これほど勉強する機会が少ないのは、「国の方針」が大きく関係しています。
国は銀行やゆうちょなどの金融機関からお金を借りています。
そしてそれは、私たち国民が預けたお金です。
つまり、「国は金融機関を通して、国民から間接的に借金をしている」ということになります。
国はさまざまな手段を使って、国民に「預貯金は安全。投資や資産運用は危険」というイメージを植え付けています。そう思い込ませることで、お金の勉強をしないように仕向けているのです。
小さい頃からこのように教育されているため、私たち国民はなんの疑問も持たずに預貯金をするようになりました。
実際に私がそうでした。社会人になってからも、特に目的もなく、ただ預金をする日々が続いたのです。ただ、資産形成の必要性に気付いてからは、積極的に実践するようになりました。
多くの国民は「どれだけ金利が低くても、預貯金をするのは当然」と思い込んでいます。しかし、その考えは改める必要があります。
何も考えずに預貯金をする国民こそが、「国にとって都合のいい国民」といえます。
日本の金利は明らかに異常です。世界の中でも、最低水準の金利なのです。
海外では、「将来の資産形成は国に任せるのではなく、自分自身で行う」という考え方が浸透しています。そのため、お金の教育に力を入れる国が多いのです。
以上のように、私たち日本人はお金の教育を十分に受けていません。
このまま何もしなければ、資産を増やす機会を失うだけです。
そうならないためにも、「お金の知識」を身に付け、将来に向けて資産を形成していきましょう。
※参考資料「お金のガイドブック」