ぎっくり腰やむち打ち症のように主に外的な要因で起きる症状は予防が難しいものです。なぜかというと手脚で起きる捻挫とか軽い脱臼のようなケガのようだからです。もしこの様なことが起きたらできるだけ早く専門家に診てもらい適切に処置してください。日常慢性にだるいとか重い、痛いのであれば予防が可能です。ある程度の傷みは努力のしようにより改善も可能です。
・形式を問わず柔軟体操をする(週にまとめた時間では無く、こまめに大きく動く) 背骨は長時間そして長期間同じ姿勢が続くとクセがつきます。日常の生活の多くは前屈みです。これを意識的に伸ばしてやらないと腰曲がりや猫背のように前屈みになります。 ある程度(個人差大ですが)の許容範囲を越してしまうと痛さやだるさ、痺れというよな症状がでることがあります。
予防法としてはそれ程難しくありませんが日常的な努力と根気が要ります。
1.柔軟体操をする。腰の後から両手を当て腰を押し出すように反らしたり左右に捻る。5,6回でもこまめに(せめて1時間に一度くらい)やると効果的です。 2.脚を使う。ご存じのはずですがせめて週に2,3回はできれば外を歩くと良いのですが家の階段を一段や安定した台の上り下りでも構いません。一歩でも歩けば自分の力の元だと思い億劫がらずに脚を使ってください。テレビを見ながら足踏みでもスクワットでも良いのです。 3.寝不足をしない。「背骨あれこれ」の「敷き布団と背骨の関係」にも載せましたが睡眠時間が足りないと一日で縮んだりズレた背骨が回復しないうちに、また使うことになります。短期間であれば後で充分寝ることで補えますが長期間繰り返されると本人の持っている回復力(自然治癒力)を越えてしまいます。この様になると身体が危険を感じ痛みやだるさ、痺れのような症状として自覚するようになります。取り敢えず体操したり睡眠を充分摂ってみて、それでも改善しないようなら検査や治療を受けてみてください。まれには背骨のズレとは異なった病気が隠れていることもありますので、あまりガマンせずに受診すると良いと思います。 普通に暮らすのであれば上記のことを日常的に行うことで健康でいられると思います。