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佛國山 大法寺

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寺院紹介

福岡県糸島市の豊かな田園地帯に佇む禅寺、大法寺。

その歴史は随分古く、室町時代に開かれたお寺です。

以来、この糸島の地で、

地域の方々とともに守られてきました。

中でも、本堂に安置されている「薬師如来像」は、

福岡県重要文化財に指定され、

健康に悩む人々のよりどころとなっています。

また、曹洞宗の大本山・總持寺の禅師、梅田信隆和尚の

誕生の地としても知られる由緒あるお寺です。

釈迦如来像(本尊)

中央に釈迦如来座像、向かって右に高祖道元禅師、左に太祖瑩山禅師の位牌を「一仏両祖」としてお祀りしております。

水子子育て地蔵

子どもの健全な育成を願う地蔵です。檀信徒有志の托鉢によって建立されました。


薬師如来像
(福岡県指定重要文化財)

平安時代末期の仏像です。左手に薬壺を持ち、病に悩む多くの人々を救ってきました。
また、お参りせずに前を通ると、馬から落とされるという伝説から「落馬薬師」とも呼ばれています。

落馬薬師伝説

 大法寺の「お薬師さん」は、元々はお寺の西方1キロメートルの山手に祀られていましたが、お堂が壊れたために当寺の門前(現在の石段の下)に移され、街道(現在の国道202号)に向かって安置されていました。​ 
 そのころから、この地域では原因不明の病、失明、手足のしびれなど病人が絶えませんでした。また、馬​に乗った武士が街道を通るたび、急に馬が立ち止まり、動かそうとすると振り落とされるという事故が頻繁に起こりました。​ 以後、この場所(現在の冬切地蔵堂付近)では馬から降りて通る習慣が生まれました。​ 
 このような話を、時の住職が聞き、落馬する場所が「お薬師さん」の正面にあたることや、この周辺の病人騒動も「お薬師さん」がこの場所に移されてから起こり始めたことなどから、この仏像の祀り方が原因かもしれないと考え、村人に相談をして境内にお堂を新築し、丁重にお祀りをしました。それからというもの、病気や落馬事故がなくなりました。​ 
 人々はお薬師さんの霊験のあらたかさに驚き「落馬薬師」と呼ぶようになり、この霊験におすがりして、病を治す人々のお参りが絶えなかったといわれています。​ 
 今日では、本堂内部に安置し、本尊様格でお祀りをしております。​ ​

(平安末期の樟による一木造/仏像丈約150センチ)​

吉井浜思ひ出の歌

歌碑

全国レベルの実力を誇った佐賀大学(旧制佐賀高等学校)水泳部唱歌「吉井浜思ひ出の歌」の歌碑です。
北原白秋が詞を監修、藤山一郎が学生時代にレコーディングをしました。ボニージャックスによるカバーもされています。
現在でも地元の人々に愛されている歌です。

沿革

 大法寺は、至徳元年(1384年)金田法允大和尚を開山として開かれた曹洞宗の古刹です。
 室町時代後期には衰退しましたが、一人の信仰心の厚い女性が現れ、地元の有力者の協力を得ながら伽藍を復興整備したといわれています。
 平成二年、火災により全ての建物が焼失してしまいましたが、檀信徒一丸となっての再復興が行われ今日の姿となりました。
 本堂内には薬師如来像をはじめ釈迦如来像、不動明王等の仏像が祀られています。また、境内地には秋葉堂、大師堂、鐘楼堂等を構えております。

場所

大法寺

福岡県糸島市二丈福井4576
JR筑肥線「大入駅」から徒歩15分

ギャラリー

本堂
釈迦如来像
山門からの様子
薬師如来像_説明板
石垣
柱(本堂)
秋葉神社
本堂_前景
石段
本堂_屋根
山号
上空から
本堂_前景
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初めてお越しの方へ

石段を上ると本堂が見えてきます。
車でお越しの方は、石段を向かって右に進んでいただき駐車場をご利用ください。

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駐車場からお越しの場合は、砂利道を通って本堂にお越しください。

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