漢方医療
漢方薬は”証”に基づいて処方が決定されます。”証”とは年齢、性別、体調など含めた疾患や体の全体像のことで、同じ疾患でも初期と進行してからでは証は異なります。実証、虚証という分類や、病気の進行状況で、太陽病→少陽病→・・・、と分類されます。舌診、脈診、腹診などでさらに細かく情報を得ることができます。
漢方薬だから「副作用はない」というのは誤った考え方です。しかし注意して使えばトラブルはありません。また「漢方だから西洋薬より弱い」というのも正しくはありません。適切に使用すれば切れ味よく効果を発揮することもあります。
日本は漢方薬が保険適応されている素晴らしい国です。西洋薬、漢方薬と限定することなく組み合わせて使用することが最も大切ではないかと思っています。
つじ耳鼻咽喉科クリニック(
漢方専門医
)
川崎市宮前区土橋3-3-1ドゥーエアコルデ203
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診断の考え方
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症状でお薬が決まる場合もありますが、わからない場合は実証、虚証の区別、6病位、気血水、肝や腎の状態、脈診、腹診、舌診なども参考にお薬を選択します。
実証、虚証
実証
とは元気があり、がっちりして活力のある状態や人を言います。お腹にも力があり、脈も浮いて触れます。一方
虚証
とはよわよわしく、元気がない状態や人を言います。お腹もやわらかく、脈も沈んで触れます。
しかし見た目と実際の証が異なる場合もあります。また実証タイプの人も高熱や徹夜の後は虚証にもなりますし、虚証タイプの人も気力が充実しているときは実証になるかもしれません。実証の人は便秘しやすく、虚証の人は下痢しやすいと言われています。
気血水
漢方では生命現象を”気””血””水”の3つにわけて解釈しています。これらに異常が起きると病気になると考えられています。
”気”とはまさに元気や気力の”気”で生命現象のエネルギーのことです。”気”が足りないと
気虚
(補中益気湯など)になります。だるい、つかれやすいは気虚の症状です。”気が停滞すると
気鬱
(半夏厚朴湯など)になります。”気”が逆流すると気逆になります。冷えのぼせ(足は冷える)は気逆の症状です。
”血”は血液ではなく栄養・・みたいなイメージでしょうか・・。”血”の不足は
血虚
(四物湯など)といいます。皮膚の乾燥、顔色が悪いなどは血虚の症状です。”血”がとどこおった状態を
瘀血
(桂枝茯苓丸など)といいます。瘀血では舌の裏側が赤黒くなったり、おへその周りを押すと痛かったりします。
”水”の異常は
水毒(水滞)
(五苓散など)といいます。水が偏在する場所によって、全身の浮腫、鼻水や痰、関節のこわばり、食欲不振、下痢、手足の冷えなど様々な症状を起こします。
脈診
画像のように手の脈をとることを脈診といいます。脈の触れ方によって、浮脈/沈脈、数脈/遅脈、細脈などに分類されます。実脈、緊脈、弦脈、滑脈、渋脈、軟脈、大脈、緩脈と教科書的には色々ありますが、この辺はもうよくわかりません。あくまで補助診断の一つと考えて良いと思います。
舌診
舌の色調、形、血管の状態は重要な所見です。赤みが強いのは血虚によくみられます。画像のような歯痕舌は水毒の人によくみられる所見です。舌下静脈の怒張はお血の所見として良く知られています。
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副作用
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副作用はめったに見られませんが、たまにあります。甘草、麻黄、柴胡、黄ごん、大黄、附子などだいたい限られた生薬を含むもので副作用はおきます。長期間内服を継続する方はときどきは血液検査をした方が良いです。重篤なものは稀ですが、入院となるケースもあるので甘く見るのは危険です。
間質性肺炎
柴胡、黄ごんを含む方剤。麦門冬湯。
偽アルドステロン症
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心不全、不整脈、ミオパシー
芍薬甘草湯
肝機能障害、黄疸
柴胡、黄ごん
蕁麻疹、湿疹など
これは漢方に限らずどの薬でも起こりえます。
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代表的な病態 と 処方
これら以外にも様々な処方の可能性がありますが、よく使われる代表的な処方を列記してみました。
疲れやすい
補中益気湯
十全大補湯
人参養栄湯
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朝起きられない
睡眠をとっていても朝起きられない場合は漢方薬が有効です。朝の低血圧なども関連していると思われます。学校に行けないお子さんなどにも有効な場合があります。
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夜ねむれない
朝寝・昼寝などをしていないのに夜寝つきが悪い場合は漢方薬の適応です。朝しっかり起きる、眠くなってから寝床に入るなどは良い睡眠習慣にとって重要なことと思います。
酸棗仁湯
加味帰脾湯
黄連解毒湯
抑肝散
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夜間頻尿
前立腺がんや前立腺肥大がないのもかかわらず、夜間の尿の回数が多い場合には漢方薬の良い適応です。
八味地黄丸
牛車腎気丸
猪苓湯
清心蓮子飲
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便秘症
大腸検査をしても何も病気がない場合は、便秘は漢方薬のよい適応です。色々な種類のお薬からあったものを選択します。
桃核承気湯
防風通聖散
大黄甘草湯
麻子仁丸
大建中湯
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コロナ後遺症
においがわかりにくい、味がわかりにくい。長引く倦怠感。集中力、記銘力の低下。繰り返す起立性低血圧。咳、痰。動悸、息苦しさ。脱毛。関節痛、筋肉痛。睡眠障害。症状に応じて様々な処方が考えられます。
(現在飲んでいるお薬がある方はお薬手帳などをお持ち下さい。)
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耳鳴がする
牛車腎気丸
釣藤散
当帰芍薬散
五苓散
香蘇散
柴胡加竜骨牡蛎湯
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耳管開放症
加味帰脾湯
補中益気湯
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月経困難症
生理痛がひどい、生理の前後にイライラする、むくむ、生理不順がある、などは漢方薬の良い適応です。割とお薬は効くようです。
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生理が来ない、妊娠しない
明らかな婦人科疾患がないのに、生理が来ない、妊娠しないなどの方は漢方薬が有効な場合があります。
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頭痛、肩こり
五苓散
呉茱萸湯
葛根湯
桂枝茯苓丸
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鼻がでる、つまる
葛根湯加川弓辛夷
辛夷清肺湯
小青竜湯
荊芥連翹湯
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のどが痛い
桔梗湯
小柴胡湯加桔梗石膏
荊芥連翹湯
麻黄附子細辛湯(のどチク)
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のどがつまった感じがする
半夏厚朴湯
柴朴湯
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せきが出る
麦門冬湯
麻杏甘石湯
柴朴湯
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めまいがする
半夏白朮天麻湯
苓桂朮甘湯
真武湯
五苓散
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熱中症
熱中症は命にかかわる危険な疾患です。体温が異常に上昇した場合や意識がもうろうとしている場合には救急車の要請も検討しましょう。とにかく①日差しを避けて、②体を冷やすことと③水分(と塩分)を補給することを優先しましょう。あらかじめ
五苓散
を飲んでおくと予防には有効です。
五苓散
白虎加人参湯
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口内炎(口が痛い)
黄連解毒湯
半夏瀉心湯
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夏バテ
清暑益気湯
補中益気湯
十全大補湯
人参養栄湯
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口がかわく
白虎加人参湯
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嗅覚・味覚障害
当帰芍薬散
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長引く乳幼児の中耳炎
十全大補湯
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体質改善(主に小児)
小建中湯
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その他で漢方で対応できる症状
・腰痛
・アトピー性皮膚炎
・更年期障害
・ストレス関連症状(動悸など)
・こむらがえり
・足が冷える
など
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最後に
当院では漢方専門医(東洋医学会)が、一人一人の証に見合った処方を致します。お気軽にご相談下さい。