がんの治療方法や抗がん剤の副作用について

日本はがんによる死亡率が高いといわれています。誰もががんになる可能性はあるのですが、がんの治療法にはいったいどのような方法があるのでしょうか。ここでは、現在行われている主ながんの治療方法についてまとめてみました。また、抗がん剤の副作用についてもご紹介したいと思います。

手術療法

がんの治療法としてまず挙げられるのが、手術療法と呼ばれるものです。がんの病巣を外科手術によって切除する方法です。がんは患部だけでなく、周辺の組織に転移することも多いのですが、外科手術では転移した先の病巣も一緒に排除します。
 
がんの治療法においてはもっともスタンダードな方法で、症状が進行していても手術が行われることは少なくありません。もちろん、切除可能な状態であれば、という条件はつきますが、現在でも積極的に行われている治療法となります。がんの元を一度に切除でき、完治できる可能性も高いのが外科手術のメリットといえるでしょう。
 
直接体にメスを入れる方法になるため、傷が残りやすいのがデメリットです。また、切開や切除などを行うため体にかかる負担も大きくなりがちで、回復するまでにある程度の期間を要するのもデメリットといえるでしょう。
 
手術を行った患部によっては、身体機能が著しく損なわれることもあります。そのため、近年では切除範囲を可能な限り少なくするなど工夫が行われています。

薬物療法

化学療法とも呼ばれる治療法で、こちらも手術療法と同じくスタンダードな方法です。抗がん剤を使用し、がん細胞のせん滅や増殖を回避します。抗がん剤は主に点滴で行われることが多いですが、ほかにも内服薬の服用や注射で直接投与することもあります。
 
抗がん剤を体内に投与すると、血流に乗って全身に有効成分が行きわたります。そのため、わずかな転移に対してもそれなりの効果が見込めるのが大きなメリットといえるでしょう。ただ、抗がん剤による治療にはさまざまな副作用がつきもので、これが大きなデメリットとなります。抗がん剤の副作用については後ほど詳しくお話ししましょう。
 
また、がんの種類によってはホルモン療法と呼ばれる治療法が用いられることが少なくありません。甲状腺や前立腺など、ホルモンが関わるがんに対しては、違う治療法が採用されるのです。ホルモン療法では腫瘍の肥大化を回避したり、活動の活発化を防げたりといった効果が期待できます。

放射線療法

放射線をがんの病巣部に照射する治療法です。がん細胞へダイレクトにダメージを与えることが可能で、局所的に治療を行っていきます。かつては病巣部の周辺にまで放射線が影響を与えてしまうといったリスクもありましたが、現在では医療技術も進歩し病巣部にだけダメージを与えられるようになりました。
 
がん細胞へ直接ダメージを与えられるため、治療効果は高いといわれています。また、現在ではカプセルに放射線を出す物質を閉じ込め、それを病巣部に注入する方法も用いられています。そのほか、放射性同位元素内容療法と呼ばれる方法もあり、こちらは放射性物質を体内に注射や薬を使って投与します。
 
治療効果が高いメリットはありますが、放射線治療には副作用のリスクもあります。粘膜や皮膚が炎症を起こすこともあるので覚えておきましょう。また、めまいや立ちくらみといった症状が副作用として現れることもあるようです。副作用には個人差もあり、人によってはまた違った症状が出ることも少なくありません。

抗がん剤の副作用

抗がん剤はがん細胞をせん滅できる効果的な治療法ですが、副作用があることも知られています。しかも、抗がん剤治療による副作用はかなりつらく、人によっては治療を断念したくなることも少なくありません。では、実際のところ抗がん剤治療における副作用とはどのようなものなのでしょうか。
 
代表的な副作用としては、脱毛が挙げられます。抗がん剤の作用によって髪の毛が抜けてしまう症状です。がん患者さんの髪の毛が抜けているのを目にしたことがある方もいるかもしれませんが、あれは抗がん剤治療による副作用だと考えられます。そのため、現在では抗がん剤治療を受けている方に向けた医療用ウィッグなども市販されています。
 
吐き気や倦怠感といった症状も抗がん剤治療による代表的な副作用です。突然気持ち悪くなったり、全身がだるくて何もする気が起きない、といった症状を引き起こすこともあります。また、全身がしびれたり、肝臓や腎臓に障害が生じるなど、さまざまな副作用があります。

抗がん剤治療の副作用や、治療法について詳しく知りたいのならこちらのサイトが参考になります。がんと闘病しているかた、家族や友人ががんで苦しんでいるという方の役に立ちそうなサイトです。

まとめ

医療の進歩によって、かつては不治の病といわれたがんも治療が可能になりました。外科手術を用いる方法や抗がん剤治療、放射線治療などさまざまな方法でがんの治療は可能です。また、近年では免疫療法と呼ばれる治療法にも注目が集まっています。いずれにせよ、がんは決して治らない病気ではないので、闘病中の方も諦めることなく前向きに頑張りましょう。