「貧困」「平等」「気候変動」「資源の枯渇」、私たちの身の回りを取り巻く問題は多岐にわたり、それらの問題は、今や世界次元にまで引き上がっています。この問題に対して世界の多くの国々は、自己の利益ばかり考え、その結果戦争や紛争を引き起こし、多くの人が過酷な環境を強いられています。

愛知県名古屋市を中心とする東海地方においても、一見不自由なく生活が営まれているように見えて、そこには貧困、差別、犯罪など多くの社会問題が存在しています。その背後には都市化に伴う人間関係の希薄化が影響を与え、新型コロナウイルスの流行により、そこに更に拍車がかかっています。このような問題を解決し子ども世代、孫世代までもが安心して自分のまちに誇りを持って笑顔で暮らすことのできる明るい未来をいかにしたらつくることができるでしょうか。そんな問いに答えるべく、「大学内でSDGs を推進したい!」という有志学生たちの声によって、本イベントは立ち上げられました。

教授が専門分野において究めてきた学問の知識(knowledge)と、学生がうちに秘める情熱(passion)とを掛け合わせるとき、社会の問題を解決し、未来を創造する力(solution, innovation)を生み出すことができると私たちは考えます。ここで多くの学生や教授がSDGsに対する認識を深め、日本や世界を変える新たな発想、力が生み出されることを期待しています。