儲かると話を聞く「コインランドリー経営」って興味がありますよね。最近、不動産投資は物件価格が高いし、太陽光発電は売電価格の下落が気になります。
コインランドリー経営は、利回りがよく、手離れも良く、節税にも向いた土地活用方法です。ただし、立地やターゲット設定などマーケティング的な思考が必要になります。
この記事では、コインランドリー経営についてご紹介します。ぜひ、じっくりご確認下さい。
① |
コインランドリー経営の5つの魅力 |
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② |
コインランドリー経営の採算・収益性、費用 |
③ |
コインランドリー経営の市場性 |
④ |
コインランドリー経営のデメリット・失敗リスク |
⑤ |
コインランドリー経営に特に向いている人 |
⑥ |
コインランドリー経営の5つの成功策 |
⑦ |
コインランドリー経営・開業するには |
⑧ |
コインランドリー経営・開業(おわりに) |
巻末特典 |
収益最大化プランの無料作成 |
③ |
コインランドリー経営の市場性 |
コインランドリー経営は平均利回り約15%と言われ、他の投資手法よりも高い利回りが魅力です。
粗利率が約5-7割と言われるほど高いのです。初期投資額を約7~10年で回収するモデルが多く、不動産投資と比べても収益化が早いです。
ローン終了後は「1店舗あたり月約30万円」の粗利が一目安で、3店舗出店で月100万円の不労所得も視野に入ります。
コインランドリー経営は「無人」で行えるため、時間と人件費がかからないのが大きなメリットです。
現金回収や、外注可能な清掃くらいの手間で、基本的にはあまり時間がとられません。
コイン投入型の洗濯機が料金回収を行ってくれるために、料金未回収のリスクもありません。
コインランドリーの設備投資は、最大100%「即時償却」でき、節税メリットが大きいです。
通常は耐用年数の13年間に分け減価償却しますが、「中小企業投資促進税制」を利用することで、その年に最大100%の即時償却を行うことができます。
収入が多い方が節税と投資を兼ねたい時などに効果的です。
コインランドリーの経営をすれば、相続税対策に高い効果を出します。
たしかに、アパマン経営でも相続評価額が50%軽減されるのですが、コインランドリー経営なら80%軽減されます(400㎡までの土地)。
例えば、もし1億円の土地にコインランドリーを開店させれば、土地が2,000億円の扱いになるのです。
コインランドリー経営は、土地の形状を問わない点も魅力です。
住宅やアパート経営を行いずらいような、変形地や狭小地でも、コインランドリー開業はできます。
もし小さな店舗でも、立地によって十分な売り上げも期待できるのです。
コインランドリーの機械は約20年間以上使い続けることができ、ローン終了後も長く稼ぎ続けることができます。
たしかに、法定耐用年数は13年間なのですが、しっかり管理すれば実際には約20-30年間使えるのです。
コインランドリーは地域に根差した商売のため、顧客にも一度使ってもらえればリピート率は高い収入源になります。
コインランドリー経営は平均利回り約15%と言われ、約7~10年程度での投資回収が目安です。
マンション投資などと比べ高い利回りを実現する人も多いのです。
それでは、売上や原価、開業資金を詳しくみていきましょう。
コインランドリーの開業に必要な資金は、一般的に約1,000~2,000万円程度の場合が多いです。
機材に約1,000~1,300万円程度と、内装や看板・給排水工事などに約400~700万円程度などです。
機材費は例えば、業務用洗濯機が1台約150万円前後×4台、乾燥機を1台約50万円×8台で購入で、計1,000万円などです。
コインランドリー開業の初期投資に自己資金が無くても、事業用ローンを活用する方法もあります。
政策金融公庫でフルローンを借りることで、自己資金無しで事業開始する方もいらっしゃいます。
コインランドリー店舗の平均的な売上は約60万円前後です。
約10~15坪で洗濯機を3-4台・乾燥機7-8台を置いた時です。立地が良ければより高い売上も期待でき、全国平均月80~120万円とサイトで紹介している某コインランドリー運営会社もあります。
ただし、立地が悪く客が少ない場合もありますし、開店してしばらくの間は売上は少ないです。
コインランドリー店舗での月約60万円の売上とは「1時間平均3人の利用」の状況です。
「平均客単価600円×1時間3人×1日12時間×30日間=648,000円」になるのです。「1時間3人」なら実現できそうですよね。
コインランドリーは顧客獲得に時間はかかりますが、緩やかに売上が上昇していきます。
コインランドリー経営は、毎月の維持費が安いとされています。月の一目安は約30-40万円などです。
例えば、賃料約18万円、光熱費(売上の約20%)約12万円、清掃人件費約3万円、雑費約2万円で、合計35万円などです。
たしかに、立地が良ければ「賃料」は高くなりますが、その分の高い売上が期待できます。
※ 別途、『機材費』がありますが、ここでは「開業資金」の項目として次で紹介しています。
コインランドリー経営は、一般的には投資金額を約7から10年ほどの短期間で回収する人が多いとされています。
回収後は、ローンの支払いが無くなるために、月の粗利がそのまま手元に残ることとなります。
もし少しシビアに予測を立て、より長く約10~15年ほどかかったとしても、不動産投資と比べると早い投資回収です。
コインランドリーは、忙しい主婦の利用が増加し、市場が拡大していると言われています。
今や利用の約8割が主婦と言われるほど。夫婦共働きで仕事もしながら、子育てにと忙しい主婦が、家事を効率化するためにコインランドリーを利用するのです。
普段は家の洗濯機を使うものの、布団など大きな洗濯物がある時や、雨天が続いた時、週末に洗濯物が溜まった時などにコインランドリーを利用します。
コインランドリーを利用するのは、主婦だけではありません。
シニア世帯のベテラン主婦でも、重たいものや、季節のものを洗濯したい時に使う方はいます。
またエリアによっては、従来利用層としてイメージされていた、学生や、単身男性、独身男性などの利用も引続き多いです。
コインランドリーは、各季節ごとに利用者が増えるトピックもあり、通年利用が期待できる事業です。
天候が悪い時、旅行・外出が増える時、季節のものを使う時などが大きな利用タイミングとなります。
「春」は花粉やPM2.5対策、GW旅行関連。「夏」は梅雨、衣替え、お盆の客布団、夏休み旅行関連。「秋」は台風やシルバーウィーク。「冬」は大掃除、こたつ等です。
コインランドリーは、不景気の影響も受けずらい、安定した事業であることも魅力です。
洗濯はどんな時にでも必要な、生活に密着しているものです。そのため、不景気の浮き沈みの影響も受けずらいのです。
しっかり顧客を取り込めば、単価もそこまで高くはないために、リピート利用が期待できます。
コインランドリー経営も、他の投資と同じように初期投資は必要になります。
約1,000~2,000万円といった一定額を、自己捻出したり、事業用ローンを組むことができる必要があります。
また10年、20年と長くコインランドリー経営を行う間に起こりうる、機材の修理・交換などに対応できることも必要です。
もし、初期投資だけで資金が枯渇してしまう方は経営が難しいです。
コインランドリーは、お店の顧客が増えるまでに時間がかかる事業です。
一度来ることでリピーターになる可能性は高くなりますが、その初来店の顧客は約5年間くらいをかけて徐々に増える性質であることを知っておく必要があります。
コインランドリーへの投資で、毎月の必要経費分の売上が立つまでには約1~2年間はかかることを想定しておきましょう。
特に最初の1カ月間は、売上が10万円にもならないこともあります。
コインランドリー経営では、売上・原価の予測を厳しく行っておきましょう。
よく、フランチャイズで問い合わせて、本部からもらった楽観的なシュミレーションで安心しきってしまう場合などがあります。
自身で悲観的な場合もシミュレーションを行い、黒字化まで時間がかかる場合も想定しておく必要があります。
コインランドリーは、あなたが運営する店舗の近くに、新しい別のお店がオープンする可能性もあります。
特に、あなたのお店が繁盛するほど「需要があるエリア」と見られる可能性が高まります。
他のお店にお客を奪われないためには(逆に、他のお店からお客を奪うためには)あなたの経営力が問われます。
例えば、魅力的な店舗作りや、キャンペーン価格設定を行うなどです。
対策として行えることの例を、後ほどご紹介します。
コインランドリーはここまで紹介してきた通り、約1,000~2,000万円の初期投資が可能な方が行える投資方法です。
さらに、顧客を獲得するまで時間がかかる性質のため、初期投資に加えて約500〜1,000万円などの余裕資金も見ておく必要があるでしょう。
コインランドリーは顧客獲得まで時間がかかる性質のため「顧客を増やす施策」を楽しんで考えられる方は、特に向いているでしょう。
立地・店舗作り・価格設定・宣伝施策など、自身で課題を見つけて、対策を練り実行することが苦で無い方は、他店舗と比べて一歩リードしやすいでしょう。
土地の相続節税を行いたい方は、コインランドリー経営をすれば、400㎡までの土地なら、相続評価額が80%軽減されます。
また、他事業で儲かりすぎて節税したい方は「中小企業投資促進税制」を利用すれば、最大100%の即時償却をその年に行うことができます。
コインランドリー経営は、まず何より「立地」は重要です。
特に利用が増えている「主婦」が住んでいたり利用しているエリアの、住宅地、学校の近く、スーパーの近くなどは利用されやすくなります。
ただし、もし人気がある新しめの競合店がある場合は、そのエリアは避けた方が無難です。
特に、車利用があたりまえの地域では、駐車スペースも確保しましょう。
通行量が多く、ただし入りやすいような片側1車線の道路沿いだと、より利用されやすいでしょう。
道路から見やすいように、道路に接する面も幅広い方が、より車が入ってきやすくなります。
コインランドリーは、気軽に安心しては入れるような空間作りが大切です。
まず、明るく・清潔に保つことは大前提です。女性が一人で入りやすいようなお店作りを心がけましょう。
特に、利用する間に休憩できるスペース(テーブルと椅子)や、自動販売機を用意したり、音楽BGMを流していると過ごしやすい空間になります。
カフェやバーの代替となるような「リラックス空間」の打ち出しは昨今の潮流です。
さらに、洗濯時も休憩時も安心して時間を過ごせるような「防犯カメラ」も用意しておきたいところです。
・防犯カメラと自動販売機の設置(無料)
コインランドリーを、より主婦向けに一歩踏み込んだ内装にリフォームすることも、集客術の一つになります。
例えば、かわいらしい壁紙を選んだり、絵や人形などで飾りつけをしたりするなどです。「カフェのような店舗作り」をイメージしてみましょう。
内装や、設備などをリフォームするのも一つの手です。
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また、リフォーム以外にも、柔軟剤ブランドや小物にこだわなるなども工夫できる方法の一つです。
さらに、子連れでも利用しやすいような、キッズスペースがあったり、授乳スペース・おむつかえ台などまであったら、より重宝されるでしょう。
もしそこまで用意できない場合、近くにそれらがあるスーパーやカフェなどの店舗があると強みになります。
また、最近では、老若男女が利用できて時間つぶしにもなる、マッサージ機を設置する店舗なども増えています。
コインランドリー出店時は、「天気が良い夏」が『過ぎたタイミング』での開店で、勢いをつけましょう。
コインランドリーは「天気がいい」と利用されずらく、夏の8・9月は1年の中でも最も利用されない傾向にあります。
そこで9月末頃に出店し、10月以降の「台風、天候が悪い冬」シーズンから始める事で、スムーズな立ち上がりの手助けとなります。
もしも、近くにコインランドリーが出店することが分かったら、相手の手鼻をくじきましょう。
競合店が出店する時期に向けて、セール価格を設定し、近隣にチラシを巻くなどです。
新聞折込や、ポスティングは約1万円前後から、インターネット注文で気軽に行うことができます。
コインランドリー経営では、常に顧客に喜ばれる工夫を考えましょう。
例えば、顧客が少ない時間帯に「限定セール価格」を実施するなどです。
あなたが考える小さな工夫の積み重ねが、競合店舗との大きな差別化につながっていきます。
コインランドリー経営は、市場調査、店舗プラン作成、具体準備と進んでいきます。
あなたがコインランドリーを検討しているエリアの特性を確認した上で、具体的な検討を行っていきます。
実際に店舗準買い出来たら、保健所に届けて、宣伝を開始し、店舗オープンとなります。
まずは、市場(エリア)調査を行なう必要があります。
コインランドリーは立地が最重要です。人口、立地(周辺施設の状況や、人通り)、周辺住人や競合店などについて調べ、その地域に合わせた収益シュミレーションが必要です。
商圏バリア(線路などお店に行くまでの障害)、各種導線(駅導線、買い物導線、住宅導線)などによっても売上は影響を受けます。
ここまで読んで頂いた方に、巻末特典のご案内です。
コインランドリー経営「収益最大化プラン」の作成です。
あなたが希望する立地での「エリアの市場調査書」をレポート、さらに「収支計画書」を全て無料でもらえます。
コインランドリー経営は、利回りが良く、手離れもいいメリットがあります。
さらに、即時の減価償却や相続税評価減など、節税メリットも大きいです。
ただし、初期投資が約1,000~2,000万円程度必要になってくるために、失敗しない充分なプラン作りを行うようにしましょう。
コインランドリー経営を検討してみたい方に役立つのが「収益最大化プラン」の無料作成です。
儲かるコインランドリー経営にとっては「立地」が最重要です。中でもまず希望エリアの『市場調査書』を作ってもらえる事がまず大きなメリットとなります。
「周囲の事業所数や昼間人口、有配偶者人口、高齢者人口、独り暮らし人口」など詳しく地域を知ることで、例えば「50代の女性が多いので、羽根布団を洗うニーズが高いはず」など、きめ細かな分析が可能になるため今すぐ利用する価値があります。