ホルムアルデヒドや移染のことを知らないと、シールや注意をみて「そのまま袋から出していいのか？」わかりません。

結論から言うと、『移染』に注意するのは袋から出した後です！！

家具を買ったら目がチカチカしたり、ツンとする酸っぱい独特のニオイで気分が悪くなった経験はありませんか？それがホルムアルデヒドの影響です。タンスやベッドの家具に使用する木材には規制がありません。ホルムアルデヒドを使う合板・接着剤・防腐剤・塗料などから放出されて移染する恐れがあります。

注意書きに「接着剤にホルムアルデヒドを使っているため乳幼児用の衣類は袋に入れて保管してください」とあれば、「ベビー服に移染の恐れがありますよ」という意味です。※注意記載がない家具もあります。

低ホルムアルデヒドの木材を使用している家具もありますが、ベビー用だからといってホルムアルデヒドが全くでないというわけではありません。また、大人の衣類にも、縮み防止や形状記憶加工、プリント加工・染料・防虫剤などにホルムアルデヒドは使われています。大人の新品のジャケットやシャツなどの衣類からベビー服に移染することも考えられます。念のため大人用と赤ちゃん用は分けて収納する方がよいでしょう。

※子供用（3歳以上）～大人用の服については、経済産業省の指導による業界自主規制において外衣1,000ppm以下・中衣300ppm以下となっています。

ベビー服は、お店にある時までは、ガッチリ『移染』から守られていますが、開封後は、身近にあるモノから『移染』する可能性があります。