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阿吽俳句会

(aun-haikukai)

阿は自然への驚き 吽は人間への共感



阿吽俳句会は昭和63年、肥田埜勝美によって、埼玉県所沢市で創刊されました。
石田波郷を師系とし、韻文精神と境涯俳句の正統を今日に伝えています。
創刊35周年を迎えた俳句結社です。
阿吽俳句会について

概要

創刊 昭和63年6月
代表 塩川京子
副代表 松本英夫
同人会長 吉田晃延
会誌発行 毎月10日
誌代
半年7,500円、1年15,000円(1,250円/月)
住所 〒359-1144 埼玉県所沢市西所沢2-10-18 阿吽俳句会
電話番号 04-2922-7202
郵便振替 00180-1-351567 阿吽俳句会
HP https://peraichi.com/landing_pages/view/aunhaikukai
電子メール aunhaiku@gmail.com
創刊 昭和63年6月

これまでのあゆみ

昭和63年 肥田埜勝美が埼玉県所沢市で創刊、師系石田波郷。
平成18年 主宰:肥田埜勝美、副主宰:肥田埜恵子逝去により、
代表:松本津木雄、副代表:塩川京子が就任。
平成28年 代表:塩川京子、副代表:松本英夫が就任。
平成30年 創刊30周年を迎える。記念大会、記念句集の刊行など、各種行事を実施。
令和5年
創刊35周年を迎える。合同記念句集を刊行。
平成18年 主宰:肥田埜勝美、副主宰:肥田埜恵子逝去により、
代表:松本津木雄、副代表:塩川京子が就任。

創刊主宰 肥田埜勝美

大正12年埼玉県所沢市生まれ、東京高等師範学校(現:筑波大学)卒。昭和23年清瀬の国立東京療養所にて石田波郷と出会い、所内の俳句会で指導を受ける。昭和28年石田波郷主宰「鶴」入会同人。昭和49年小林康治主宰の「泉」創刊に伴い入会。昭和63年「阿吽」創刊主宰。平成18年逝去。句集に『太郎冠者』『有楽』。


薪能暗きを川と見て泣くも

朴の花諸枝に咲きて重ならず

代表 塩川京子

鹿児島県出身。高校生より俳句を始め、福永耕二らと同人誌で活動。昭和41年「鶴」入会。昭和52年「泉」入会。昭和56年「泉賞」受賞。平成2年「阿吽」に参加。平成18年副代表、平成28年代表に就任。句集に『朱』『花野』。


近くまで雨の来てをり白牡丹

波郷忌の句座に聞こゆる咳ひとつ

今月の阿吽俳句

11月号より

あるがまま生きて笑うて吾亦紅 塩川京子
山を褒め渓を称へて木曾の秋 松本英夫
一休みしては鳴き出すつづれさせ 岡野美代子
手熨斗して畳む干しもの秋日和 貴堂千恵
和を乱す声もときをり虫時雨 三栖隆介
到来の桃のうぶ毛に触れてみる 宮崎トミ子
秋晴や花鋏手に野道行く 吉田晃延
すり足で近づく老いやそぞろ寒 五十子千代子
音もなく日照雨の注ぐ貝割菜
佐藤勝平
秋灯やしばし見つむる診断書 新妻貞二
どことなく似て来し夫と梨食みぬ
相田康子
月今宵父母より享けし八十路かな 林こずえ
貝割菜一盛茹でて一握り 中川順子
蔓引いて引いて連なる烏瓜 市川ひな子
ふるさとの思ひ出つつみ梨届く 住吉俊彦
四方へ散る一足ごとの蝗かな 宮山雅行
手のひらに夕日のごとき石榴かな 一條まり
享保より端座崩さぬ雛かな
松本英夫
トピックス

晴雲集同人の出田邦山氏の作品が「俳句四季」10月号に掲載されました
(令和6年10月)


功もなく長寿保てり太宰の忌

老翁の焼けし笑顔や沖縄忌

迸る命匂へり栗の花

老い二人大の字小の字昼寝せる

天と地を繫ぐがごとく虹立てり

遠方に人動きそめ春来る

巻雲集同人の吉田哲二氏の作品が「俳句四季」10月号に掲載されました
(令和6年10月)


電柱の犬嗅ぐところ蟻もをり

蛾の抜くるフェンスの穴の六角形

海亀に乗つて旧友来たりけり

かんかん帽くるくる正面を探す

鳴かぬ鳥見つけて避暑の了りけり

遠方に人動きそめ春来る

副代表の松本英夫の作品が「ウエップ俳句通信」141号に掲載されました
(令和6年8月)


衣更へていまさらながら喜寿の羽化

病弱の子が父となる立葵

古本屋転じ古着屋梅雨に入る

場所入りの車つぎつぎ雲の峰

大川へ打出し太鼓泥鰌鍋

木曾谷の代官屋敷合歓の花

桟のたちまち消えて夏の霧

病弱の子が父となる立葵

所沢市俳句連盟の春季俳句大会が開催されました
(令和6年6月)

1位入賞の晴雲集同人・藤田明子氏をはじめ、多くの会員が投句、入賞しました。

「俳壇」6月号で当結社が紹介されました
(令和6年6月)

第三十六回 阿吽賞・阿吽新人賞決定
(令和6年6月)

第三十六回の阿吽賞は川野当子氏、阿吽新人賞は中川順子氏に決定しました。

川越で春の吟行句会を開催しました
(令和6年4月)

4月5日に川越で吟行句会を開催しました。花曇の中、充実した吟行会となりました。

創刊35周年記念「阿吽合同句集」を刊行しました
(令和5年11月)

生涯を句に遊びゐてあたたかし
塩川京子
まなうらに端坐の龍太涼気過ぐ
松本英夫
他全91名が入集
まなうらに端坐の龍太涼気過ぐ
松本英夫

創刊35周年記念大会および令和5年阿吽の集いを開催しました
(令和5年11月)

11月13日に日光・鬼怒川にて、「創刊35周年記念大会」および「令和5年阿吽の集い」を開催しました。阿吽の集いは毎年秋に開催していた年次大会でしたが、令和元年を最後にコロナ禍により中止しており、今般は久しぶりの開催となりました。

晴雲集同人の吉田哲二氏が第一句集『髪刈る椅子』(ふらんす堂)を刊行しました
(令和5年8月)


子の肩のてんたう虫をまだ告げず

冬空や日本の裏といふ故郷

新走り飲み干す肘の高さかな

子放てばたちまち駆けて飛花落花

遺伝とふ恐ろしきもの夏帽子

常連とならぬ気安さ帰り花

いちまいの青となりたる初御空

蝶を追ふ蝶ひるがへり午も過ぎ

波郷忌や遺影の髪の豊かなる

基地の中まで寒林のひと続き

虫籠に虫なし子なし寝ねにけり

晴雲集同人の出田邦山氏の作品が「俳句界」6月号に掲載されました
(令和5年6月)


鍬跡の残る筍提げて友

大空を包み広ごる槻青葉

会ふ人はみなよき人よ風薫る

麦秋や鎌研ぐ父の背丸し

慰霊碑に青葉若葉の囁ける

老成てふこともあるらむ竹落葉

遠方に人動きそめ春来る

同人会長の吉田晃延氏の作品が「俳壇」6月号に掲載されました
(令和5年6月)


夏霧の森たもとほる鳥の声

雲抜けて岩に小憩風薫る

乗越に仰ぐ神域虹かかる

明日辿る黒き稜線星涼し

つれづれに木道歩む夏の月

遠方に人動きそめ春来る

松本英夫副代表の第二句集『金の釘』が、文學の森賞の準大賞を受賞しました
(令和5年5月)

塩川京子代表の作品が「俳句」4月号に掲載されました
(令和5年4月)


子等の声増ゆる公園春近し

遠方に人動きそめ春来る

春の川まばゆきものの流れゆく

この辺りつぎつぎ蝶の舞ひ上がり

すみれ草群がり咲きぬ窯場跡

木洩れ日のこまかく揺るる小米花

目を凝らしゐる間に過ぎし春驟雨

巣の上にちよんと乗りゐる燕の子

遠方に人動きそめ春来る

晴雲集同人の三浦恭氏の作品と小文が「俳壇」4月号に掲載されました
(令和5年4月)


天平の世ははるかなり春の星

春の雹マリンバの音とびはねて

ややありて知りしそのこと鳥ぐもり

行く末の読めぬゆらぎや蜃気楼

陽炎におほきく傾ぐふたりかな

春の雹マリンバの音とびはねて

新宿御苑で春の吟行句会を開催しました
(令和5年3月)

3月29日に新宿御苑で吟行句会を開催しました。好天に恵まれ、満開の桜を堪能しました。なお、句会の開催にあたっては、万全の感染対策をして臨みました。

句会案内
【本部句会】
  • 所沢句会(於:所沢中央公民館)第2日曜日
  • 新宿句会(於:新宿区角筈地域センター)第3日曜日
  • 狭山句会(於:富士見集会所)第3水曜日
  • 初歩俳句講座(於:所沢中央公民館)第2木曜日
  • 初学俳句講座(於:所沢中央公民館)第3木曜日


【支部句会】
  • 和泉支部
  • 川西支部
  • 高崎支部
  • 練馬支部
  • 日高支部
  • 松山支部


定例句会の日程、会場等は都合により変更になる場合があります。会員の方は必ず事前に阿吽誌上で確認して下さい。初めてのご参加も随時受け付けています。見学のみでも結構です。参加ご希望の方は、お気軽にお問い合わせください。
また、定例句会の他に、年1回の鍛錬会(阿吽の集い)や季節に合わせた吟行句会、バス吟行などもあります。
入会案内

初心者歓迎!


初心者向けの指導句会が充実しています。


初めての方でも丁寧に指導いたします。


俳句を始めてみたい方、


興味はあるけど俳句結社はちょっと


敷居が高いと思われる方も、


是非お気軽にお問い合わせください。


阿吽俳句会は会員同士の繋がりを大切にしています。




私たちと一緒に俳句を通じて

自然と触れ合いましょう!




  • ご希望の方には見本誌をお送りします。お気軽にお問い合わせ下さい。
  • 所沢市とその近隣の会員が多く在籍しています。俳句を通じて地域の方との交流を深めませんか。
  • お問合せは電話、郵便又は電子メールでお願いします。お返事には少しお時間をいただく場合があります。

【問い合わせ先】

電話:04-2922-7202
郵便:〒359-1144
   埼玉県所沢市西所沢2-10-18
   阿吽俳句会 宛

メール:aunhaiku@gmail.com