場を、醸そう。

いまから書く文章は、少し長いです。そして、読むのが面倒くさいものかもしれません。けれど、この文章を最後まで読んでいただき、「ああ、確かにそうだよねえ」と思っていただけたならば、きっとわたしたちと一緒に問い、学んでいくことができると思います。以下の文章は「選び、選ばれる」という関係性を促すためのものではなく、よりよい関係性を築いていくための入り口になるものなのではないかと。そんなふうに考えています。

はじめまして。兵庫県尼崎市で「株式会社ここにある」という会社を営んでいる藤本遼と申します。「いかしあう生態系を編み直す」という考え方を大切にしながら、地域におけるさまざまな「プロジェクト」や「場づくり」に関わっています。詳細は、ぜひ会社のサイトやFacebookをご覧ください。

もう一人の運営メンバーは、奈良県東吉野村で「オフィスキャンプ東吉野」という場所(一応コワーキングスペースと謳っている)を運営している「合同会社オフィスキャンプ」の坂本大祐です。デザイナーであり、クリエイティブディレクターでもある彼は、一方で「場」というものとも向き合ってきました。彼は「LOCO」という団体の代表でもあり、さまざまな地域にコワーキングスペースという「場」を導入すべく、動いています。

そんなわたしたちは、これまで数年間「場づくり(と呼ばれるなにか)」に取り組んできました。しかし、同時に「場づくり」という言葉や表現に違和感のようなものを抱いてもいました。どこかしっくりこない、そんな感じを持っていたのです。

どうしてなんでしょうか。

「つくる」という言葉には、「自分(ひとり)でつくる」というニュアンスが含まれている感じがします。だから、自分以外のものの状態やはたらき、それらが持つ主体性や可能性がないがしろにされているような気がしてしまうのです。本当はもっと、自分以外のなにかのはたらきが「場づくり」においては重要なのではないか。そんなことを思うのです。

「杜氏(とじ・とうじ)」は、お酒をつくります。しかし、厳密にはお酒をつくっているのではないようにも思われます。彼らがしていることは、微生物(麹菌)がより良い状態で活動できるようにするための「環境の設定(デザイン)」や「関係性の編集」なのではないかと。そうしたことの結果として、お酒という価値が生まれている。そのように捉えることはできないでしょうか。

これが、一つ目のわたしたちからの問いかけです。

「場づくり」は「個(人)的」な営みではないのではないか、ということ。

それはつまり「場づくり」とは、常に「他者(自分以外のもの)」の影響を受けつつ、その中で立ち上がってくる「公共性(の創造)」のことを指すのではないか、という問いでもあります。

「場づくり」は、「コミュニティマネジメント」や「コミュニティオーガナイジング」とは異なるものだとわたしたちは考えています。「場づくり」というコンセプトは、良好な人間関係の構築だけを指し示すものではないですし、「(コミュニティの)内側」の経営や運営について思考し、実践するためだけのものでもありません。「場づくり」というコンセプトの射程は広く、時間的な制約や空間的な制約、さらには、(生物)種の制約をも超えています。「なにかとなにかの関係性」をよりマクロに鳥瞰して眺めていくこと、あるいは時間軸を行き来して眺めていくこと、それが「場づくり」における大切なスタンスだと考えています。

なぜ、そのように「場づくり」を捉えているのか。

あるいは、そもそもなぜいまの時代に「場づくり」という営みを採用しているのか。

この社会的プロジェクトの背景には「あらゆる関係性は寸断され、それぞれが孤立しているのではないか?」という問いや疑念があります。それは人間関係だけに限った話ではありません。もちろん、地域(暮らしている場所の周辺)における関係性が希薄になっているということはよくある話ですし、我々の活動フィールドもその周辺にあるのですが、問題はそこだけではないと思うのです(地域の関係性をつなぎ直す「場づくり」はとても尊い活動だと思っています)。

いまの社会は、生者と死者の関係性、自然(人間以外の生物)と人間の関係性、持つ者(社会的強者)と持たざる者(社会的弱者)の関係性など、あらゆる関係性にヒビが入り、分断してしまっています。それは、経済を成長させようと意図してきたわたしたちが選んできた選択の帰結でもあります。専門化し、外部化し、サービス化してきた結果がここにあるのではないでしょうか。そして、この分断しきった社会における「関係性の編み直し」という大きな仕事に向き合うことが、いまほんとうに求められていることだとも思うのです。

しかし、わたしたちは、新しい「場」をつくることが答えではないと思っています。すでにあるそれぞれの「場」や「コミュニティ」の境界を融(と)かしたり、離れた分野や領域を編み直したりすることも「場づくり」です。むしろ、さまざまな物事が分断され、対立してしまっているこの社会で必要なのは、「境界を融かす」スキルや「異分野・異文化を編み直す」実践でもあります。

そうして、二つ目の問いかけは、「場づくり」というコンセプトが秘めている(分断を乗り越える)可能性をどう社会実装していくか、というものになります。そのために、さまざまな分野で「関係性の編み直し」を行っている方々から学びを得ていきたいと思います。

「場の発酵研究所」とは、困難や問題がますます増えていく社会において、どのようにわたしたちが生き、新しい活動や営みを生み出していくことができるか(どう「場」を編み直していけるか)を思考・構想し、実験・実践に落とし込むための研究所です。全国各地から参加してくださる(予定の)多様な背景を持たれたみなさんと一緒に、この場自体をともに醸していきたいと思っています。

それはきっと「場」をつくったるで〜!というエネルギーとは少し異なります。「場の発酵研究所」が志向しているのは、丁寧に手をかけ、頭を悩ませ、声をかけ(問いを投げかけ)、関係性を見つめ、関係性を編み直し(あるいは融かし)、可能性を信じて、生まれてきたものを愛する、そういうスタンスであり、生き方です。冒頭にたくさんのややこしい文章を書いたのですが、基本的に重要にしているスタンスは「楽しむこと」です。楽しむことを通して、新しい世界が見えてくるのではないかと思うのです。

さまざまなゲスト講師や研究所フェローからの学びがある場になると思います。半年間という期間でメンバーそれぞれの関係性も醸しながら、新しいチャレンジをしていけるとうれしいです。

運営方法もチャレンジングです。みなさんからいただいた受講料の一部が「公的研究費」としてプールされます(金額は下記に記載しています)。そのお金は参画している研究員メンバーと一緒に「民主主義的に」活用の検討・決定をします。どのようになるのか、一緒に見届けていただければ、というより一緒につくっていただければ幸いです。

そうしたこともあって、できるだけ多様なバックグラウンドを持つみなさんに関わっていただけるとうれしく思います。それがきっと、新しい「お酒」を生み出すことにつながると信じています。オンラインだけど深い、そんな関係をみなさんと醸すことができれば。

スケジュール・日程

6/8(火) 19:30-22:00 ゲストレクチャー vol.01 ゲスト:写真家・MOTOKO氏
6/22(火) 19:30-22:00 ゲストレクチャーvol.02 ゲスト:TERA Energy株式会社代表取締役・竹本了悟氏

7/3(土) 7:00-9:00 振り返り会① / 受講者交流会(テーマ別セッション)
7/13(火) 19:30-22:00 ゲストレクチャー vol.03 ゲスト:O+Architecture(オープラスアーキテクチャー合同会社)代表・鈴木美央氏
7/27(火) 19:30-22:00 ゲストレクチャー vol.04 ゲスト:一般社団法人Community Future Design代表理事・澤尚幸氏

8/7(土) 7:00-9:00 振り返り会② / 後期ゲストアイデア出し
8/10(火) 19:30-22:00 ゲストレクチャー vol.05 ゲスト:株式会社Happy代表取締役・首藤義敬氏
8/24(火) 19:30-22:00 ゲストレクチャー vol.06 ゲスト: 元奈良県職員・福野博昭氏

9/4(土) 7:00-9:00 振り返り会③ / 取り組みたいプロジェクト検討
9/14(火) 19:30-22:00 ゲストレクチャー vol.07 ゲスト:未定
9/28(火) 19:30-22:00 ゲストレクチャー vol.08 ゲスト:未定

10/2(土) 7:00-9:00 振り返り会④ / 取り組みたいプロジェクトプレゼンテーション
10/12(火) 19:30-22:00 ゲストレクチャー vol.09 ゲスト:未定
10/26(火) 19:30-22:00 ゲストレクチャー vol.10 ゲスト:未定 

11/6(土) 7:00-9:00 振り返り会⑤ / 内容未定
11/9(火) 19:30-22:00 ゲストレクチャー vol.11 ゲスト:未定
11/23(火) 19:30-22:00 ゲストレクチャー vol.12 ゲスト:未定

12/4(土) 7:00-9:00 振り返り会⑥ / 活動進捗報告会(クロージング)

運営のポイント

①講座後半のゲストが未定

受講者のみなさんと相談しながらゲストや内容を決めていくという柔軟性を持ったオンラインコンテンツにできればと思っています。ですので、後半のゲストやテーマについてはスタート時においては未定です。講座がはじまってから一緒に検討していきましょう(もちろん講師候補はこちらでもリストアップしていますが、みなさんからの発案やアイデア、歓迎です)。

②みんなの研究費制度の採用

受講者のみなさんからいただいた参加費の一部を積み立て、「みんなの研究費制度」をつくっています。講座の後半にあるプレゼンテーションを経て、研究費をプロジェクト提案者に支給します。もちろん、評価を行うのは参加メンバー同士です(当然、運営者も関わります)。お金を払って受講して終わりではない、新しい講座運営についても模索しています。

③多様なフェロー(先輩研究員)の関わり

場の発酵研究所には、運営事務局とゲスト講師以外にも「フェロー」という立場があります。全国各地で先進的な取り組みをしているみなさんに「フェロー」になっていただき、講座企画や運営、情報発信などをお手伝いいただいています。不定期で講座にも参加いただきますので、アドバイスをもらったり、対話ができたりする機会もあります。よりたくさんの実践者に出会っていただければ。

ゲスト講師

MOTOKO(もとこ)
写真家。1966年大阪生まれ。1996年写真家として東京でキャリアをスタート。音楽や広告の分野で活躍する傍ら、写真集を発表。2006年より日本の地方のフィールドワークを開始。滋賀県の農村をテーマとする「田園ドリーム」。2013年香川県小豆島小豆島在住の7人の女性のカメラチーム「小豆島カメラ」を立ち上げる。以降、長崎県東彼杵市、鳥取県大山町、静岡県下田市で、写真によるまちづくり活動を実施。近年は “地域と写真” をテーマに「ローカルフォト」という新しい概念で多くのプロジェクトに参画。主な事業に「長浜ローカルフォトアカデミー」、神奈川県真鶴町「真鶴半島イトナミ美術館」、山形県山形市「ローカルラーニングツアー山形」など。展覧会は「田園ドリーム2018』(オリンパスギャラリー東京)、「田園ドリーム」(銀座ニコンサロン 2012)、小豆島の顔 (2013 小豆島2013)、作品集に「Day Light」(ピエブックス)「First time」(ソニーマガジンズ)「京都」(プチグラパブリッシング)ほか。
竹本了悟(たけもと・りょうご)
奈良県西照寺の住職。生きる意味を求め、防衛大学校を卒業後、海上自衛隊に入隊するが、道に迷い退官。改めて、生きる意味を求め、龍谷大学大学院で救済論(救いとは何か、どうすれば救われるか)について研究。その際に浄土真宗本願寺派の僧侶となる。その後、浄土真宗本願寺派総合研究所の研究員として、宗教者の役割をテーマに実践的な研究に従事。2010年に「自死の苦悩を抱える方の心の居場所づくり」をする京都自死・自殺相談センター(愛称:Sotto)を設立、代表を務めている。2018年、研究所を退職、電力事業で「温かなつながりをつむぐ」TERA Energy株式会社を4人の僧侶で起業、代表取締役に就任。
鈴木美央(すずき・みお)
O+Architecture(オープラスアーキテクチャー合同会社)代表。博士(工学)。東京理科大学経営学部国際デザイン経営学科講師。早稲田大学理工学部建築学科卒業後渡英、設計事務所で大規模プロジェクトを担当。帰国後、慶應義塾大学理工学研究科勤務を経て、同大学博士後期課程。「このまちにくらすよろこび」を感じられる空間づくりをテーマに建築意匠設計、商店街支援、公共施設企画、スクール事業、などまちや建築に関わる業務を多岐に行う。専門は公共空間、マーケット、親子の居場所、購買行動とまち、団地など。 著書「マーケットでまちを変える  ~人が集まる公共空間のつくり方~」(学芸出版社)、第九回不動産協会賞受賞。
澤尚幸(さわ・なおゆき)
三重県生まれ。1991年3月東京大学理学部数学科卒業。同年郵政省に入省。郵政三事業、特に金融分野の経営戦略、商品開発、経営計画、財務、営業、業務、システムなどに幅広く関わり、省庁再編、郵政公社化、民営化、郵政グループの上場に関わる。日本郵便株式会社の経営企画部長を最後に退社。2015年12月に一般社団法人Community Future Designを設立。代表理事に就任。2016年1月に、スポーツ小売業を手がけるゼビオグループに入社。総務省地域力創造アドバイザーや、自治体のアドバイザー、アカデミア、民間企業、市民大学など多様なフィールドに同時に関わり、全国の均質化による社会の脆弱性を回避し、地域や人々の持つ個性を豊かにし、多様性があり、持続的で強い社会を目指して活動を継続中。
首藤義敬(しゅとう・よしひろ)
株式会社Happy代表取締役。23歳で遊休不動産の活用事業や神戸市長田区を中心に空き家再生事業をはじめ、27歳で法人化に至る。自身の生い立ちから多世代でシェアで暮らす昔の日本のようなライフスタイルをつくることが少子高齢化問題を解決する方法の一つになると気づき、はっぴーの家プロジェクトを始動。HPや看板をつくらず、つながりと口コミだけで拡がっていくのがHappyのプロジェクトの特徴。現在、多世代型介護付きシェアハウスという暮らし方を住みながら実験中。将棋と珈琲を愛する35歳。昼までダラダラ寝ていたい脱力系起業家代表。
福野博昭(ふくの・ひろあき)

奈良市出身。 元・奈良県職員「ならの魅力創造課」「南部東部振興課」などを経て、奈良県総務部知事公室次長として、奈良県の南部と東部に広がる自然環境の豊かなエリアである「奥大和」地域の振興に10数年取り組む。 他に類を見ない活動をする公務員とし、常にあちこち動き回りながら人と人をつないでいるまる面白い!と思ったことは、すぐに実現させるスピードとプロデュース力を発揮。現在は、公民それぞれの組織の相談役や顧問として関わる。

澤尚幸(さわ・なおゆき)
三重県生まれ。1991年3月東京大学理学部数学科卒業。同年郵政省に入省。郵政三事業、特に金融分野の経営戦略、商品開発、経営計画、財務、営業、業務、システムなどに幅広く関わり、省庁再編、郵政公社化、民営化、郵政グループの上場に関わる。日本郵便株式会社の経営企画部長を最後に退社。2015年12月に一般社団法人Community Future Designを設立。代表理事に就任。2016年1月に、スポーツ小売業を手がけるゼビオグループに入社。総務省地域力創造アドバイザーや、自治体のアドバイザー、アカデミア、民間企業、市民大学など多様なフィールドに同時に関わり、全国の均質化による社会の脆弱性を回避し、地域や人々の持つ個性を豊かにし、多様性があり、持続的で強い社会を目指して活動を継続中。

運営メンバー

藤本遼(ふじもと・りょう)
1990年4月生まれ。兵庫県尼崎市出身在住。「株式会社ここにある」代表取締役。「すべての人が楽しみながら、わたしとしての人生をまっとうできる社会」を目指し、さまざまなプロジェクトや活動を行う。「余白のデザイン」と「あわい(関係性)の編集」がキーワード。現在は、イベント・地域プロジェクトの企画運営や立ち上げ支援、会議やワークショップの企画・ファシリテーション、共創的な場づくり・まちづくりに関するコンサルティングや研修などを行う。さまざまな主体・関係者とともに共創的に進めていくプロセスデザインが専門。代表的なプロジェクトは「ミーツ・ザ・福祉」「カリー寺」「生き博(旧:生き方見本市)」「尼崎傾奇者(かぶきもの)集落」など。『場づくりという冒険 いかしあうつながりを編み直す(グリーンズ出版)』著(2020年4月)。
坂本大祐(さかもと・だいすけ)
デザイナー。クリエイティブディレクター。人口1,700人の東吉野村に移住して14年目。2015年に国、県、村との合同事業、シェアとコワーキングの施設「オフィスキャンプ東吉野」の企画・建築デザイン・運営を受託。開業後、同施設で出会った利用者仲間と山村のデザイン事務所「合同会社オフィスキャンプ」を設立。奈良県をはじめ、日本全国のデザインや企画を引き受けている。また2018年、同じようなローカルエリアのコワーキング運営者と共に「一般社団法人ローカルコワークアソシエーション」を設立。全国のローカルでコワーキング施設の開業をサポートしている。
渡辺直樹(わたなべ・なおき)
1986年大阪生まれ。同志社大学社会学部卒業。studio-L所属。コミュニティデザイナー。大学時代は120カ国以上に拠点をもつ学生NPOで海外インターンシップ事業の運営に携わる。卒業後は富士通株式会社で建設業界向けの法人営業を担当。2013年に同社を退職後、フリーランスとしてIoT系のハッカソンや企業研修などでファシリテーターを担当。同年、コミュニティデザイン事務所のstudio-Lに参画。現在はデザイナー・ファシリテーターとして、地域の人たちによる公園や図書館づくり、まちづくりの計画や活動づくりをサポートしている。2015年、世界経済フォーラムが構成する33歳以下のコミュニティGlobal Shapersに参画。
間藤まりの(まとう・まりの)

1989年生まれ。長野県松本市出身。ミリグラム株式会社代表取締役社長。真田ゆめぐるproject.主宰。上田市在住の2児の母。ライターとして言葉に向き合いながら、暮らしを一番にたのしむ係。子育てを通じて”地域であそぶ”ことに興味を持ち、2016年に「真田ゆめぐるproject.」を発足。マルシェやお茶会、夏祭りなど、各種イベントを企画運営。公園利活用の文脈から公民連携に興味をもち、PPPエージェント「ミリグラム株式会社」を設立。「もてあましがちな場や企画に価値を育む」として、長野県内で公園や団地、オーガニックマーケットの企画に参加している。2020年にはゆめぐるの発展系として、豊かな暮らしの仲介社「まにまに」がスタート。場所と人、しごとをつなげる家守会社的役割を担えるようにと試行錯誤中。

間藤まりの(まとう・まりの)

1989年生まれ。長野県松本市出身。ミリグラム株式会社代表取締役社長。真田ゆめぐるproject.主宰。上田市在住の2児の母。ライターとして言葉に向き合いながら、暮らしを一番にたのしむ係。子育てを通じて”地域であそぶ”ことに興味を持ち、2016年に「真田ゆめぐるproject.」を発足。マルシェやお茶会、夏祭りなど、各種イベントを企画運営。公園利活用の文脈から公民連携に興味をもち、PPPエージェント「ミリグラム株式会社」を設立。「もてあましがちな場や企画に価値を育む」として、長野県内で公園や団地、オーガニックマーケットの企画に参加している。2020年にはゆめぐるの発展系として、豊かな暮らしの仲介社「まにまに」がスタート。場所と人、しごとをつなげる家守会社的役割を担えるようにと試行錯誤中。

フェロー

柴田涼平(しばた・りょうへい)

1992年3月9日生まれ。北海道稚内市出身。合同会社Staylink創業者。NPO法人E-LINK理事。北海島プロジェクトマネージャー。「流れを滑らかにする人〜あらゆる境界を融かしていく〜」がキーワード。北海道札幌市内に4店舗、小樽にて2店舗、計6店舗のゲストハウスと小さなホテルを経営・運営。NPO法人として、宿内学童保育やフリースクールを行う。外部の会社とコラボプロジェクトで、年に一度開催の、北海道移住ドラフト会議、ゲストハウスサミットの主宰、「あらゆる境界を融かしていく」をテーマに、「仮想島プロジェクト(島プロ)in 北海道 」をはじめる。「場を通して、人をプロデュースし、夢を実現できる社会を目指す」という会社のミッションの元、意義ある場づくりに魂を燃やしている。

松浦柊太朗(まつうら・しゅうたろう)

新潟のデザイン会社U・STYLEのディレクター。各種デザインの企画・ディレクションのほか、ローカルマーケット「潟マルシェ」や、オーガニックカンファレンス「鄙潟樂|くらしのヒナガタ農学校」など、地域とデザインを掛け合わせたローカルプロジェクトも行っている。新潟市内のソーシャルアパート「グリーンホームズ新潟」では、多様な住人とともに「住むという営みに、住むこと以上の価値を見出す暮らし」を実践中。

杉本 恭佑(すぎもと・きょうすけ)
合同会社ヤッチャ代表。株式会社油津応援団コミュニティマネージャー。無人古本書店ほん、と店主。1991年生まれ。熊本県出身。大学時代を過ごした宮崎の人と食に惚れ、宮崎のために生きると決意。地域を通して人生が豊かになる人を増やすことを目標に活動。現在は日南市を中心に店舗運営、イベント企画運営をメインの事業にしている。代表的なプロジェクトとして、大学生の地域留学プログラム「ヤッチャの学校」、地域おこし協力隊全国カンファレンス「全国よりあい」、関係人口創出プロジェクト「KINAIYO」などを主催。前職では宮崎発のベンチャー株式会社ベジオベジコで八百屋事業の責任者、店長を務める。
時任啓佑(ときとう・けいすけ)
武庫川女子大学経営学部・実践学習センター職員。近畿一円の大学に対して教育支援を行う企業で4年半営業を経験。2015年から大阪ビジネスパークの活性化を目的に誕生したコワーキングスペース「OBPアカデミア」の立ち上げに参画。その後、4年で約4,000回の講座・イベントを企画。教えたい人と学びたい人が自ら集まり交わる場を構築した。また、場に持ち込まれる様々な依頼を場のステークホルダーとともに企画し、そのプロジェクトマネジメントを実施(OBP・京橋・大阪城をつなぐ横断型バル・企業の新規事業創出支援・まちのワーカーインタビュー調査など)。2020年4月から武庫川女子大学経営学部職員に転職。コロナ禍で学生が一切大学に通えない状態を経験し、学生と「シェアードスタジオスタッフ」を結成。オンラインのみで交流する場や企画をつくりはじめる。現在はオフラインも併用した様々なプロジェクトが動いており、メンバーが「やりたい!」と出会い・それを叶えるサポートを行なっている。また、学外の多様な協力者(行政・企業・NPO・地域団体など)の元で学生が協働し学ぶ「実践学習」のコーディネートを行っている。
岩本諭(いわもと・さとる)
1990年生まれ。大分県宇佐市出身、長崎市在住。
コミュニティデザイナー。つくるのわデザイン代表。 高校大学時代に、天然記念物オオサンショウウオの研究、東日本大震災のボランティアや、世界環境首都であるドイツのフライブルクを訪れ、地域コミュニティや持続可能なまちづくりについて関心を持つ。また、卒業研究で長崎市の坂の町に出会い、斜面地にある空き家だった古民家を改装、そして移住。現在は「つくる邸」と名付けシェアハウス兼コミュニティスペースとして地域に開放しながら、斜面地暮らしの魅力を発信している。これまでに3軒の空き家を再生。地域に暮らす」というライフスタイルを実践しながら、地域の課題の解決を目指す。また、コミュニティデザインに取り組むつくるのわデザインの代表として、パークマネジメントや福祉施設やコミュニティスペースの場づくり、地域自主運営組織のコーディネーターなどを務める。
江本珠理(えもと・じゅり)
1990年生まれ。兵庫県出身。東京でゲストハウスの立ち上げなどを経験し、法人設立を機につくばへ。2018年10月よりつくば駅前でコワーキングスペース「up Tsukuba」を運営。つくばらしい研究者たちとのイベント(飲み会)「サイエンスビアバー」を主宰し、研究者同士のコミュニティづくりを行う。2021年春、筑波大学大学院に入学。つくばのまちづくりを研究する予定。
吉備友理恵(きび・ゆりえ)

大阪生まれ。神戸大学建築意匠設計を卒業。東京大学院アーバンデザイン修士。日建設計NAD所属。一般社団法人FCAJに出向中。「場」のハードとソフトの両方に関心があり、学生時代から空間性だけではなく、ユーザーを中心にしたコンセプトづくりを行ってきた。いいコンセプト、いい空間、想いある人の能動的な行動が「場」をつくると感じて、日建設計の新規事業部門であるNAD室に初の新卒として入社。入社後はオフィスビルや研究所のコンセプトづくりや運営、メーカーの新規事業開発、パブリックスペースや共創人材の研究に関わる。2019年よりFCAJへ出向し、場を通じたイノベーションに関する研究や、実際の場の運営サポートなどを行う。2020年、図解総研と共にパーパスモデルという共通目的とステークホルダーを可視化するモデルを発表。

徳田嘉仁(とくだ・よしひと)
1987年2月7日生まれ。滋賀県彦根市出身、滋賀県彦根市在住。沖縄の離島で救命救急医として働いていた時に「生命を守る」という大義名分のもと、医療が人々の「生活」や「人生」など「その人らしさ」を引き剥がしていく過程に違和感を覚え、「生命、生活、人生、全ての生を豊かにする」というビジョンを抱える。20代は、医療をより日常の中に溶かす方法について模索しはじめる。30代に入り、「パンと診療所」を短期運営。現在は「豊かな生を実現する場づくりからはじめる診療所(まちづくり診療所)」実現に向け、市と連携しつつ事業を開始(したばかり)。高齢者サロンの運営を行いつつ、看護学生や地域の大学生が一緒に住めるシェアハウスづくり(をしはじめたばかり)。医師9年目、場づくり0年目。パッションははるか向こう側まであります。

まちづくり診療所計画についての詳細はこちら:https://note.com/machi_clinic
福田ミキ(ふくだ・みき)
1982年生まれ。東京都出身。ローカル特化型のパブリックリレーションズ(PR)を行う。肩書きとしてはライター、秘書、ローカルメディア運営など。2014年に縁もゆかりもない三重県へ移住。東京の企業の秘書やPR業務を請け負う環境を整備し、場所に捉われない働き方の可能性を拡大。同時に相互理解を深めるローカル特化型PRを展開。プロデュースしている場「ニカイ」を拠点に、メディア露出の知見を駆使しつつ、数々のプロジェクトを加速させてきた。目的に合わせた産学官とのリレーションシップを図っている。
原田優香(はらだ・ゆか)
1994年生まれ。京都府宇治市出身。社会福祉士。精神保健福祉士。2016年より、宮城県石巻市で被災地支援、貧困支援の活動に奔走。自分の力ではどうしようもない生きづらさに関心を持つようになる。2018年3月より、3人1組での対話を通して参加者が「安心して悩みや生きづらさを共有する」ことと、他者からのフィードバックや声掛けによって 「自分の特性を言語化」していく「ジブン研究」を立ち上げ、実施。現在は6期目で、総勢80名弱が参加。2020年9月よりフリーランス。会社の組織運営やコミュニティ支援の仕事に6社ほど携わりながら、「生きづらさが強さと魅力に変わる」場づくりを探求中。 
佳山奈央(かやま・なお)
1992年生まれ。大阪出身、姫路育ち、神戸在住。おやこの世界をひろげるサードプレイスPORTO/lavieestbelle,Inc. 代表。神戸市外国語大学在学中に休学・出産したシングルマザーで、現在小4男子の母。復学・卒業後にリクルートに入社し、主に住まいに関わる事業領域で企画職を担当していたが、「こどもにとって一番身近な大人である親が、もっと人生を楽しめること、そしてその背中をこどもに見せること」を応援する事業をつくりたい、と2019年に退職。2020年に神戸・三宮にて室内あそび場をコアにしたおやこのためのコミュニティスペースPORTOを設立。PORTOの運営に携わりつつ、将来的に法律・制度面からもアプローチできるようになりたい、と司法試験予備校にオンラインで通学中。
時任啓佑(ときとう・けいすけ)
武庫川女子大学経営学部・実践学習センター職員。近畿一円の大学に対して教育支援を行う企業で4年半営業を経験。2015年から大阪ビジネスパークの活性化を目的に誕生したコワーキングスペース「OBPアカデミア」の立ち上げに参画。その後、4年で約4,000回の講座・イベントを企画。教えたい人と学びたい人が自ら集まり交わる場を構築した。また、場に持ち込まれる様々な依頼を場のステークホルダーとともに企画し、そのプロジェクトマネジメントを実施(OBP・京橋・大阪城をつなぐ横断型バル・企業の新規事業創出支援・まちのワーカーインタビュー調査など)。2020年4月から武庫川女子大学経営学部職員に転職。コロナ禍で学生が一切大学に通えない状態を経験し、学生と「シェアードスタジオスタッフ」を結成。オンラインのみで交流する場や企画をつくりはじめる。現在はオフラインも併用した様々なプロジェクトが動いており、メンバーが「やりたい!」と出会い・それを叶えるサポートを行なっている。また、学外の多様な協力者(行政・企業・NPO・地域団体など)の元で学生が協働し学ぶ「実践学習」のコーディネートを行っている。

場の発酵研究所に参加すると

答えのまだ見えない問いについてじっくり考える時間が得られます。継続的に参加することで、自分の問いに対する解像度が高まっていくことが期待されます。
全国各地に深いつながりのある仲間が得られます。半年間の関わりになるので、今後にもつながる大切な関係性を育んでいくことができます。
「直接民主主義」的な場づくりを学んだり、自らやってみたいプロジェクトをプロトタイピングしたりすることが可能です。「研究所」なので、さまざまなチャレンジと実験ができます。
「直接民主主義」的な場づくりを学んだり、自らやってみたいプロジェクトをプロトタイピングしたりすることが可能です。「研究所」なので、さまざまなチャレンジと実験ができます。

オンライン説明会

場の発酵研究所が気になる方向けに、オンライン説明会があります。下記日程で開催していますので、都合のつくタイミングでご参加ください。各回同じ説明もさせていただきますが、テーマ(タイトルに沿った)トークも行います。関心のある方は、いずれもご参加ください。申し込みいただいたアドレス(連絡先)に参加のための情報をお送りします。なお、5月17日はフェローのみなさんとの座談会もありますので、気になる方はそちらもどうぞ。

<オンライン説明会開催日程>
①4月27日(火)20:00〜21:30
「非合理なお金とは。お金は何から生まれ何に使われるのか?」

②5月11日(火) 20:00〜21:30
「生活と仕事とボランティアと趣味と遊び、境界線はどこに?」

③5月16日(日)9:00〜10:30
「住まい、という場づくり。大きな視座と小さなアクションについて」

<フェローのみなさんとの座談会>
④5月17日(月)20:00〜21:30

定員

30名
※応募多数の場合は選考させていただく場合もございます。申し訳ございませんがご承知おきください。

参加費

①特待生参加枠:100,000円(税込)
②一般参加枠:120,000円(税込)
③一般(応援)参加枠:140,000円(税込)
④学生参加枠:80,000円(税込)
※いずれも全18回の講座+「みんなの研究費(15,000円)」+期間中のメンタリング / 相談(1h程度)すべての費用を含みます。
※①の特待生参加については、申し込みフォーム以外に別途「研究計画書」を提出いただき、選考させていただくというプロセスがあります。以下4点についてペーパーにまとめてください。「①場の発酵研究所において研究したいテーマ」「②検証したい仮説」「③研究方法 / 研究計画」「④研究の成果イメージ / 影響」をA4一枚以上。
※学生(22歳までの大学生。大学院生等は除く)は、④で参加することができます。
※講座(コミュニティ)開始前に一括で全額お振り込みいただきます。一括が難しいという方はご相談させてください。

お申し込み

「場の発酵研究所」に参加してみたい!という方は、以下からお申し込みください。申し込み期限は2021年5月23日(日)です。定員に達していない場合は5月30日(日)まで追加募集します。定員オーバーしている場合は選考を行う場合もございます。期限の2日後以内には受講可否についてのご連絡をさせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

よくあるご質問

  • Q
    場づくりにまだまだあまり取り組んでいない、という人でも参加できますか?
    A
    まったく問題ございません。場づくりのノウハウ的な側面よりも、これからの時代を切り拓くための問いや考え方を学ぶ場です。あるいは受講者やゲストも一緒に問うていく場です。まっさらな気持ちでご参加ください。
  • Q
    途中で参加をやめることはできますか?
    A
    途中で参加できなくなった方は辞退いただくこともできますが、参加費の返金はできません。ご了承ください。
  • Q
    参加できない回があるのですが問題ないですか?
    A
    問題ありません。すべての講座はレコーディング(記録撮影)しています。また各講座は終了後にレポートを作成いたしますので、振り返りなどに活用いただくことができます。
  • Q
    参加できない回があるのですが問題ないですか?
    A
    問題ありません。すべての講座はレコーディング(記録撮影)しています。また各講座は終了後にレポートを作成いたしますので、振り返りなどに活用いただくことができます。

お問い合わせ

TEL:090-8208-2918(藤本)
Email:banohakkokenkyusho@gmail.com

気になること、わからないことがあればいつでもご連絡ください。

場の発酵研究所では、継続的にnote(ブログ)で情報発信をしています。運営メンバーやゲスト講師、フェローのみなさんが執筆した記事や、各種内容のレポートなどが更新されます。ぜひ、ご覧ください。