Mr.FP and Ms.FP
1987年、日本ファイナンシャルプランナー(以下FP)協会をダイヤモンド社と立ち上げ、AFPのカリキュラムを作り、1993年CFPをアメリカから導入した私は、日本でもFP資格者が増えれば、アメリカの様にFPが個人のコンサルタントとして、個人のライフプランの成就を助け、FPコンサルティング業が税理士業、弁護士業の様に、日本でも一つの業界になっていくと思っていました。
しかし、FP資格保持者ははどんどん増えるのですが、アメリカのようなFPコンサルタントはなかなか生まれません。FP資格保持者は自身の金融知識の取得のため、すなわち教育として位置づけ、FPコンサルティング業には進みませんでした。
これは、私の責任でもあります。 私はAFPのカリキュラムは作りましたが、そこでは金融知識は教えましたが、FPコンサルティングのやり方は教えていません。
これは日本のCFPでも、FP技能士教育でも同じです。
また、日本ではアメリカの様に顧客の資金を預かり、それをカストディアンと呼ばれる金融機関が運用し、預かり資産の管理料をFPが安定的に得られる仕組みもありません。その為FPが顧客から頂く顧問料だけではなかなか食べていけないのも事実です。
220万人のFP資格者の中には、何とかこの資格を活かして、生きていきたいと考えられている方々も多くいるのですがーーー。
ところが、ITの発達でZoomなどのを利用して、リモートで相談を受けられる時代となり、自分の好きな時間に自分の好きな場所(例えば自宅)で、コンサルテーションが行える時代となりました。すなわちFPコンサルテーションは副業でも可能となりました。あとはFPにコンサルテーションの方法を覚えてもらい、顧客に提示する提案書を作るFPソフトを用意し、顧客とのマッチング機能を揃えれば思いはかなうと確信しました。
FPコンサルタントが活躍するインフラを日本にも作りたいと考え 私は前回(約15年前)まだ インターネットはメールがコミュニケーションの主流で、Zoomのようなリモートで面談するツールがなかったころ研修費45万円、月会費2万円でFPコンサルタントのグループを育成する事業を実施しました。200人以上のFPが参加してくれましたが、成功しませんでした。。
当時、このFPグループに参加する為には以下の2つの条件をつけました。
①兼業禁止。 従って参加者は人生をかけて、前職をやめて参加しなけでばなりませんでした。
②事務所を持つ。 そうすると月40万、50万円ほどの収入がないとやっていけません。
これは、真にFPコンサルタントになってもらいたいために設けた決まりでしたが、結果、これを可能としたFPは1割で、目標の8割とはいきませんでした。
Mr.FP and Ms.FPは
①副業でいい。 これにより、220万人のFP資格者全員が対象となります。
②事務所はいらず、自宅でできる。これにより、収入は月2万円でも3万円でも良く、これでFPコンサルタント業をやっていけます。
③研修費は無料、月会費も2千円以下と、顧客を1人でも獲得できればFPはそれでペイします。
FPが老後2千万円問題の解決など、国民生活に貢献できるインフラ作り。これがMr.FP and Ms.FPの目的です。
井畑 敏
【経歴】
1983年 日本で初めてのFP事務所を設立
1986年 日本で初めてのFP養成講座をダイヤモンド社の協力のもと実施(後にAFP教育コースとなる)
1987年 ダイヤモンド社と日本FP協会を設立
1993年 CFP制度をアメリカCFPボードより日本に導入
Mr.FP and Ms.FP は顧客、独立FPコンサルタント
金融・サービス専門家の3者がオンラインでつながります。
①
個人はMr.FP and Ms.FP のメンバー一覧からプロフィールを参照し、コンサルティングを依頼したいFPコンサルタントを選択し、連絡することができます。 また、依頼事項と、希望する相談料を登録し、相談を受ける付ける複数のFPコンサルタントの紹介を本部より受け、そこから選ぶこともできます。
②
FPコンサルタントと個人(顧客)は日時の打ち合わせ後、その日時にZoomを使いオンライン面談を開始します。こうしてFPコンサルテーションが始まります。
③
FPコンサルタントはコンサルティングの方法をビデオ研修(無料)と補助テキスト(無料)で学び、コンサルティングを進めます。また、その過程でFP提案書作成ソフトを使い、顧客にシナリオプラン(ライフプラン提案書)を提示することも学びます。
④
顧客とのシナリオプランの合意ができたら、FPコンサルタントは金融・サービス業界(証券・保険・不動産・ローン・税務・法務・等)の専門家と連絡を取り、顧客の為に実行プランを作り、顧客の合意を得て、実行プランの実行援助をします。
⑤
この過程でも、FPコンサルタントは金融・サービス業の専門家を一覧表のプロフィールから、あるいは要望事項を登録し本部より複数の専門家の紹介を得て、その中から選ぶことができます。
FPコンサルティングとは
FPコンサルティングの流れ FPコンサルティング6つのステップ
キャッシュフロー分析と問題点の確認
シナリオプラン(ライフプラン)の作成とファイナンシャルゴール
プランの作成と実行 金融・サービス業界専門家との協業
オンラインによるMr.FP and Ms.FP メンバーのFPコンサルテーション
Financial Planning ソフトMr.FP 500の使い方
前編:ライフプラニング
Financial Planning ソフトMr.FP 500の使い方
後編:資金運用管理
Mr.FP and Ms.FPメンバーについて
オンラインセミナー・オンライン面談の準備
FPコンサルティングの流れ FPコンサルティング6つのステップ
料金 | |
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ファイナンシャルプランナー
プロフェッショナルメンバー
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月額 1,790円(税込1,969円) 顧客とのマッチング有
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ファイナンシャルプランナー
ベーシックメンバー
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月額 890円(税込979円) 顧客とのマッチング無
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顧客 |
標準的な料金は 直接ファイナンシャルプランナーへ支払い
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金融・サービス業専門家 |
月額 1,790円(税込1,969円) |