木。
野地板 :屋根葺き材の下地材。
蟇股 :梁の上に取り付けられ、上部の荷重を支える装飾的部材。
大瓶束 :屋根の妻側に使われる瓶子形の束。
2020(令和2)年11月5日
10月6日に立柱式及び建前を行いました。
現在組立て木工事を行っております。
2020(令和2)年10月16日
現場では、縁石の設置及び土間下地打ちを施工いたしました。
現在は養生期間と取り、次の施工に備えております。
工場では、仮組立てによる木組みの確認調整を行っております。
2020(令和2)年9月29日
仏教こども新聞の今月のことばです。
新型コロナウイルスの影響で今夏に開幕する予定だった第102回全国高校野球選手権大会が中止になりました。
実は私も少年ソフトボール、中学生の部活では野球部に所属していました。
今では考えられない程のスパルタ教育で真夏の炎天下で「水を飲むな!!」と指導されたものです。
おかげさまで、少ない休憩時間にうがいをしながら水を飲むという特技を同級生全員が習得しました。(笑)
現在は休憩を適宜とり、水分補給はあたりまえですが時代が変われば常識も変わります。
あれから40数年、私自身変わり続けて今があります。
これからも私自身のみならず、あらゆるものが変わってゆきますがそれを仏さまは「諸行無常」と教えてくださいます。
「どんなものも変わってゆくけど、変わるという真理は変わらない」
いろいろなものが変わることを教えてくれる仏さまの真理だけは変わることがないのです。
2020(令和2)年5月31日
大法寺境内にある「多羅葉の木」にいままでに無い沢山の赤い実が。
今年は、大法寺公式HP開設、山門着工と「多羅葉の木」も喜んでくれているのでしょうか。
まだまだ大法寺にとって良い事がある前兆かもしれませんね。楽しみです。
2020(令和2)年2月10日
宗名 | 浄土真宗 |
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宗祖 | 親鸞聖人 ご誕生:1173年5月21日(承安3年4月1日) ご往生:1263年1月16日(弘長2年11月28日) |
宗派 | 浄土真宗本願寺派 |
本山 | 龍谷山 本願寺(西本願寺) |
本尊 | 阿弥陀如来(南無阿弥陀仏) |
聖典 | 釈迦如来が説かれた「浄土三部経」 『仏説無量寿経』 『仏説観無量寿経』 『仏説阿弥陀経』 宗祖親鸞聖人が著述された主な聖教 『正信念仏偈』(『教行信証』行巻末の偈文) 『浄土和讃』『高僧和讃』『正像末和讃』 中興の祖 蓮如上人のお手紙 『御文章』 |
教義 | 阿弥陀如来の本願力によって信心をめぐまれ、念仏を申す人生を歩み、この世の縁が尽きるとき浄土に生まれて仏となり、迷いの世に還って人々を教化する。 |
生活 | 親鸞聖人の教えにみちびかれて、阿弥陀如来のみ心を聞き、念仏を称えつつ、つねにわが身をふりかえり、慚愧と歓喜のうちに、現世祈祷などにたよることなく、御恩報謝の生活を送る。 |
宗門 | この宗門は、親鸞聖人の教えを仰ぎ、念仏を申す人々の集う同朋教団であり、人々に阿弥陀如来の智慧と慈悲を伝える教団である。それによって、自他ともに心豊かに生きることのできる社会の実現に貢献する。 |
本山 | 龍谷山 本願寺(西本願寺) |
年忌法要 | 和暦没年 |
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一周忌
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令和2年
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三回忌
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平成31年・令和元年
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七回忌
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平成27年
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十三回忌
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平成21年
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十七回忌
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平成17年
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二十五回忌
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平成9年
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三十三回忌
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昭和64年・平成元年
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五十回忌
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昭和47年
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百回忌
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大正11年
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七回忌
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平成27年
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寺院名 | 浄土真宗 本願寺派 青長山 大法寺 |
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TEL | 0868-57-3544 |
FAX | 0868-57-3543 |
住所 | 〒709-4614 岡山県津山市久米川南2871 |
地図 | |
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