BOND通信
Performance company BONDの
あれやこれ
劇団とは違って、役者のみならず
ピアニストやロックバンドのドラマーなど、Performance company BONDにはジャンルの垣根を越えたパフォーマーがいる。
普段は違う場で活動しているパフォーマーが何故ここに集うのか?何を思っているのか?
私たちを知って頂く為の場所。
「BOND通信」
Vo.3 対談
藤島武士/石渡佑
Takeshi Fujishima
ロックバンド《PUMPKIN JAMPACK》、《カミングアップニッポン》のドラマー。
様々なアーティストのサポートやレコーディングに参加。
Performance company BONDの音楽チームBOND of humanityとしても活動中。
Dr./Per.
Yuu Ishiwata
いくつかの団体を経て、Performance company BONDで役者として活動中。
Actor。
役者とミュージシャン。
立つフィールドは違えどタメ同士。
藤島武士、石渡佑。
今回は、普段あまりしない話を二人で話す。
全部好きなんだよね。ジャンル関係なしに。これは運命かもしれない(笑)
石渡
:えぇ~っと、まずは乾杯しよう!
藤島
:いいね~何にかわからないけど乾杯(笑)
石渡
:ま~毎度のごとく同い年に乾杯って事で。
藤島
:同い年縛り、来るね~(笑)
石渡
:ってか、ほんと皆タメってのがウケるよね(笑)
藤島
:ほんとに。そしてまさかこうやって一緒に創作活動をするようになるとも思ってなかったからそれも不思議だよね。
石渡
:ほんとだよ。気づいたらこうなってた(笑)
藤島
:亜立さんと知り合って舞台観に行って、そもそも橘さんも佑くんもそこに出てた人だもんね。
石渡
:そっか。そうだよね。なんかもう去年からの1年だけでどんだけ一緒にやったんだって感じだから、もうブシくんとかはるちゃんの演奏がない方が不思議に感じるけどね。
藤島
:確かに。いろいろやったね。
石渡
:まず何よりフットワークが軽いよね。実はロックバンドで活動してんのにブシくんにはジャンル関係ないってか。
藤島
:もちろん好きでロックをやってるんだけど、でも何でも好きなんだよね。ジャンル関係なしに、音楽全般が。
石渡
:すごいよね。それ見ててわかる(笑)
藤島
:そもそも音楽を始めたきっかけがロックから入ったわけじゃないってのも大きいと思う。
石渡
:ブシくんっていつからドラム始めたの?
藤島
:元々は父親が音楽が好きだった影響で小さい頃から鍵盤を弾いていたんだけど、通ってた小学校に金管バンドがあって、そこに所属する時に、なぜかパーカッション(打楽器)パートを選んじゃったんだよね(笑)
石渡
:運命じゃん。ビビッと引き寄せられたんだろうね。
藤島
:かもしれない(笑)
きっと理屈じゃないんだよね。
石渡
:恵まれてるなと思うのは、もちろんいつも生演奏の中でお芝居させてもらえるって事もそうなんだけど、役者じゃないパフォーマーと常に創作活動させてもらえる環境っていうのは最も贅沢な事だと思うよね。
藤島
:それはこっちからしても一緒で、やる事って言うか、役割自体は違うけど、その作品に対する想いみたいなのって一緒で、気持ちを合わせて同じところに向かうって言うね、根本は同じだと思うんだよね。そこに向かってくアプローチのかけかたとか、取り組み方、そういうのを同じ空間の中で感じられるっていうのはすごく良い刺激になるよね。
石渡
:ほんとその通りだよね。例えば、めちゃめちゃ良いな~って思って演奏聴いてても、音楽チームの中ではイマイチだった時とかめっちゃ話し合ってるじゃん?なんかそのこだわりの部分って役者でも芝居の中に絶対必要だと思うし、そういう細かい部分こそ大事なんだなって思うよね。
藤島
:きっと芝居でも同じなんだと思うけど、自分の頭の中にあるものが、狙い通りに音になった時って本当に嬉しいんだよね。
石渡
:うんうん。めっちゃわかる。他には嬉しい瞬間とかある?
藤島
:そうだね、お客さんと目が合った時!ビートに乗って体が揺れているのを見ると幸せに感じる。
石渡
:それもめっちゃわかる(笑)俺も音楽を聴くのはめっちゃ好きだから。歌詞とかメロディーももちろん大事なんだけど、理屈じゃなく訳もわからず体が踊り出しそうになるほどズンズンここ(胸)に響いてくる時とか、ヤバいよね。
藤島
:そうなんだよ。それがやってるこっちも超テンション上がる!
石渡
:演奏する上でそこが一番大事にしてるところ?
藤島
:そうだね!ライブだと、やっぱり熱量や空気感だね。
石渡
:ブシくんにとってズバリ音楽とは?
藤島
:ひとまとめにするには大き過ぎて特にこれといったものはないって言うか、何てまとめればいいかわからないけど、自分の内面を表現できる唯一の方法なので、出来るだけ長く演奏したいです。
石渡
:全治4ヶ月っていうドラマーにとって致命傷とも言うべき骨折を乗り越えたんだから、長く演奏してよ(笑)
藤島
:あーーー!!本当だよ(笑)あの時は終わったと思った。
※藤島は2014年に、ドラマーにとって命取りとも言える足首骨折をしました。
石渡
:じゃあ、最後に、これからの夢と言うか、目指す先は?
藤島
:単純に、売れたいっ!ですかね。団体としても個人としても。もっと大勢の人に自分が出している音を聴いてもらいたいです。現在、歌モノをメインに活動していますが、どのヴォーカリストやシンガーソングライターも素敵で、後ろで演奏していてとても幸せなんです。それをもっともっとみんなで共有出来たらなと思っています!
石渡
:うん、もっともっと多くの人に知ってもらって、聴いてもらって、共有できるようにやっていきましょう!ありがとうございました!
藤島
:ありがとうございます!
Vo.2 対談
石渡佑/橘未佐子
Yuu Ishiwata
いくつかの団体を経て、Performance company BONDで役者として活動中。
Actor。
Misako Tachibana
早稲田大学 卒業
在学時は早稲田大学公認劇団『劇団木霊(こだま)』に所属
Actress、バイオリン
こちらも同い年の役者チーム。
石渡佑と橘未佐子。
BOND結成より1年。濃密な1年を共に戦ってきた戦友として橘未佐子がインタビュー。
窪塚洋介になりたい。
橘
:この1年、なんかがむしゃらにやってきて改めてこんな風に話すのって何か新鮮だね(笑)
石渡
:そうだね(笑)
橘
:佑くんとは最近、制作とか裏方的な話の方が長く話してる気がする。
石渡
:間違いない(笑)
橘
:じゃあ今日はちょっといつもと違う話をしますか。
石渡
:うん。
橘
:BONDって何故か同い年が多いじゃない?
石渡
:そうだね。86年組。
橘
:うん。だからね、こういう企画とは関係なしにやっぱり同世代として活動を始めたきっかけっていうのはすごく気になるんだけど、佑くんは何をきっかけに役者を始めたの?
石渡
:う~ん・・就活を本気で考えた時にやりたいことが何も見つからなかった。
橘
:うん。
石渡
:・・・
橘
:・・って、それだけ!?
石渡
:いや、それだけって事はないけど、ちょうどその頃にやっていたドラマの中の人達を見てめちゃめちゃかっこいいと思ってて、もともとTVが好きなこともあってそっちの世界に行ってみたいな~と思ったんだよね。
橘
:なるほどね~。佑くんは映像がやりたいんだもんね。
石渡
:うん、映像やりたい。
橘
:窪塚洋介みたいな役者になりたいんでしょ?(笑)
石渡
:うん、もう窪塚洋介になりたい(笑)
※窪塚洋介の大ファンである石渡の部屋には等身大の窪塚洋介がいます(笑)
橘
:でもこんな人になりたいとかさ、憧れって大事だよね。どんな事でもまずは誰かの真似から始まるって言うもんね。
石渡
:そうだよね。ピンチの時とかさ、この人ならどうすんだろとか考えると乗り越えられる時がある(笑)
橘
:素晴らしい(笑)で、それで役者を始めて、今は?楽しい?
石渡
:楽な事ばっかりじゃないけど、楽しいは楽しい。
橘
:うん、わかる。しんどい事もあるからこそ楽しいと感じられるって言うかね。佑くんはどんな時が楽しいと感じる?
石渡
:そうだね、個人的には、本番でみんなと一体感を感じられた瞬間。かな。で、お客さんに対しては、何か少しでもポジティブな想いを感じてくれた時。
橘
:うんうん。もちろん作品の内容やテーマによっても違うとは思うけど、基本的にはお芝居を通して何を伝えたい?
石渡
:さっきの楽しい瞬間と被るけど、自分が表現することによってお客さんが少しでも楽しんでもらえたり、明日も頑張ろうとか小さいことでも思ってくれたらいいなと思っています。
橘
:それすごくわかる。単純に観て楽しんでもらえるのはもちろん、何かそのお客さんの生活の中に持って帰ってもらえたら嬉しいよね。じゃあ、そんなお芝居に対して、佑くんが思う事っていうか、佑くんにとってのお芝居って?
石渡
:・・お芝居って難しい!
橘
:間違いない(笑)難しくて奥が深いからこそやりがいもあるんだろうけどね。じゃあ、最後にこれから先、何を目的、または目標としてやっていこうと思ってるかを聞いて締めたいと思います。
アカデミー賞!武道館!
石渡
:今後は舞台ももちろん、映像の方にももっと積極的に出ていきたいと思ってます。それで目標は、アカデミー賞&武道館で舞台!
橘
:大きいな。目標(笑)でも共に歩む戦友として頼もしいです(笑)私もアカデミー賞を取った佑くんを見てみたいと思うし、武道館には一緒に立ちたいと思います。
石渡
:もちろん一緒に行こうよ。武道館。
橘
:お、おう!何だかできそうな気がする。行こう、武道館(笑)
・・って、話そっちのけでティラミスかい(笑)
こう見えて、かなりのスイーツ男子なのでありました・・(笑)
Vo.1 対談
橘未佐子/照井春佳
Haruka Terui
東京音楽大学大学院修士課程(伴奏) 修了
ピアニスト、ピアノ講師
Misako Tachibana
早稲田大学 卒業
在学時は早稲田大学公認劇団『劇団木霊(こだま)』に所属
Actress、バイオリン
高校の同級生という橘未佐子と照井春佳。
記念すべき1回目の対談は橘未佐子が活動を始めたきっかけをインタビュアー照井が聞き出します(笑)
物心ついた時にはバイオリンを弾いていたので
音楽に関しては特に始めた理由はない(笑)
照井
:橘さんは・・橘さんって、改めて呼ぶのなんか変な気分(笑)
橘
:そういうのいいから真面目に聞いてください(笑)
照井
:はい。橘さんはお芝居やったりバイオリン弾いたり、刀振り回したり、サンドバック殴ったり、なんでもやるイメージがあるけど、それぞれ始めたきっかけって言うか、理由みたいなものってあるの?
橘
:う~ん、正直言ってバイオリンは知らない間に弾いてたの(笑)
物心ついた時には弾いていたというのが正直なところ。
音楽大学時代、副科でバイオリンを経験した親が、自ら音(音階)を作り出す楽器の魅力を知って、子供にやらせたいと思って挑戦させたら興味を示したらしくて、その日から今に至ってるって感じかな。
照井
:そうなんだ。でも知らない間に弾けるようになっていたって、ある意味ラッキーだよね。苦労して苦労してやっと弾けるようになる人もいるでしょ。
橘
:そうだよね。私はほとんど苦労した記憶がない(笑)それは本当に親に感謝ですね。
照井
:お芝居は大学に入ってから?
橘
:うん、ちゃんとお芝居を始めたのは大学から。でも、もともとは、小学生の頃からテレビドラマを見るようになったんだけど、その時に、作品によって役者さんたちが見せる表情やキャラクターがガラッと変わったり、普段の人柄とギャップがあることにとても感動して、単純に自分以外の人になれて面白そうと思ったのがきっかけかな。
あとは、目立ちたがりだったところもあって(笑)
有名になりたいという想いや、何か人前で表現したいという想いもあったように思う。
照井
:そうなんだね。じゃあ小学生の頃から興味があったんだ。
それを今、こうしてやっていられるって事は幸せな事だよね。
橘
:うん、それは本当に幸せな事だしありがたい事だと常々思ってる。
まず恩返しをしたい。これが今の一番です。
自分自身で少しは成長できてるって思いたい(笑)
照井
:橘さんがこういった活動をする中で一番嬉しい瞬間とは?
橘
:それは、お芝居も音楽もやっぱりお客様に喜んで頂けた時が素直に一番嬉しい。もちろん自分にしかわからない毎回の課題もあったりして、それを乗り越えられた時もすごく嬉しいけど、でもやっぱりわざわざ時間を割いて会場まで来てくださったお客様が喜んでくださった時は何物にも代えられない嬉しさがありますね。
照井
:そうだよね。その為だけに時間を作って会いに来てくれるって本当にすごいパワーだよね。じゃあ、そんなお客様に何を伝えたいと言うか、何を届けたいと思ってる?
橘
:芝居や演奏を通して、お客様の日々の生活に、例え少しでも、プラスに繋がるエネルギーをお届けしたい。と、言うか残したい。
照井
:なるほど。その瞬間だけじゃなくて、お客様の普段の生活のどこかにほんのわずかでも支えになれるようなエネルギーをお届けできたなら、本当にこっちが感動するよね。
じゃあ、最後に、お芝居や音楽に思う事、またこれから先はどこに向かってく感じなのか教えてもらっていいですか?
橘
:はい。お芝居でも音楽でも、表現のツールが違うだけで、日々の鍛練、日々の経験、蓄積がものを言うという基本的なところは共通しているなと日を増すごとに感じていて、面白く思ってます。
だから、単に表現の場というだけでなく、成長の場でもありたいと思うし、しっかり演者として一人立ちして、まずは親やお世話になった方々に恩返しをしたいと思います。
それとこれは個人的な事なんだけど、演者としても、一個人としても幅広い意味で生活を充実させたいと強く思ってます。
その為には、多くのお客様に喜んで頂ける作品作りをして、多くのお客様に喜んで頂ける団体へと成長していきたい!
これが今の一番の気持ちです。
照井
:すごーい。いろいろ考えてるね(笑)
橘
:そりゃちょっとくらい考えます(笑)ってか、この組み合わせで真面目なやりとりってやりづらい(笑)
照井
:そう?私は楽しかった~(笑)
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