マシジミ世界から見るインフルエンザ予防の方法
マシジミを日本・世界にひろげる3


藤原 次男 (著)
オンデマンド (ペーパーバック): 186ページ
出版社: デザインエッグ社; 2版
言語: 日本語
発売日: 2019/5/13
定価: ¥ 2,117

作品概要

私たちの生活する地球はマシジミを水槽飼育すると間違いなく目に見える世界と目に見えない世界の二重構造であると考えないと飼育できない。すると、今、目に見える世界だけを唯一世界と考えて、目に見える世界の常識を地球の常識として生活すると、目に見えない世界の常識がその中に入っていないのではないかと考えるのは当然である。すると、目に見える世界だけの常識は目に見えない世界の常識を加えて判断しないと合理的ではないと考えることができる。この考えは本当に正しいのであろうか。
例えば、目に見える私たちの世界では、「投餌法(動物に餌をやって飼育する方法)」というのは常識である。しかも、この常識は、約1万年前にオオカミに餌をやって飼いならして犬にした投餌法に由来するから世界に通用する常識である。
しかし、世界に棲息するシジミ類の一種のマシジミが日本に棲息する。このマシジミは日本や世界の誰も投餌法で飼育できた人はいない。しかし、私は非投餌法(飼育水槽で水草を育てて物質循環を生じさせる方法)でマシジミの飼育に成功し日本国特許を取った。
マシジミの飼育には、水槽の中で物質循環をさせる水草が不可欠である。水草がなければマシジミは飼育できないことになり、「動物は餌をやると飼育できる」という目に見える世界の常識を否定することになる。
では、どちらが正しいのか。答は簡単で、物質循環と水草を見たところで、なんだそうなのかと気づかれると思う。只、目に見える世界に生活する私たちは1万年も続いた動物の飼育法に何の疑いもなく、知識で知っていても、目に見える世界と目に見えない世界の関係を実際に本当の知識にする実験観察の機会がなかっただけの事である。
水槽にマシジミを入れ、目に見える世界の投餌法では、どんな市販の餌をやって飼育してもマシジミは水の汚染によって必ず死ぬ。ここで、投餌法の常識はおかしいと思うのが不思議であるが誰もそれをしなかったことになる。
しかし、メダカ飼育水槽の中で水草をうまく育て続け物質循環を続けると上記と同じ餌でマシジミは母貝にまで育て上げることができる。これは水草を入れることで、目に見える世界と目に見えない世界がつながり、目に見える世界のメダカの餌は、目に見えない世界でマシジミの餌、最後に水草の肥料になり、水草を育て、又目に見える世界の水草に循環していることになる。
このことは、目に見える世界で動物に与えられた餌の量が植物によって目に見えない世界から目に見える世界に返されないとマシジミは死ぬ。そして、植物も、目に見える世界のメダカも死ぬことになる。投餌法は地球原理から判断すると間違った常識であると思われる。
目に見える世界は目に見えない世界の常識を含めて合理的な常識(地球常識)として、私たちの住む目に見える世界の常識をもう一度検討するのは重要と考えている。
地球は二重構造で、マシジミはその2つの世界が循環する地球常識の中で生活する。そのマシジミから見ると、現在の日本の食事や病気の予防の方法等は不思議で、目的は何で、それは間違っているのではないかと私に呟いている。

著者紹介



藤原次男氏とマシジミ。日本貝類学会名誉会長・波部忠重。自然保護とか自然愛護が強く叫ばれる今日この頃、自然観察の催しではその道筋のいろいろの動植物の名が次々と教えられる。この事自体は大変結構なことで、自然に接触する動機になる。しかし、本当に自然の神秘に触れ、自然の不思議に感動することは、それ等の生物を何度も何度も観察して、その生態を知ることから始まる。今ここにそれを実践した報告がある。それはマシジミを観察して約30年の藤原次男氏のこの報告である。マシジミは本文を読まれると明らかなように、淡水に棲む二枚貝で食用にする。シジミ類は日本全国の河川に広く分布するがその中マシジミは淡水に棲み直接子貝を産み、一方ヤマトシジミは海水と淡水が混じる汽水に棲み卵を水中に産むとされてきた。この常識が藤原氏のじっくり腰を据えた飼育観察から、マシジミも、ヤマトシジミのように卵を産むことが明らかにされ、さらに野外の小川でもそれが認められ、卵生の存在が確認され、従来の子貝を産む卵胎生に卵生を加えねばならなくなった。また、研究の道程から成長や年齢も一層はっきりして、シジミ学の上に大きい学術上の貢献をされた。この事は特筆すべきことである。もう知りつくされていると思っていてもじっくり観察すれば、その人それぞれにこれまで気付かなかった自然の神秘や不思議に出会い、一層、自然保護自然愛護の重要性を感得するに違いない。そして時には、藤原次男氏のように従来の考えを改めなければならないことを見いだすこともある。藤原次男氏がつづられた約30年のマシジミの観察研究を読んでこれに続く学生諸君が出ることを切に希望している。国立科学博物館分館にて1995年10月5日。以上は、私がマシジミの卵生説を発表し、今まで卵胎生とされていたマシジミの学説に卵生を加える必要が生じたことについて、故波部忠重博士から今後もしっかりやるように励まされた時のものである。博士は日本貝類学会の最高峰であり、貝類をご研究された昭和天皇にご進講をされた。そんな博士に励ましを受けたことに心から感謝したい。それから約23年が経過したが、博士が初めて使用された「シジミ学」に少しでも貢献できればと考えている。さらに、マシジミの研究について本格的なご指導をお受けしたのは宮崎大学農学部の故池末弥博士である。先生は私の最初の論文を9回も校閲していただいたことは決して忘れることはできない。先生との邂逅を神に祈るほど感謝したい。
平成31年4月3日 藤原次男


藤原次男氏とマシジミ。日本貝類学会名誉会長・波部忠重。自然保護とか自然愛護が強く叫ばれる今日この頃、自然観察の催しではその道筋のいろいろの動植物の名が次々と教えられる。この事自体は大変結構なことで、自然に接触する動機になる。しかし、本当に自然の神秘に触れ、自然の不思議に感動することは、それ等の生物を何度も何度も観察して、その生態を知ることから始まる。今ここにそれを実践した報告がある。それはマシジミを観察して約30年の藤原次男氏のこの報告である。マシジミは本文を読まれると明らかなように、淡水に棲む二枚貝で食用にする。シジミ類は日本全国の河川に広く分布するがその中マシジミは淡水に棲み直接子貝を産み、一方ヤマトシジミは海水と淡水が混じる汽水に棲み卵を水中に産むとされてきた。この常識が藤原氏のじっくり腰を据えた飼育観察から、マシジミも、ヤマトシジミのように卵を産むことが明らかにされ、さらに野外の小川でもそれが認められ、卵生の存在が確認され、従来の子貝を産む卵胎生に卵生を加えねばならなくなった。また、研究の道程から成長や年齢も一層はっきりして、シジミ学の上に大きい学術上の貢献をされた。この事は特筆すべきことである。もう知りつくされていると思っていてもじっくり観察すれば、その人それぞれにこれまで気付かなかった自然の神秘や不思議に出会い、一層、自然保護自然愛護の重要性を感得するに違いない。そして時には、藤原次男氏のように従来の考えを改めなければならないことを見いだすこともある。藤原次男氏がつづられた約30年のマシジミの観察研究を読んでこれに続く学生諸君が出ることを切に希望している。国立科学博物館分館にて1995年10月5日。以上は、私がマシジミの卵生説を発表し、今まで卵胎生とされていたマシジミの学説に卵生を加える必要が生じたことについて、故波部忠重博士から今後もしっかりやるように励まされた時のものである。博士は日本貝類学会の最高峰であり、貝類をご研究された昭和天皇にご進講をされた。そんな博士に励ましを受けたことに心から感謝したい。それから約23年が経過したが、博士が初めて使用された「シジミ学」に少しでも貢献できればと考えている。さらに、マシジミの研究について本格的なご指導をお受けしたのは宮崎大学農学部の故池末弥博士である。先生は私の最初の論文を9回も校閲していただいたことは決して忘れることはできない。先生との邂逅を神に祈るほど感謝したい。
平成31年4月3日 藤原次男