さて
私はごくごく普通のOLでした
ゼネコン
歯科助手
住宅メーカー
リゾートホテル
輸入車ディーラー
ほか
事務や受付などの
仕事をしておりました
そのOL時代に
アイリッシュセッターという
大型犬を飼い始めました
初めての犬、しかも大型犬!
犬との生活が本当に楽しみで、
ワクワクしておりました…が、
自分が抱く理想の関係を
築くことが出来ず…。
しばらくして、
母が探してくれた
しつけ教室のグループレッスン
に通いだしました
毎回レッスンの締めくくりに
犬たちを一斉に開放し
自由に遊ばせるのですが
当時はまだ
ドッグラン や ドッグパーク
がほとんどない時代…
楽しそうに思い切り走る
犬たちの姿を初めてみた私は
。・。*あまりの美しさに感動*。・。
犬に魅了され、
いつか犬の世界で仕事がしたい!
言葉の通じない犬と
信頼関係を気付いてみたい!
いつしか、
ドッググルーマーになろう!
そう、決めました
働きながら専門学校に通いだし
ほぼ休みない日々が続きました
専門学校では
犬との関係の築き方
犬の保定の方法
道具の扱い方から始まり
とにかく
すべてが新しいことばかり
そして、相手は動物です
言葉の通じない
命ある生き物です
様々な犬に出会い
そんな犬たちに、
私はとても緊張していました
初めて学校で触れた犬は
大型犬の頭部ほどしかない
小さな小さな犬
ヨークシャーテリアでした
その犬の脚の華奢さといったら!
アキレス腱は爪楊枝のよう…
爪切りの時、脚を持つ事に
私はビクビクしていました
また、
私にずっと身を委ねてくれて
とっても可愛い~のですが
それは、
おも~いおも~い大型犬!(^^)
シャンプー台や
グルーミングテーブルに乗せるため
一人で必死に持ち上げたり…
お、重い…(・・;)
このような可愛いモデル犬たちに
お世話になりながら
勉強させていただきました
綺麗に洗いあげ、
美しくドライング…
この行程が楽しくて
仕方がありませんでした
私は、
綺麗に美しくなった犬を見ると
自然と笑顔になっていました
このモデル犬たちには
本当に感謝しています
この気持ちは、
同級生のドッググルーマーが
みな心から思っていること!
卒業後はドッグサロンに就職
でも…
予約を詰め込まれ時間に追われ
きつい、つらい…
犬が動くため鋏を持つのがこわい
全身毛玉で時間がかかる…
あまりにも安いお給料
可愛い犬たちに囲まれて
楽しい仕事のはずでしたが
まだ未熟な私は、
気持ちに余裕がなくなり
何度も辞めようと思いました
でも、そういう時こそ
自分に前向きな
言葉をかけてきました
頑張ってきたのに辞めるの?
大丈夫!私よくやってる!
この仕事をする私って凄い!
私がシャンプーすると綺麗!
お客様が笑顔で喜んで下さる!
そう、それまでの私は、
時間に追われることで、
できない、つらい部分にばかり
目を向けてしまっていたのです
本当は、犬が綺麗になること、
お客様の喜ばれたお顔をみると
私も嬉しい!
だからこそ
また頑張ることができるのに
余裕がなくなっていたために
この気持ちを忘れかけていました
大切なことに気づくことができ
本当によかったと思っております
月日が経ち、
だんだんと仕事にも慣れ
自分に自信がついてきた頃
自分のお店をもつことを
意識し始めました
大丈夫!私にもできる!!
最初は
「自分の実店舗をもつ」
これを目標にしていました
でも、実際に店を所有する
自分をイメージしたときに
本当にそれでいいのか…
考え始めました
なぜなら
犬は、年齢、大きさなど、
さまざまです
お客様(飼い主様)も
主婦のかた
お年寄りで体力がないかた
お独り暮らしの方
お仕事で不在が多いかた
ご自宅でお仕事なさる方など
さまざまです
犬の数だけ
そして、お客様の数だけ
サロンへのご要望も
数多くあるのではないか?
それを調べる必要があると思い
即行動しました
私は犬が集まる公園に出むき、
愛犬をお散歩中のかたに
声をかけてみました
突然で驚かれたご様子でしたが
皆様、心優しく
私の話に耳を傾けてくださり
皆様のお悩みやお望みも、
たくさん聞かせていただきました
中でも、
特に気になった
お悩みがございました
それは、
愛犬ラブラドールを
ご自分でシャンプーなさる
男性のお悩みでした
爪切りだけはできないから、
お店に頼んでいるのだけど、
スタッフさんが
3人がかりでやるんだよ
このこが暴れるものだから…
「え!3人がかりで爪切り…?」
私はすぐに気付きました
暴れてしまうのは
爪切りのやり方が合わず、
肢に負担がかかり
このラブラドールは
嫌がっていたのだろう…と
爪切りって
どの犬も好きではないです
それ以上嫌にならないように、
私は楽な姿勢で
犬に負担をかけないことが
大切だと思っています
このような
お客様のお悩み、お望みは、
皆様のお役にたちたい!
と思う私にとって、
とても貴重なお話しなのです
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さて、
一方で、私自身は
悩みや望みはなかったのか
お話しさせていただきます
私がドッググルーマーになる
以前のことです
今は亡き愛犬の
アイリッシュセッターを
綺麗にしてもらいたくて
あるお店にシャンプーを
依頼したことがございました
終了した旨のお電話をうけ
迎えに行ったときのことです
え…すごくぐったりしている、
どうして…?
私の姿を見ても
横になったまま動かず
元気がありませんでした
自分の犬がシャンプーされる姿を
見ていない為私は心配になりました
どうだった?
そう愛犬に尋ねたところで
なにも答えません
だって…
犬は言葉を話しません
話せないのです
せめて施術中の愛犬の姿を
見ることができたらいいのに…
これが私の望みでした
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この経験からうまれた私の望み、
そして、
皆様からうかがったお悩み
これらを踏まえ、
飼い主様のお悩みを解決し
喜んでいただくためには
私がお店を所有することにより
営業時間中ずっと外に出られず
身動きとれなくなるよりも
お客様のために
柔軟に自由に動けるほうがいい
お客様の目の前で
仕事をするほうがいい
そう思いました
その結果
訪問型のドッググルーマーになり
全てのお客様に満足していただく
サービスをご提供しよう
そう決めたのです
皆様の愛犬へのお悩みを
どうすれば解決できるのか…
その方法を
お手紙にいたしました
長文ですが
心をこめて書きましたので、
是非最後まで
お読みいただけたら
嬉しく思います
私の、このサロンへの思いを
知っていただけたら幸いです
★★★
私は現在企業に勤めながら
空いている時間を使い
この活動をしている為に
顔写真を載せられないことを
ご了承ください