中国美術の魅力について

美術品には言葉にできないほどの魅力を持つものもあります。単なる調度品ではなく、過去から現代までの移り変わりも示しているものもあるからです。今回は中国美術の魅力などについて紹介していきましょう。

中国美術の基礎知識

こちらでは、中国美術の基礎知識について見ていきましょう。基礎知識を知ることで、もっと中国美術を身近に感じられるようになるのではないでしょうか。

 ・中国美術の始まりとは?

中国美術の始まりは約6000年前の黄河文明や長江文明と言われています。中国最初の王朝が「殷」であり、王が祭祀で使う祭器が中国美術の始まりと言われているのです。当時の青銅器は動物や想像上の生物が描かれていて、現在でも歴史的資料として価値のあるものとなっています。

 ・中国美術を発展させたものは?

結論から言えば、中国美術を発展させたのは漢民族です。その時代の哲学や宗教、文化などの影響を受けながらさまざまな美術品を生み出したのです。インドやローマ、エジプトなど西方の文化がシルクロードを介して伝わったことで更に中国美術の発展に貢献しました。

 ・各時代の特徴がある

中国美術と言っても、その時代にどんなことがあったのか、何に影響されたのかなどがわかるほど形式を変えているものもあります。その時代の変化を楽しめるのも中国美術の楽しみ方のひとつなのかもしれませんね。

中国美術の種類

中国美術と言ってもさまざまなものがあります。こちらは、その中でも特に有名な種類について見ていきましょう。

 ・書画

中国美術と言えば、書画を連想する人も多いのではないでしょうか。中国では身分の高い人が身に着けておくべき教養のひとつとして数えられています。ただ、中国の書道が成立したのは春秋から戦国時代までさかのぼります。創成に関しては紀元前2500年頃という記録もありますが、確実な資料が発見されていないので、あくまでも憶測の域を出ないようです。

 ・陶磁器

新石器時代から始まったとされるもの、それが中国の陶磁器です。始まったと言っても最初のものは食物や水を入れるためだけに作られていたため美しさはなかったようです。ただ、中国文明が起こることで彩文土器が作られるようになりました。中国美術と言われるようになったのは、この頃の物を考えていいでしょう。

 ・七宝

七宝はエジプトを起源とする説が有力と言われています。金属工芸分野において伝統的な技法として注目されています。各時代にそれぞれお異なる特徴を持つ七宝が発見されているので、かなり古くからの歴史を持っていると考えていいでしょう。

中国美術の基礎知識

中国美術の定番と言っていいものが「掛け軸」です。しかし、これは安く買い叩かれることもあります。テレビ番組などでも掛け軸に安い金額がつけられているものを見たことがある人もいるのではないでしょうか。こちらでは、どんな風にすれば高く買い取ってもらえるのかを見ていきましょう。

 ・作家は明白か

中国美術で重要なものは「作家が分かっていること」です。どれだけ綺麗なものであっても、作家自体が無名であれば高額はつけられないでしょう。逆に、保存状態が悪くても有名な作家のものであれば高額査定も期待出来ます。

 ・署名や箱

作家が分からないと高い金額がつけられないわけではなく、署名や箱があれば作家が明白じゃなくても、調べることでどの作家が書いたものなのかを特定することも可能です。

 ・保存状態

作家名などが明白になっていても、著しく保存状態が悪ければ減額対象となります。保存状態が良ければ更に数十万円、物によっては百万円単位で価値が変わることもあるようです。

人気の中国陶磁とは?

中国美術の中でも人気が高いものとして陶磁が挙げられます。こちらでは、その中でも人気が高いものを見ていきましょう。

 ・青花

青花陶磁は貴重な伝統芸術と言われています。そのため、希少価値が高く買い取ってもらう際にも高い金額が期待できるものです。時代に合わせてスタイルを変えている特徴があり、常に進化し続ける陶磁として注目されています。

 ・高麗青磁

高麗時代に生産されていた独特な様式の陶磁器のことを高麗青磁と言います。光沢があり、美術品をコレクションしている人にとっては垂涎の品と言ってもいいでしょう。小さな陶製の水差しが日本円で3億超えの評価を集めたこともあります。

 ・磁州窯

河北省南部で生産された陶磁のことを指します。灰色の陶質の胎土に白化粧を施して透明釉をかけたものが基本です。上品な美しさを持つ陶磁として注目されています。

中国美術の他の特徴などを知りたい人はこちらのサイトをご覧ください。

まとめ

中国美術と言ってもさまざまなジャンルがあります。
それだけ美術や芸術に貢献してきたものであることが伺えるのです。
博物館や骨董店の中には中国美術をメインに展示しているところもあるので、
そういったところで見学してみてはいかがでしょうか。