株式会社天野産業は、天野宏氏が代表取締役を務めている会社です。

廃電線・非鉄金属・木製ドラム再生加工や電気盤・トランス・発電機・鉄スクラップ・その他電気機器類の買い取り・回収・再生加工・販売業務、産業廃棄物収集運搬業といった事業を行っています。

そんな株式会社天野産業は、CSR活動にも積極的だと評判です。今回は、CSR活動とは何か、株式会社天野産業はどのような取り組みを行っているのか、などの疑問に答えていきます。

まずは、株式会社天野産業も積極的に行っているCSR活動について解説していきます。

CSRは、企業が組織活動を行う中で必要となる社会的責任のことです。

社会的責任は、従業員・クライアント・投資者・環境などに対する配慮から社会貢献まで幅広い内容に対し、適切な意思決定を行う責任です。取り組んでいる事業内容などによって、担うべき責任は異なるため、「これが課題だ」と断言することはできません。

つまり、それぞれの企業か課題を見つけ、それに向けて取り組むことがCSR活動になります。

CSRが注目されるようになった背景には、2000年代以降に食品の偽装表示などの不祥事が相次ぎ、国内外を問わず大きな問題となったことが挙げられます。

企業が生産活動を行う際の環境破壊に対しても、世界的に厳しい目が向けられるようになりました。

こういった点もCSRが注目されるようになった理由の1つとして挙げられるでしょう。様々な問題がある世の中で、社会的な信頼を得るためにCSR活動が重要視されるようになってきたのです。

CSR活動には、ボランティアも含まれます。しかし、ボランティアのように無償で行われるものだけではありません。

環境問題や社会問題、企業統治などに取り組む企業に対するESG投資は、リターンを期待するものなのでボランティアとは言えないでしょう。しかし、CSR活動の1つだと考えることはできます。

いずれも社会貢献するという点は同じですが、CSR活動は無償に限らない幅広い取り組みを指します。

天野産業は昭和54年に創業、平成14年に設立された会社です。事業は主に廃電線や非鉄金属、電気盤などの買取・回収を行っており、さらに加工をして再生資源として販売しています。

本社だけでなく、支店が全国各地に7ヶ所設けられており、対応エリアも拡大中です。

株式会社天野産業は、積極的にCSR活動を行っています。

続いては、具体的にどのような取り組みを行っているのかご紹介します。

株式会社天野産業では、東日本大震災義援金や被災地復興、被災者救援などの寄付を行っている会社です。

寄付を行うことで、日本赤十字社や厚生労働大臣から表彰されるという実績も有しています。

各種ボランティア活動にも株式会社天野産業は注力しています。具体的には、クリーン活動や地域通学路安全対策、東日本大震災支援活動、台風20号災害復旧ボランティアなどです。

クリーン活動は、「ゴミゼロ」を合言葉にした地域清掃活動です。

地域通学路安全対策は、ガードレールが整備されていない場所にガードレールを設置するなどの取り組みを指します。

東日本大震災支援活動としては、被災地の方に対して株式会社天野産業ができることを考え、現地で支援を行うためのスタッフ派遣を行いました。

台風20号災害復旧ボランティアを行った際は、7日間にわたって社長をはじめとした20名の社員が協力し、作業を実施しました。

避難訓練、AED講習は、災害などの緊急事態が発生した時、人命を守るための適切で迅速な対応ができるようにするための取り組みです。

万が一の時に対応できる力を身に付けることが目的です。

仕事体験は、近隣の小学校や中学校の生徒に対して社会科見学の一環として、協力して行っている取り組みになります。

株式会社天野産業がCSR活動を積極的に行っているのは、メリットがあるためです。

最後に、CSR活動を行うことで企業が得られるメリットについてご紹介します。

CSR活動を行うことで、企業のブランディングにも繋がります。

なぜかというと、経営姿勢に着目して評価する人や環境に対する関心が高い人が世の中には多数いるためです。CSRに対して積極的に取り組んでいる企業は、そのような人からの評価が高くなります。

それに伴い、ステークホルダーの利益に対して責任を持っているというイメージも確立され、競合他社との差別化にもつながります。

また、ステークホルダーからの信頼も向上するため、株式会社天野産業のように積極的に取り組むメリットは大きいと言えるでしょう。

CSR活動を行うと企業イメージが向上し、優秀な人材を獲得できるチャンスが高まります。

中小企業の場合、大企業と比べると知名度がそこまで高くなく、労働条件や福利厚生などで劣ってしまう部分も少なくありません。

CSRの推進が進むと、それ以外の部分でも他社と差別化しやすくなります。働きやすさや働きがいを重視する人材の目にも留まりやすくなるでしょう。

優秀な人材ほど、そのような点に重きを置いた転職活動を行っているケースが多い傾向にあるので、CSR活動を行うメリットは非常に大きいです。

CSR活動を行う際、自社の活動に関するコンプライアンスチェックが行われます。コンプライアンスチェックを徹底的に行うことで、会社全体のコンプライアンス意識向上につながります。

企業全体で法令順守の意識を持って毎日の作業に取り組んでいれば、民事や刑事、行政上のペナルティを受けてしまったり、信頼が損なわれてしまったりするリスクを大幅に低減できます。これも、企業にとって大きなメリットです。

企業にとってこのようなメリットが享受できるのは非常に魅力的なので、株式会社天野産業も積極的に行っていると考えられます。

株式会社天野産業は、社会貢献をするための取り組み・CSR活動にも力を入れています。幅広い取り組みを行っていることから、地域での信頼も厚いと考えられます。

CSR活動を行うメリットでも紹介したように、企業にとって魅力的な取り組みです。

株式会社天野産業は今後も様々な活動を行い、地域・社会に貢献していくでしょう。