DAIEI RECORD オーナー
BluesBand BOOKER'SのVocal
落合秀人
若い頃はジャズやフュージョン
AORを主に聴いていました。
なにしろ当時はソフィストケイトされた
音楽の全盛期でしたから。
ジャズの要素にロックのリズム
或いはソウルのエッセンスをブレンド
押し付けがましくなく軽くて
BGMに最適といった感覚で
聴いていた方も多かったと思います。
しかしそんな聴き方をしていた人ばかりでは無く
個々のミュージシャンの演奏スキルの高さや
バンドアンサンブルの妙を楽しむリスナーも多く
特にプロアマ問わずミュージシャン達に
絶大な影響力があった。
私は両方でした。
そんな中お気に入りのミュージシャン
或いはシンガーは
どんな音楽を聴いて来たのだろうといった
お決まりのコースをたどり始めます(笑)
R&B,ブルース,ゴスペルですね。
源流はなかなか手強かったです。アクが強くて(笑)
ブルースなんて、あの12小節の良さを理解するには
ちょっと時間が掛かりました。正直退屈でしたね。
そんな私にブルースの楽しさを教えてくれたのが
日本人のブルースマン『近藤房之助』さんでした。
彼の “ギター” “歌” もうぶっ飛びました。
今まで退屈だった12小節が彼の手に掛かると
嘘のように心に刺さるのです。
どこがどうぶっ飛んだのかと問われても“う~~ん”
なんとも答えようがないのですが
一言で言うならば「気」ですかね(笑)
テクニックとかそんな事ではない「気」でしょうね。
なにか辿り着きたい場所があって
そこに行こうとするけど中々行けない
みたいな・・・(笑)
オーティスラッシュなどはギターソロ40分なんて事も
あったそうです。
きっとどこかに辿り着きたかったのでしょうね。
そういった、なんというか「いなたさ」ですかね。
その葛藤からきっと何かが生まれるのでしょう。
そんなブルース・・・・
一度はまったら中々抜けれません。
みなさんも如何でしょうか?
ブルースというドロ沼に一度ハマってみませんか(笑)
良いブルースのレコードをたくさん
仕入れておきますよー!!