「究極」を目指すには、ただ高級とされているものを選べば良いのではなく、生産者さんの想いやこだわりの詰まった一流かつ極上の素材を使わなければならないと思いました。

チーズは北海道の全ての工房をあたり、流通している世界のチーズも含め、数十種類を取り寄せ、試作と試食を繰り返すこと約1000回。
辿り着いたのは、北海道の「月のチーズ」の「クリームチーズ」と「フロマージュブラン」フランスの美食家の名を冠した「ブリアサヴァラン」という3つのチーズです。

「月のチーズ」とは、美味しいフレッシュチーズが食べたい！との想いで、東京から北海道の紋別郡滝上町に移り住み製造・販売を始めた月村さんが作る、話題沸騰、現在入手困難のチーズです。
コンセプトは「パリの朝市のチーズのように、毎日の食卓に並ぶ無添加のフレッシュチーズ」
原料の牛乳にこだわり、月村さん自ら契約農家に出向き搾乳した搾りたてのミルクを使って作るチーズは、まるで濃厚なミルクをそのままとろりと詰め込んだような口溶け。
安定剤、防腐剤、調整剤、着色料等を一切使用していない本物のフレッシュチーズなので賞味期限も短く、到着後すぐにケーキにしてそのフレッシュさを閉じ込めています。

それに合わせるのは、フランスの高級チーズ「ブリアサヴァラン」
アフィネと呼ばれる熟成タイプのチーズの外皮を外し贅沢に内側だけを使用。
ほのかな酸味があり、バターを思わせる滑らかで濃厚な味わいは、ケーキにコクを加えてくれています。

卵は火を入れることで卵の風味が増し、素材の良さを邪魔してしまう性質があるので特に気を付けて厳選しなければなりません。
お店近くの田中農場の卵は、ヒナの段階から飼育環境や飼料に徹底的にこだわって育成された卵で、チーズの香りを存分に活かすことができる卵。
お店の近くということもあり、鮮度も抜群な極上素材です。

生クリームは、搾りたての生乳が持つ魅力をいかに活かしきるかがポイント。
数ある生クリーム全てを試飲、試作してオーム乳業のピュアクリーム48を使用。
「プロが選ぶプロのクリーム」と評される少量生産で鮮度・品質に徹底的にこだわった生クリームです。

小麦粉、砂糖は北海道の大地と空と水が育んだ小麦やてん菜で作られた安心素材を使用。
塩はヒマラヤ岩塩を、粒子が細かくなるよう波動器に一日かけてまろやかにした鉄分・ミネラル豊富な天然塩を使用。

下地のビスケットには、カルピス40本からようやく1箱作られる「幻のバター」と呼ばれていたカルピスバターを使用。

それぞれの生産者さんの想いやこだわりが詰まった極上の素材を集め、その良さを最大限に引き出すことによって、通常使用されがちな柑橘類や香料など、一切の無駄なものを排除。
チーズ本来の酸味と香りを追求した究極のチーズケーキ。
ひとつひとつ丁寧に焼き上げた完全無添加（安定剤、防腐剤、調整剤、着色料等を一切不使用）のチーズケーキは、一見ベイクドチーズケーキのようですが、ひとくち口にすれば、しっとりムースのような滑らかな食感とチーズ本来のフレッシュな酸味と香りがお口いっぱいに広がります。

このチーズケーキの名前である『白い風』
北海道の素材を多く使っていることや、僕のマヤ歴の紋章が「白い風」なのですが「想いが、大切な人に届きますように」という願いも込めて名付けました。

ケーキを入れる箱は、プロポーズの時に渡す指輪のように、宝石を入れる箱をイメージして作りました。

蓋を開けると「世界にただひとりの大切なあなたへ」のメッセージカード。
白いカラーの花言葉「乙女のしとやかさ、華麗なる美」には、ただ美しいだけではなく、特別に美しい究極の美という意味が込められているそうです。

それをくるむのは雲柄の高級和紙。
届いて外箱を開けるとそこはまるで雲の中。

それらをまとめるのに使ったのは紫の平彩ゴム紐。
紫は最も高貴な色とされ、高貴なあなたへの贈り物としてこの色を採用。

ショッパーも高級ブランドのように仕上げました。

チーズケーキ作りはもちろん、梱包、発送業務もひとつひとつ心を込めて僕自身で行います。
ですので1日10個限定生産です。

たくさんの方々に愛していただいたチーズケーキ『白い風』は、その後『満月チーズケーキ』に姿を変えましたが、贈答用として引き続きご注文を承っております。