「書くのに時間がかかっている」
「書きたいのに書けない」という方が、
着手が早くなっり、話したことがそのまま力のある文章になることによって、
生産性を高めて、
より本質的で重要なことに時間を使えるようになる
さらには、
BlogやFacebookに書いた文章にいいねやコメントがつくという状態
を目指しています。
私たちが文章を書くのに時間がかかる原因は
自己検閲にあると考えています。
それは何かというと、うまく書こうとすることです。
うまく書こうとして、
構想に時間がかかり、
情報収集に時間がかかります。
最初に構成から考えてしまい、
盛り込む内容を考えているうちに、
情報収集に時間がかかります。
あれもこれもと内容が盛り沢山になってしまって、
それを整理するのに時間がかかり、
だんだん面倒くさくなってしまい、
集中力が下がります。
場合によっては先延ばしにして、結局実際に文章にするまでに
時間がかかります。
自分はダメなやつだなーと自信がなくなってしまう。
自信がないので、さらに着手までに時間がかかる
という悪循環が起きている
録画をしながら、とにかく話をする。
ZOOMの録画機能を使って、
最初に5分間、とにかく話をします。
聞いてくれている人がいて、さあ話してと言われるので強制的にではありますが話せる。
書くべき内容の大半はすでに自分の中にあるのです。
でも、
聞いてくれる人がいないと構想を考えちゃいます。
聞いてくれてる人に向かって話しをする。
うなずいたりしてくれることで話せます。
この着想を得たのはファインディングフォレスターという映画からです。主人公の高校生のジャマールに、フォレスターが指導するんですけども、最初のステップがタイプライターを置いて、書き始めるんですね。ジャマールが開き始めないので、”What’s problem?”と訊ねると”Im thinking”と答えたのに対して、”No thiking”と最初の原稿は心の中から出てきたままに書くんだと言うんですね。私たちは考えちゃうと書けなくなるのですね。なので、最初は下書きや構想をせずに、思い浮かんだままに話します。
Take2は構成を考えてから録画します。
最初の録画を観ながら、
キーワードをメモしてゆきます。
ありえる楽考のフォーマットに沿って、
読み手は誰か?
読み手の「何」に、「どのような」変化をもたらすのか?
最初の状態はどんな状態で、どんな結果の状態になるのか?
この変化は読み手にとって、どんな意味や価値があるのか?
この意味のある変化を起こすために、何から着手するのか?
最初のステップはこれで、
その次のステップ、
3番目のステップを経て、
最終的にどういう状態なるのか、結果の状態をもう1回伝える
という形に構成を書いた上でまた録画をします。
実際のところ、誰の何にどのような変化を意識するかどうかで
時間も質もまったく別なものになります。
ここですでに、手応えを感じることができます。
「思考力のもつ位置エネルギー」
アウトプットに対して、一緒に行っているメンバーが最初の読者になって、感じたことをコメントします。
反応を色々してもらうことが評価の一つですが、加えて加藤洋平さんが、『成人発達理論による能力の成長』の中で紹介したカートフィッシャーの「思考力の位置エネルギー」をもとに自分が書いた文章から思考力の段階を評価します。
ここまでで触れていなかった、別の書くまでに時間がかかる原因を紹介します。
「自分だけでやろうとする」ことです。
最初に、聞き手になってもらうことをお願いすることで、素早いスタートが切れます。
「わかりやすかった」、「動きたくなった」と言ってもらえれば、それで充分で、それ以上、情報収集や構想に時間を掛ける必要はありません。
一緒に取り組むことで、時間を短縮できるのであれば、「一緒にやる」ことに時間を使えます。わざわざ、信頼関係をつくるために、懇親の時間をとる必要はなくなります。一緒にやることで信頼関係が蓄積され、信頼関係があるので、お願いしやすくなリ、一緒に仕事をする時間を増やし、成果を増やすという好循環になります。
懇親は、ただ、楽しむためにしたら良いわけで、
苦痛だけど関係づくりのために、しかたなく、時間を使うということは却って関係性を損なうのではないでしょうか。