足の痛み・疲れ・むくみは
足の変形や靴の選び方が原因かもしれません!

病院に行くほどのことではないけれど
若いころはいくらでもあるけたのに…
足が疲れやすい・痛くなりやすい・むくみやすい…

そんな方は気が付かないうちに
足の変形が進んでいるかもしれません。

足の3つのアーチとは

足には横アーチ・内側縦アーチ・外側縦アーチという3つのアーチ構造があります。
横アーチ:母趾の付け根と小指の付け根の関節を結んだ線

内側縦アーチ:いわゆる「土ふまず」カカトと母趾の付け根を結ぶ線
外側縦アーチ:カカトと小指の付け根を結ぶ線

3つのアーチは骨格と筋肉・靭帯で構成され、次のような役割を果たしています。
・歩行時の衝撃をやわらげるクッションのような役割
・足を踏み出す時のバネの役割
・3点でしっかり支えて安定させる三脚のような役割

加齢や運動不足・ホルモンの影響などで筋肉が弱くなったり靭帯が伸びてしまうと、アーチが崩れてきます。

横アーチの崩れた状態を開帳足
内側縦アーチの崩れを扁平足といいます。

横アーチの崩れは扁平足と比べると自分では気が付きにくい変形ですが、放置するといろいろなトラブルの元になります。
足が疲れやすい・痛くなりやすい・むくみやすいなどのトラブルのある方はアーチの崩れから歩いたり走ったりするときの衝撃が大きくなっている可能性があります。

アーチの崩れが原因で起こるトラブル

◆足が疲れやすい・痛くなりやすいなどのトラブルのある方はアーチが崩れているため、歩いたり走ったりするときの衝撃を強く受けている可能性があります。
また、足の血管が圧迫されて血行が悪くなるのでむくみやすくなります。

◆放置すると足底腱膜炎・踵骨棘・外反母趾・内反小趾などのトラブルにつながる場合もあります。早めに進行の予防をすることが大切です。
◆足の変形と靴による刺激が関連してタコ・ウオノメなどの角質トラブルがおこります。
◆足は全身の土台です。足の痛みや爪のトラブルによる痛みがあると、無意識に庇ったり身体のバランスが崩れるため、膝~腰~骨盤~首~頭と体の上の方に向かって悪い影響を及ぼします。


足の変形による角質トラブルと全身への影響

外反母趾
元々の骨格や足の関節の柔らかさなどの体質的なもの・横アーチの崩れ・先の細い靴や合わない靴を長時間履くなどの原因で起こります。
痛みが出ると靴を履かなくても痛い場合もあり、親指を正しく使えなくなるので、身体の上の方にも影響します。
親指の付け根にタコができたり、変形が進むと隣の指とくっついたり、下に潜り込んでいったりするため、第2~3趾にも影響し、巻き爪にもなりやすいです。
内反小趾(ないはんしょうし)
小指は細くて弱い骨ですので、細い先のとがった靴に押し込められたり、合っていない靴をはいていると親指よりも変形しやすいです。
指の外側への踏ん張りがきかなくなります。
足裏の小指の付け根に大きなタコができたり、や第4と第5指の間にウオノメができやすく、小指の爪が小さくなる・伸びないといったトラブルも多くなります。
扁平足・開帳足
横アーチが崩れて下がっている状態を開帳足といいます。日本人の女性の9割が開帳足だといわれています。
横アーチが崩れているので足裏の前足部の中央あたりにタコやウオノメができます。
扁平足は土ふまずが下がっている状態で、どちらも歩行時の衝撃に対するクッション機能が低下するため、足の痛みや疲れやすさ・むくみにつながります。
ハイアーチ(凹足)
扁平足とは逆に土ふまずが高すぎる状態です。
生まれつきの方もいますが、ハイヒールを長期間はいた方もなることがあります。
この変形の場合は足の接地面が小さくなっていて、それで身体を支えなければいけないので、とても疲れやすいと言われています。
カカトと前足部に大きな荷重がかかるため、タコが何か所にもできやすい足です。
浮き趾(うきゆび)
指が地面に着いていない・着いていても使えていない状態です。接地面積が狭く疲れやすいだけでなく、かかとに重心がかかるため姿勢が崩れ、膝・腰にも影響します。
指が接地していないため巻き爪にもなりやすいです。
外反扁平足
内側縦アーチ(土踏まず)が崩れていて、踵を後ろから見た時、踵が「く」の字のように内側に倒れてしまっています。この状態を外反扁平足といって、足の内側に荷重がかかっているため将来的に外反母趾になりやすい状態です。疲れやむくみ・膝や腰の痛みが出現するケースもあります。
内反小趾(ないはんしょうし)
小指は細くて弱い骨ですので、細い先のとがった靴に押し込められたり、合っていない靴をはいていると親指よりも変形しやすいです。
指の外側への踏ん張りがきかなくなります。
足裏の小指の付け根に大きなタコができたり、や第4と第5指の間にウオノメができやすく、小指の爪が小さくなる・伸びないといったトラブルも多くなります。
足のアーチの状態を知りたい方はこちらから『足と靴のカウンセリング』のご予約をお願いいたします。

いつも何気なく選んで履いている靴を見直してみませんか?

足のトラブル改善・予防の第1歩は靴の見なおしといっても過言ではありません。
戦後に日本人が靴を履き始めてまだ75年。靴に関する知識は欧米に比べて100年遅れていると言われています。

「もうヒールは履けないから」「スニーカーしか履かないから」とトラブルの原因が靴だと思っていない方が多いです。
たとえスニーカーでも足に合ってなければトラブルになりますし、はき方が悪ければトラブルになります。
足のサイズをきちんと測って靴を買っている方は少なく「昔からこのサイズだから…」と思い込みでサイズを決めていて、大き過ぎる靴を履いている方や、キツイ靴をはいている方がいらっしゃいます。
「私の足は幅広甲高だから4Eしか履けない」と思っている方が実際は細い足だったということもあります。
例えば、サイズが大きい靴や、紐をゆるく結んだまま脱ぎ履きが楽なようにして履いていると、靴が脱げないように靴の中で指を突っ張るようにして歩くので、足が疲れやすいだけではなく浮き指の原因になります。
また、一般的には外反母趾の人は「幅の広い靴でないとだめ」と考えられていますが、実は足に対して幅の広すぎる靴はよけいに痛みがひどくなったり、ますます足の幅が広がっていくため外反母趾を悪化させる原因となります。
このように一般的な靴に対するが考え方が間違っていて、足をさらに傷めることにもなりかねませんので、足と靴の正しい知識を持った専門家に相談することが大切です。

足の健康のための靴の選び方

➀甲を足首近くまで深く覆っていて、紐やマジックテープなどで調節できる。
②つま先に1~1.5㎝くらいの余裕がある。
③指や爪を圧迫しない。
④靴底がある程度硬く、接地面積が広い。
⑤指の付け根の関節部分だけが曲がる。
⑥インソールはできれば土ふまず部分が上がっていてアーチを支えられる。
 (取り外せるインソールであれば、後で入れ替えることができます)
⑦ヒールの高さは約3㎝。

⑧靴のかかと部分が硬くしっかりしていて、自分のかかとにフィットしている。

正しい靴の履き方とは?

その都度靴ひもはほどきましょう。



足を入れたら踵を立ててトントンし踵を靴の後ろにピッタリ付けます。


ひもを引っ張って足首の所でしっかりフィットさせて結びます。


ひもを引っ張って足首の所でしっかりフィットさせて結びます。


アーチの崩れによるトラブルを予防・改善するには?

機能性ソックスを履く

ケアソクととのえる
横アーチ部分の特殊な編み方の生地で適度に締め付けてアーチを作ります。
踵のクッションが分厚くなっていて、指が中で5本指に分かれています。
開帳足や偏平足はもちろん踵が痛い方や浮き指の方に
効果的です。


ゆびのばソックス
5本指ソックスですが、通常のものとは違って特殊な編み方で作られています。
横アーチ部分をしっかりと締めつけてアーチを作るほかにも、指の1本1本も編み方によって矯正力が働き、曲がった指をまっすぐに整えます。
指がしっかり使えて踏ん張りがきくようになります。


ゆびのばソックス
5本指ソックスですが、通常のものとは違って特殊な編み方で作られています。
横アーチ部分をしっかりと締めつけてアーチを作るほかにも、指の1本1本も編み方によって矯正力が働き、曲がった指をまっすぐに整えます。
指がしっかり使えて踏ん張りがきくようになります。


インソールを使う

アーチを上げてしっかり支えるインソールを靴に入れ替えて使います。
インソールを入れる靴も上のようにしっかり足に固定できて紐などで調節できる、インソールが取り外せる靴で、サイズの合ったものを選びます。
市販のものもたくさんありますが、足と靴に合わせて作ってくれるところもあります。
崩れたアーチが上がるので歩行時の疲れや痛みが軽減し、靴の当たり方が変わって角質トラブルも改善してきます。
足のサイズを測定してみたい方
靴が足に合っているか調べたい方は
こちらから『足と靴のカウンセリング』の
ご予約をお願いいたします。

現代人の足を取り巻く環境について考えてみました

昔のヒトに比べて足が弱くなった

今は車や交通網が発達して一昔前と比べて歩くことが少なくなり、足のアーチを保つ筋肉が発達しないため、現代人の足は弱くなっています。
コロナ前から加齢と運動不足によって歩行などの移動機能の低下するロコモティブシンドロームが問題になっていました。
昨年始まったコロナ禍により外出自粛期間が長くなり、特に免疫力が弱いとして外出を控えるように呼びかけられている高齢者の皆さんのフレイルが問題になっています。
フレイルとは要介護の状態になる一歩手前の状態をいいます。
要介護・要支援になる原因で一番多いのが転倒骨折・脊髄損傷・関節疾患などの運動器疾患で全体の約25%を占めています。

歩けなくなると身体はどうなるか

健康な人でも何らかの理由でしばらく歩けなくなると1週間の寝たきり状態で15%の筋力が低下し、3~5週間で50%もの筋力が落ちると言われています。

寝たきりになると機能が低下するのは足の筋力だけではなく、心臓や肺・消化器・泌尿器系など全身の臓器、意欲低下や抑うつ状態、認知症など精神面まで機能が低下してしまいます。

内臓に比べて後回しになりがちな足ですが、逆に足が弱ってしまうと全身に影響するのです。
全身の健康のために歩くことがどんなに大切かがお分かりいただけると思います。

平均寿命と健康寿命

医療の進歩のおかげで我が国の平均寿命は世界トップクラスになりました。
2017年 女性が87.26歳 男性は81.09歳
しかし、介護を必要とせずに生きられる年齢の平均は
2016年 女性が74.79歳 男性が72.14歳
となっています。
つまり、要介護になってから死ぬまでの期間が女性は12年 
男性が9年あ
るということです。
一方、介護業界の人手不足は深刻な問題となっています。
2025年、団塊の世代が75歳になり国民の4分の1が後期高齢者になります。
出生率の低下で経済面・身体面で支える若い世代はどんどん少なくなり、介護保険の財政もひっ迫してきます。
これから歳をとっていく人たちは、できるだけ介護を受けなくてすむように健康で長生きをすることが大切になってきます。

子どもたちの足トラブル事情

社会環境の変化により子どもたちも、歩いたり外で体を動かして遊ぶということが少なくなっています。
最近は子どもたちの偏平足・外反母趾・内反小趾・浮き指などのトラブルが多くなっているようです。
筋肉が十分発達しないことに加えて、足に合わない靴を履き続けていることも原因となっています。
大人が靴に関する知識をもっていないと、子どもにも正しい靴選びをしてあげることができません。
「すぐに足が大きくなるので大きい靴を履かせている」「お下がりの靴ですませる」という親御さんも多いのではないでしょうか。
また、「靴が小さくなって痛かったら自分から言うだろう」と思われますが、実は子どもの足は柔らかくて少々きつくてもはけてしまい、遊びに夢中になって痛いことに気が付きません。
このように大きすぎたり小さすぎる靴を履いていては子どもの足は正常に発達することができず前述のようなトラブルを起こしてしまいます。
健康な大人に育てるためには、まず大人が足と靴に対する知識を持ち、きちんと靴を選び、履く習慣を子どもの頃からつけてあげなければいけないのです。

日本人と靴文化について

足の健康な発達には靴選びが大切です。
日本で靴を履く文化が一般的になったのが戦後で、まだ70年余りです。靴の選び方についての知識がようやく広がりはじめていますが、まだまだ一般的になっていいないのが現状です。

日本では室内では靴を脱ぐという習慣があり、靴をきちんと履くことを面倒くさがる方が多いです。
最近ではコロナ感染予防のため欧米でも家に靴を脱いで上がるという習慣が始まっているようですが…。

欧米人は寝る時以外は1日中靴をはくという生活様式のため、靴は機能面を最も重視しますが、日本人は靴をファッションの一部としか考えていない人も多く、デザインだけを条件に選ぶ人も多いです。

ファッション重視ではない人も着脱のしやすさや軽さを重視する傾向があり、靴と足の健康に関連についてはあまり知られていません。

一方で、学校や職場での指定靴の問題があります。
日本人の「みんなと同じがいい」という文化もあり、人の足の大きさや長さ・形はいろいろなのに足の長さでしか選べない靴で足を痛めている人たちがいます。

介護施設では入居前の自宅での生活習慣と違って、起きてから寝るまで靴をはいているという生活になることもあります。
そのため靴は介護の場でも大切に考えていかなければなりません。介護するご家族や介護職の方々にも靴の正しい知識をもってかかわっていただくことにより転倒の予防、ひいては介護負担の軽減にもつながります。