base BODYが大切にしているのは、 むやみに鍛えることでも、 一時的に変化を出すことでもありません。
私たちが重視しているのは、 “ムリなく、正しく動かす”という視点です。

base BODYのトレーニングメソッドは、
痛みがある方や運動が苦手な方でも、
安心して取り組めるよう設計されています。

筋肉・関節・神経・呼吸など、
動作に関わる複数の機能をやさしく整えながら、
少しずつ「本来の動き」を取り戻していきます。

“強くする前に、まず正しく動ける身体へ”。
この小さな積み重ねこそが、
肩こりや腰痛の改善、姿勢の安定、
そして“長く続く健康”につながります。

「Functional training（ファンクショナルトレーニング）」とは、日常生活で身体を“機能的に使える状態”へ整えるためのトレーニングです。

もともとはケガや病気によって
思うように身体を動かせなくなった方が、
再び運動機能を取り戻すために
理学療法の現場で用いられてきた運動指導法です。

筋肉を単体で鍛えるのではなく、
「立つ・歩く・支える・動く」といった
動作そのものがスムーズに行えるように
身体全体のつながりを整えていきます。

こうしたアプローチにより、
次のような変化が期待できます。

・姿勢の崩れや、動作のクセが自然と改善される
・身体への負担が少ない、ラクな動きが身につく
・肩こり・腰痛の改善、姿勢の安定、ケガの予防につながる

では、一般的な筋トレと
このファンクショナルトレーニングでは、
何がどう違うのでしょうか。

筋トレやマシントレーニングは、
特定の筋肉を効率よく鍛える方法で、
狙った筋肉を太く強くすることを目的としたトレーニングです。

一方、ファンクショナルトレーニングは、
筋肉を「鍛える」ことよりも、
身体を正しくコントロールし、動きの質を整えることを重視しています。

姿勢や動作を支える筋肉の連携を高めることで、
身体を思い通りに動かせる状態を目指します。

その結果、 姿勢の改善、肩こりや腰痛の軽減、
そしてケガの予防へとつながっていきます。

私たちの動きは、
筋力だけで成り立っているわけではありません。
神経が筋肉を“どの順番で・どのタイミングで使うか”を制御することで、
はじめてスムーズな動作が生まれます。

この連携が乱れると、
力が入りづらい、必要以上に力んでしまうなど、
姿勢の崩れや動作の非効率につながってしまいます。

その調整に重要な役割を果たしているのが、
「固有受容器（Proprioceptors）」という身体のセンサーです。

固有受容器は関節や筋肉、腱に存在し、
身体の位置や動きを脳へ伝えています。
たとえば、目を閉じても
自分の腕や脚の位置がわかるのは、
この固有受容器働が正しく働いているからです。

理学療法では、
この固有受容器を適切に刺激しながら、
神経と筋肉の連携を整えていきます。

そうすることで、
筋肉が正しい順序とタイミングで働くようになり、
動作の安定性が高まり、
姿勢の改善や痛みの軽減へとつながっていきます。

※ base BODYでは、 理学療法技術のひとつである PNF（Proprioceptive Neuromuscular Facilitation／固有受容性神経筋促通法） の考え方を、トレーニングに応用しています。

私たちは、1日に約2万回、
無意識のうちに「呼吸」という運動を行っています。

この呼吸は、酸素を取り込むためだけでなく、
すべての動作を内側から支える力であり、
姿勢の安定とも深く関わっています。

しかし、姿勢の崩れやストレスなどによって
呼吸が浅くなると、体幹の働きが乱れ、
首・肩・腰に余分な負担がかかりやすくなります。

理学療法では、
呼吸も「動作の一部」として重要なアプローチ対象としています。

横隔膜や肋間筋など、
本来働くべき呼吸筋を正しく使えるように整えることで、
体幹が安定し、
姿勢や動作が自然とスムーズになっていきます。


「呼吸が整うと、身体は無理なく安定する」。
base BODYでは、
神経・筋肉・呼吸を一体として捉えながら、
ムリのない身体づくりをサポートしています。