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日本からの遠隔コミュニケーションと短期間の現地渡航を組み合わせ、社会的事業の経営課題にチームで挑む。働きながら、世界と社会と自分のつながりを見つめ直す、変える。
「もっと何かにチャレンジしたい」「この社会を変えていきたい」「いつか世界を舞台に活躍したい」「次世代により良い日本を残したい」。しかし、「実際、どうしたら良いのだろう?」と、漠然とした想いを抱えている方は多い。共創プログラムでは、次の一歩へつながる “何か” を掴む機会を提供する。
インドネシアは、人口2億4千万人、経済成長率5%を超える新興国。経済発展の一方で、国民の半数が貧困層と言われ、経済格差・工業化のひずみ・自然災害などに直面している。
それらの社会課題に正面から向き合い、より良い社会を創るために奮闘している社会起業家がいる。インドネシアではエリート層でもある彼らは、なぜその道を選んだのだろうか、彼らの目には世界はどのように映っているのだろうか。
新興国ならではの躍動感・スピード感を目の当たりにしながら、ソーシャルベンチャーの経営課題に取り組む3ヶ月。机上の知識だけのディスカッションではなく、現地のフィールドを訪問し、自ら経営や事業に参画し、実践していく。同じ想いと悩みを持ち、それでも一歩を踏み出したいと考えている国内メンバーと、インドネシアの社会的事業に取り組む団体メンバーが、一つのチームとなり、プロジェクトをやり遂げる。
この経験は、グローバルな視野と、自身への自信と、志を共にする仲間を得て、次の一歩を踏み出すきっかけとなるはずだ。
本プログラムの企画及びファシリテートは、ソーシャルベンチャー・NPO向けプロジェクトを企画・運営する二枚目の名刺と、新興国での社会課題解決型ビジネス創り・社会企業経営コーチのプロ集団であるGEMSTONEの共催。両組織の持つコミュニティへの参画も、今後のキャリアを創っていく上での大きなヒントになるだろう。
「自分への自信とチームへの信頼」
「自分への自信とチームへの信頼」
組織や立場を超えて社会のこれからを創ることに取組む人がもつ名刺、それが「2枚目の名刺」。「2枚目の名刺」を持つきっかけづくり、「2枚目の名刺」をもつことが当たり前の社会になるような雰囲気づくり、「2枚目の名刺」を通じて社会人・NPO・企業の変化を同時に実現することに取組んでいる。
・設立:2009年9月(2011年2月 NPO法人格取得)
・Webサイト:http://nimaime.com
・Facebook:https://www.facebook.com/Nimaimenomeishi
・2枚目の名刺 Webマガジン:http://magazine.nimaime.com/
【主な活動内容】
社会人が2枚目の名刺を持つきっかけ作りとし、社会を創ることに取組む団体(NPO:Not-for-Profit Organization)と社会人の出会いの場「Common Room」、NPOと社会人がチームを組んで協働する実践の機会「サポートプロジェクト」を実施している。
GEMSTONEは人や組織が大切にしているものをリソースに、 その可能性を最大限に引き出し、 想いが輝く事業創りをサポートする プロフェッショナル集団です。より良い社会・世界を創る事業・組織創りに取組んでおり、新興国におけるビジネス開発支援、社会的事業の企画・共創、個人・組織向けコーチングやワークショップなどを実施しています。
・設立:2017年10月
・Webサイト:http://www.gemstone-global.com
・Facebook:https://www.facebook.com/Gemstone.global/
【主な活動内容】
新興国における社会課題解決型ビジネスの事業開発、推進参画日本国内における法人向け(企業/非営利団体)の経営及び事業開発、推進参画法人及び個人向けコンサルティング、コーチング及びワークショップなど。
1980年生まれ。国際基督教大学卒業、JETROアジア経済研究所開発スクール修了、オクスフォード大学MBA。幼少期のパキスタンでの生活を原点に持ち、大学時代にカンボジアでのNGOインターン等を経験。ヤンマー株式会社を経て、2014年より新興国の社会課題を解決する事業の開発・実行支援に従事。2015年に共同創業した(株)オリナス・パートナーズを経て、2017年に一般社団法人GEMSTONEを設立。日本国内・新興国・途上国において、社会を変える人や組織と共創し、事業を創り出している。ピアニスト/音楽作曲家の妻を持ち、6歳と1歳の娘の子育て中。
参加者14名と共に、プログラムキックオフを開催しました!
14名の方々はそれぞれの想いがあってこのプログラムへの参加を決めてくれました。これから共に3ヶ月間を熱く過ごし、多くの刺激的な学びを得てもらえたらと思っています。
自己紹介に合わせて、各自の想い、得意なこと、達成したいことを共有し、仲間としての一歩を開始しました。共創団体の2つ「Krakakoa」と「WeCare.id」を紹介してチーム決め。自身が「やりたい」と思う団体に手を挙げてもらいました。これからプログラムを進めるにあたって、様々な知識・スキルが必要になってきますが、参加者が「やりたい」と思う気持ちによってチームを組成し、出来たチームメンバーのスキルを織り重ねながら、プロジェクトを進めていきます。
さっそくチームで集まってキックオフ。今後のどのように共創団体とやり取りするか、チーム名、チームのステーク、次回のMTG日程、コミュニケーションツールなどを固めつつ、互いを知り、仲間となっていく重要なミーティングです。本社は首都ジャカルタにありますが、フィールド訪問のため、バリ島から渡航を開始しました。初日は、創業者のサブリナ氏とマーケティングマネージャーのマルティナ氏との打ち合わせ。互いに自己紹介をして、これからの共創プログラムの目的を再確認。その後、Krakakoaのショップを視察、Krakakoaの伝えたいメッセージ・強みを理解し、プロジェクトにてフォーカスする課題の現状理解とアイデア出しを開始しました。
夜は、その日を振り返りつつ、チーム個人の強み・関心、大切にしている価値観、プロジェクトで成し遂げたいこと、チームでの仕事の仕方を進化させるアイデアなどを共有し、豊かな時間となりました。
2日目は、バリ島の西端にある地域を訪問し、カカオ農家とカカオ生産者組合へインタビュー!現場に五感を使って浸り、気持ち良い空気を吸い、カカオ産業の現状、地域の活性化施策、サステイナブルな農業への想いをていねいに伺いました。彼らの想いや言葉や課題を、チョコレートを買ってくれる方々にどう届けるか。カカオ農園を訪問することで、生産者のピュアな想いに繋がることができ、原点から始まる議論となりました。こうした活動を共にする仲間がいるっていいな、と強く思う一日でした。
3日目は首都ジャカルタへ飛び、Krakakoaのセールスマネージャーとの打合せを行い、高級スーパーを巡り歩いてジャカルタ市内の市場調査、そしてチームにて議論し、今後の方針を決めていきました。現地初日は、首都ジャカルタにあるWeCare.idオフィスで開始。
日本人チームからWeCare.idへ、これまでに練ってきた仮説をぶつけ、確認のための質疑応答。はじめは少し遠慮気味だった日本人メンバーですが、どんどん議論が加熱して止まらなくなる勢い。午後は、WeCare.idに寄付をしているドナーへインタビューを行い、意識の高いドナー達の予想の上を行く回答で驚かされつつ、良い意味での「裏切られた感」を感じました。ナマの情報やWeCare.idチームとの熱い意見交換は、渡航したからこそ得られる貴重な体験です。
2日目は、WeCare.idからの支援を受けている患者さんを訪問。日本人チームは二手に分かれて、患者さんが入院している病院、患者さんのご自宅にてインタビュー。インドネシアの患者さんの現実は、日本人には思いもよらない不公平や格差があり、難しい背景を含んでいました。それでもたくましく生活している患者さんやその家族に会うことができ、各メンバーの「どうしたら貢献できるか?」というココロに火をつけたよう。
3日目は、WeCare.idが支援する患者さんを受け入れている病院を訪問。この病院は北ジャカルタで唯一、国民健康保険(BPCS)に加入していない患者を受け入れています。インドネシアの医療・BPCSなどの現状や課題などの説明を受けながら、メンバーから怒涛の質問。渡航前のリサーチ、滞在中のインタビューをする中で出てきた質問をぶつけました。
帰国前のWeCare.idとのディスカッションは、互いに良い目線で、プログラム中に達成するスコープの最終確認と情報収集。どんどん議論が活性化し、メンバーもどんどん自発的に必要な情報を取りに行く最高の状態に。現場を見て、自分たちが解決したいと思う問題に、同じ想いの仲間と全力で取り組む体験は言葉にできないほど楽しいものです。それはメンバーが持っている熱い気持ちから生み出されるものだな、と改めて感じる渡航でした。
共創プログラムが開始してから1ヶ月半。このタイミングで参加者全員と集まり、プロジェクトの進捗やチームの関係性を見つめ直す日として「振り返りDay」を行いました。
各チームより、先日の中間報告にて共創団体へ報告した内容を共有。課題や悩みを整理しながら、小チームに分かれてディスカッション。異なる共創団体とプロジェクトを行っていても、直面する課題には共通する部分があり、それを互いにフレッシュな視点で意見交換することが、自分たちのプロジェクトへの新しい視点の発見にもつながっていく。
後半は、チーム毎にメンバーの関係性を取り扱っていきました。自分のやりたいことを実現できているか、チームとしてより大きなパフォーマンスを出すためにどう工夫できるか、これからやりたい新しいチャレンジは何か、自分自身を変えていくためにどんな1歩を踏み出したいか、などなど。最後に、伴走ファシリテーターと参加者の個人面談にて、個々人のキャリアや悩みにフォーカスした対話の時間を持ちました。
自分とチームの関係性や、自分自身に触れる時間を持つことで、メンバーの内から湧き出すエネルギーが増していく。それがプロジェクトの更なる価値を生み出すことにつながっていく。共創プログラム参加者のより深い学びにつながることを願っています。Krakakoaチーム(4日間:8/29~9/1)
前半は2つのチームに分かれて活動。一つはバリ島を中心に、Krakakoaのショップへ訪問し、観光客を増やす施策を検討。もう一つは、スマトラ島を訪れ、インドネシアの自然や動植物、Krakakoaのカカオ農家を取材。後半、全員がバリ島に集まり、プロジェクトをディスカッション。
Krakakoaチームは合計で5つのプロジェクトを動かしています。ここまで2ヶ月間、検討し、作業し、様々な可能性を掴むために創り上げてきたものを、再度並べて眺めながら、再構築し、最大の成果となるように組み立てていく。創業者サブリナ氏に意思決定をしてもらいながら、マーケティング担当のマルティ氏に意見をもらいながら、日本人チームとしてのアウトプットを積み上げる。チームでの議論と、黙々とした作業時間を繰り返し、徐々に成果として形が現れてくる。今までの迷走や考えあぐねたことが、日本人チームやサブリナと話す中で、判断軸が明確になり、視界が開け、進むべき道が見えてくる。アイディアが形になり、5つのプロジェクトが絡み合って、チームとしての成果につながっていく。
この2ヶ月、たくさんのアイディアを検討し、トライし、時には不安になったことも。渡航してチームメンバーが顔を合わせてディスカッションすることで、共創しながらプロジェクトを創り上げる楽しさを感じる時間となりました。そしてサブリナ氏に、Krakakoaを設立するに至った経緯、これからのインドネシアの展望、Krakakoaが社会にもたらすインパクトや可能性を、しっかりインタビューすることで、さらに一段と深い理解ができ、腹落ちした渡航となりました。
たくさんのディスカッションの中で、常に「Krakakoaのチョコレートの販路を広げて、カカオ農家を支援しよう。プロジェクトを成果をしっかり出そう」というゆるぎない意志が真ん中に置かれ、日本人チームのメンバーがその想いを共有し、そこに集うからこそ生まれてくるものがある。あまりの作業ボリュームに、睡眠時間が心配になるチームですが、手応えと充実の顔つきが頼もしいです。
8名2チームのWeCare.idチーム。
初日はWeCare.idのメンバーにしっかりと業務インタビューを行い、今後どのようにチームに仕組みを導入していくかを検討。もう一方のチームは、企業クライアント候補と、保健庁との打ち合わせに同席し、医療・ヘルスケアをどのように社会へ浸透させていくかについて協議。午後は、これまで2ヶ月間のディスカッションとトライアルを、WeCare.idチームへ向けて報告し、これからの組織の活動をどのように行っていくかの頭出しをしました。
2日目、日本人チームがファシリテーターを務めながら、WeCare.idチームのワークショップを開催!創業者ギギ氏とWeCare.idのメンバーが、共にすわり、ざっくばらんに話し合う場になりました。働く個々人がどのような未来を描いているか、その未来にWeCare.idはどう位置づけられるのか、WeCare.idが抱える課題は何か、どう解決していけるのか。「こういった話し合いはチームでしたことがなかった」「もっと話し合っていけばより良くなっていく」チームが手応えを感じられる時間となりました。
3日目は、直近の活動について具体的な施策を練る戦略会議。活動のコアとなる寄付者とのコミュニケーションが整えば、足元の活動は順調に進み、より大きな未来へのビジョンを描くことができる。WeCare.idチームと日本人チームの目線が合わさり、ビジョンの話しだけではなく作業にどう落とし込むかを行き来することで、より具体的に進めていける実感がわきました。
日本人チームのディスカッションでは、折に触れて、7月に会った患者のこと、WeCare.idチームのメンバーのこと、仕組みをWeCare.idに残したい、という前向きな想いが端々に現れ、メンバーのモチベーションが一段と加速していく。たくさんの愛が溢れるディスカッションが続いています。