美肌菌の効果は、主に次の2つです。
・肌を保湿する成分を分泌する。
・悪玉菌の増殖を防ぐ
①肌を保湿する成分を分泌する。
美肌菌は肌から分泌される皮脂を分解して、脂肪酸やグリセリンという保湿成分を作ります。
グリセリンは化粧品や保湿剤などにも、使われている成分です。
しかし肌の表面からグリセリンを塗っても、肌の表面しか保湿できません。
美肌菌は角質細胞の間などにいるので、角質層の中から保湿できるという違いがあります。
保湿は、スキンケアの基本と言われています。
保湿により肌のバリア機能が強化されたり、肌のターンオーバーが正常化していきます。
しっかり保湿することにより、くすみのない美肌が目指せます。
②悪玉菌の増殖を防ぐ
美肌菌の作り出す脂肪酸やグリセリンは、肌を弱酸性に保つ効果があります。
健康な人の肌は、pH5.5前後の弱酸性になっています。
肌が弱酸性になっていると、肌のバリア機能が強化され、病原菌が侵入しにくくなります。
また肌が弱酸性に保たれると、悪玉菌である黄色ブドウ球菌やアクネ菌の、増殖を防ぐことができます。
黄色ブドウ球菌は、肌がアルカリ性に傾いたときに増殖して、炎症などを起こします。
ニキビの原因になるアクネ菌も、増え過ぎなければ和見菌として、うるおいベールをつくる働きをします。
つまり肌を弱酸性に保つことで、肌トラブルを防いで、潤いのある美肌を目指せるのです。