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「場づくり」を取り巻く環境は、
この一年半で本当に大きく変わりました。
対面の関わりをベースとした関係性構築や
イベントの企画運営、コミュニティの醸成。
今まであったそのような「基本」は、
大きく転換しました。
その一方で、オンラインイベントや
オンライン会議が日常化しています。
これまで「場づくり」に取り組んできた人たち、
あるいは、これから取り組もうと思っている人たちは、
この過渡期の中でなにができるのか。
引き続き、問い続けていく必要があると思います。
発起人である「株式会社ここにある」の藤本も
「場づくり」に向き合うことがこれまで以上に増え、
その中で徐々に言語化できてきたこと、
見えてきたこと、変わってきたことがあります。
尼崎において、あるいは別の地域において、
新しい取り組みをスタートしています。
ぼくはこの機会に「人間以外のなにかとの場づくり」
を模索しはじめました。
なにとなにを接続するのか。
なにとなにを編み直すのか。
「場づくり」は分かたれたなにかを
再編集する営みです。
ゆえに「場づくり」をする人は、「場づくり」自体に
埋め込まれたこの本質的な「問い」に向き合う必要が
あるのだろうと思っています。
イベントやワークショップ、
交流会や読書会を企画・運営すること。
コワーキングスペースやゲストハウス、
イノベーションのハブになる拠点を運営すること。
オンラインサロンやオンラインコミュニティを
運営すること。
それらは確かに「場づくり」であるかもしれない。
しかし、さらに解像度を高くして
「場づくり」を見つめてもいきたい。
解像度を高くすると「場づくり」は
「すること(行為・活動・ノウハウ)」の
側面もあるけれど、より
「あること(考え方・哲学・あり方)」の
側面の方が強い営みだということが見えてきます。
「すること」を追っていても、
決して「よい場」を生み出すことはできません。
場は、主催者や関わる人たちの生きざまや思想を
完全に体現する(体現してしまう)からです。
ある人はそれを「可視化されえないルールとマナー
(=attitude・態度)」であると語っていました。
「場づくりという冒険オンラインスクール」では、
「場づくり」を単に行為的な、活動的なレイヤーだけで
見ることはしません。
むしろ、「場づくり」をする人間として
自分自身がどうあるのか、どのように「他者」や異質な
もの(接続されていなかったもの)と向き合うのか、
つながっていくのか、どのように社会を眺め、
違和感を抱き、自分なりのビジョンを描くのか。
見えないそれらを見つめた上で、
適切なアクションで「場」を生み出していく。
そうした「場づくり」について、
みなさんと一緒に考えていければと思います。
あと、よく聞かれることがあります。
「場」と「コミュニティ」はどう違うんですか?
「コミュニティ」という概念と
「場」という概念は違います。
コモンズやアソシエーションという概念も
知っておく必要があるかもしれません。
場とコミュニティの違いを平易な言葉で
説明することは難しい。
しかし、いま、コミュニティづくりと同様に、
あるいはそれ以上に「場」が求められている
のではないか。
そんなことを考えています。
コミュニティが既知と同質でつながる
ネットワークであるならば、
「場」は未知や異質でつながるネットワーク。
その部分にぼくは可能性を感じるのです。
今回のオンラインスクールでも、
これらの問いや態度、認識を全講座の軸にしながら、
主催である「株式会社ここにある」のメンバーと
ゲスト講師のみなさんとともに学びを深めていきます。
本質をとらえて離さない力。
その本質から「場づくり」をはじめていく。
それはオンラインであっても、
オフラインであっても変わらないことです。
この転換の時代に、今こそ、
変わらないなにかを一緒に学んでみませんか。
全国各地からのご参加をお待ちしております。
全日程、オンライン(ZOOM)での実施です。
さいごに。
端的に「場づくり」というのは
「つながっていないものやつながることの
できなかったものを適切な『口実』で接続し、
可視化されていなかった価値を現すこと」です。
あるいは「場づくり」というのは「さまざまな
要素やコンテンツの新しい接続を見つけることで
それらを『いかしあうつながり』に編み直していく
こと」だと言うこともできます。
それは、時間や空間をある種、越えてもいきます。
みなさんと一緒に、「『場づくり』とはなにか?」
ということを模索していけるとうれしいです。
このスクールで生まれるつながりを
大切にしていくことができれば、
それはとても素敵なことだと思っています。
素敵な出会いがありますように。
ともに未知の冒険に繰り出しましょう。
- 株式会社ここにある代表取締役・藤本遼
1990年4月生まれ。兵庫県尼崎市出身在住。「株式会社ここにある」代表取締役。「すべての人が楽しみながら、わたしとしての人生をまっとうできる社会」を目指し、さまざまなプロジェクトや活動を行う。「余白のデザイン」と「あわい(関係性)の編集」がキーワード。現在は、イベント・地域プロジェクトの企画運営や立ち上げ支援、会議やワークショップの企画・ファシリテーション、共創的な場づくり・まちづくりに関するコンサルティングや研修などを行う。さまざまな主体・関係者とともに共創的に進めていくプロセスデザインが専門。代表的なプロジェクトは「ミーツ・ザ・福祉」「カリー寺」「生き博(旧:生き方見本市)」「尼崎傾奇者(かぶきもの)集落」など。『場づくりという冒険 いかしあうつながりを編み直す(グリーンズ出版)』著(2020年4月)。
<<参考URL>>
1. 「greenz.jp」2020年2月
2. note
3. 株式会社ここにある
大森亮平(おおもり・りょうへい)
NPO法人ソーシャルデザインワークス
/株式会社ここにある
原田優香(はらだ・ゆか)
コミュニティビルダー/
社会福祉士・精神保健福祉士
藤本遼(ふじもと・りょう)
株式会社ここにある 代表取締役
/場を編む人
1990年4月生まれ。兵庫県尼崎市出身在住。「株式会社ここにある」代表取締役。「すべての人が楽しみながら、わたしとしての人生をまっとうできる社会」を目指し、さまざまなプロジェクトや活動を行う。「余白のデザイン」と「あわい(関係性)の編集」がキーワード。現在は、イベント・地域プロジェクトの企画運営や立ち上げ支援、会議やワークショップの企画・ファシリテーション、共創的な場づくり・まちづくりに関するコンサルティングや研修などを行う。さまざまな主体・関係者とともに共創的に進めていくプロセスデザインが専門。代表的なプロジェクトは「ミーツ・ザ・福祉」「カリー寺」「生き博(旧:生き方見本市)」「尼崎傾奇者(かぶきもの)集落」など。『場づくりという冒険 いかしあうつながりを編み直す(グリーンズ出版)』著(2020年4月)。
<<参考URL>>
1. 「greenz.jp」2020年2月
2. note
3. 株式会社ここにある
大森亮平(おおもり・りょうへい)
NPO法人ソーシャルデザインワークス
/株式会社ここにある
参加必須ではありませんが、ぜひ、お時間のある方については、チラリと覗いてみてください。ZOOMで開催いたしますので、機器の準備や接続環境などのチェックをお願いいたします。
もし、どのタイミングも参加できないけど説明会を受けたい!という方は記録動画もありますので、以下のご連絡先までお問い合わせいただければと思います。
coconiaru.inc@gmail.com
もちろん、説明会を聞かずとも受けたい!というお声も歓迎ですので、よろしくお願いいたします。