注:どちらの聖天様の像かは、ご指定できません。
あなたが選ぶのではなく、聖天様にすべてお任せをして、あなたのお手元に届くのをお待ちいただきます。
十一面観音の3つの菩薩顔からみた、この世はとてもきれいです。「母親が幼いわが子を抱きしめる顔」「愛する夫を出迎える顔」「両親を慕う顔」こんな ふうに表現できます。
あなたにもこんな慈愛の表現、親、パートナー子、すくなくても3種類の菩薩顔ができます。
あなたを騙した人への怒り、あなたをいじめる人への怒り、あなたを裏切った人への怒り、十一面のうちで3つの怒顔は、たとえばこれです。
あなただって、浮世で生きる上ではやむなく、こんな顔もしてきたかもしれません。
十一面観音の残る4つの顔のうちで、いちばん怖いのは牙を出した顔です。
十一面観音の内側からこの顔を通して、この世界をみるとどれも青白く、くすんだ色をしています。想像してみてください。
あなたの周囲の風景が、灰色がかった青い色に染まっています。
やさしい菩薩顔と怒った顔にはあたたかい血がかよっていますが、牙を出した顔と、大笑いしている顔はおもいきり冷たい顔をしています。
十一面観音の大笑いしている顔は虚無の顔、諦観した顔なのです。
十一面観音の頭のなかに自分の意識をおいて、十一の顔をとおして見た世の中は、ひとつの世界が住む人によって、まったくちがう世界になることを教えてくれます。