「神に従う人のためには光を、
心のまっすぐな人のためには喜びを、
種蒔いて下さる」(詩編 97編11)
2025年度が始まりました。教会の第一の使命は、「み言葉をべ伝える」ことです。この「み言葉」は、弟子達がイエスから聞いた言葉です。この「言葉」には、十字架を通して示された、「イエスの深い愛と命」が込められています。イエスの「み言葉」は、単なる良い教訓などではなく、生きて働き、力を持った生き物のようなものです。イエスの言葉を聞いて、信じた者の上に、大きな光と喜びが与えられるのです。聖書にこうあります。「神は、従う人のために光を、心のまっすぐな人のために喜びを種蒔いて下さる」。み言葉の種がかれると、いつの日か、その種が芽を出し、花が咲き、豊かな実が実るのです。この神の力を信じて、私達は、み言葉を蒔き続けましょう。
イエスの時代、ユダヤ人が一番願っていたことは、「神の赦し」と「国の再興」でした。旧約聖書の最後にこうあります。「神が国を興して下さる主の日が来る。その前に神は預言者エリヤを遣わす」。今ユダヤ人の前に現れた洗礼者ヨハネは、預言者エリヤを彷彿とさせる人物でした。「主の日が来る」。それはユダヤ人にとって喜びの日であると同時に、裁きの日でもありました。主の日が来る前に、まず自分の罪を消しておかなくてはなりません。ですから、「悔い改めよ。天の国は近づいた」と叫ぶヨハネの声に従い、ユダヤ人の国中から人々が集まり、「罪の告白」をしてヨルダン川で「洗礼」を受けたのです。
救い主と出会う前に人がしなくてはならないのは、「罪の告白」です。私達も洗礼を受ける前に「罪の告白」をし、また毎週の礼拝の度に「悔い改めの心」を携えて神の前に出るのです。「悔い改める」とは、「自分を空(から)」にすることです。自分が空になって初めて神の救いが私達の内に満たされます。この生き方を貫いたのが、洗礼者ヨハネです。彼は、自らを誇ることなく、ただ救い主を指し示す、一本の指となりました。私達も、自分の、かつての業績を一切誇ることなく、生涯イエスを指し示す一本の指となって、主にお仕えするのです。
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