とまと梅の効用

梅には浄血、解毒、殺菌など健康に欠かせない重要な働きがある。

梅は抜群のアルカリ食品
「人間が健康であるためには、血液を中性から弱アルカリ性に保つことが必要ですが、酸性食品には美味しい物(お米、お酒、ビール、卵、肉、白砂糖) が多く酸性に傾きがちです。
アルカリ食品といえば、海藻、野菜、果物そして梅です。

たとえば 100gの豚肉を食べた場合、その酸性を中和させる為には人参で100g ほうれん草で50g必要ですが、梅の場合たった10gで100gの豚肉を中和させる事が出来ます。

豊富に含まれるクエン酸の働き

梅にはクエン酸が豊富に含まれています。酸っぱい梅にはレモンと比較しても5~6倍の クエン酸が含まれています。体液が酸性化すると酸性を中和する為に体内のカルシウムが消費されます。
それが続くと、カルシウムが不足し、精神不安定やらイライラが起こります。
カルシウムはそのままでは吸収されにくいのですが、クエン酸と結びつくことにより、非常に吸収されやすくなります。骨粗しょう症の予防のためにカルシウムが必要なことは言うまでもありません。

またクエン酸は乳酸の発生を抑えることが出来ます。

体内に取り入れられた食物は熱とエネルギーに転換し、最後に炭酸ガスと尿になって排出されます。
この過程で「乳酸」という疲労元素が発生します。乳酸は体内のタンパク質と結合し乳酸タンパクになり、細胞や血管を硬化させ疲労や、老化の原因になります。
クエン酸を取る事により、乳酸の過剰生産を抑え、乳酸をうまく炭酸ガスと水に分解し体外に排出します。

解毒作用

人間の臓器の中で非常に重要な働きをするのが肝臓と腎臓です。
肝臓は解毒(有害物質を無害にする)という重要な働きをする臓器です。
梅に含まれるピクリン酸等有機酸が肝臓の機能を高めるといわれて
います。

腎臓は体液を弱アルカリに保つために働いています。
体内の老廃物、余分な酸性物質をため込んだ血液をフィルターにかけ、不要な物を尿として排出することで、体液の弱アルカリ性を保って
います。