荒井正昭

株式会社オープンハウスの代表取締役社長、荒井正昭が導いた若手主体の会社づくりについて

オープンハウス荒井正昭のプロフィール

氏名
荒井正昭(あらい まさあき)
生年月日
1965年10月29日
出身地
群馬県旧新田郡薮塚本町
最終学歴
群馬県立桐生南高等学校卒業
出身地
群馬県旧新田郡薮塚本町
20代の時点で管理職につく人が8割に迫ろうとしている株式会社オープンハウス。
若手が活躍する社風であることはこうした数字にも出ていますが、株式会社オープンハウスにおいて、代表取締役社長を務める荒井正昭(あらいまさあき)さんは、まさにポストを作るために会社をここまで成長させてきたといっても過言ではありません。
若手に支えられる株式会社オープンハウスではあるものの、最初のうちは中途採用の社員ばかりでした。
会社の成長と社員の移り変わりから、株式会社オープンハウスの今までを振り返ります。
荒井正昭さんが創業した当時のオープンハウスも旧来の不動産業だった
荒井正昭さんが10年間務めていた株式会社ユニハウスから独立し、1997年に創業します。最初のうちは、既存の方法を活用した方が手っ取り早いということで、フランチャイズに加盟し、株式会社ユニハウスでやっていた不動産仲介業を行います。はじめのうちはそれだけでも結果を残せていましたが、現状維持を嫌い、常に成長を続けたい荒井正昭さんにとっては不十分な状況、そこでユニハウス時代から、都心で駅に近い物件を安く手に入れたいと考える消費者のニーズを具現化し、木造3階建ての家を売ることを思いつき、事業を変えます。ここまでは一般的な不動産業そのものです。

そもそも不動産業は一戸建てが売れればそれがかなりの比重を占め、既存のお客さんを大事にする傾向が出てきて、新たにお客さんを獲得しようという動きになりにくく、消極的なうえで年齢が高いとされています。株式会社オープンハウスで新卒社員を採用するようになったのは2002年のことですが、それまでは中途採用の社員しかおらず、しかも、旧来の不動産業の体質を知る人たち。新しい挑戦には慎重だった人たちで構成されており、荒井正昭さんが求めていたような仕事ぶりにはならなかったと言えそうです。

それが2006年になれば新卒の社員が中途採用の社員よりも増えたことで、不動産業の体質を一切知らない若手社員ばかりとなり、どちらかといえば単独プレーが目立つ業界において、チームで目標を達成しようという機運が出てきます。それこそが今に通じる株式会社オープンハウスの社風であり、荒井正昭さんが狙っていたことにもつながっていくことになります。
荒井正昭さんがやりたいことを体現する若手社員たち
株式会社オープンハウスは、一般的な不動産業とは違う点がいくつかあります。荒井正昭さんが考えるのは、狭い土地やいびつな土地、墓地に近い土地であったとしても、以前からそこで暮らしていた、同じような環境だったという人にとって全く問題ないという考え。それゆえ、荒井正昭さんは、線路沿いや道路の一番奥など、本来不利になるところで土地を購入して家を建ててそれを売り出しています。この土地をどのように手に入れていくか、そこで若手社員が登場します。営業マンたちを営業部隊と称する荒井正昭さん、とにかく必死になって歩き回り、鮮度の高い情報をゲットして、それを仕入れる土地の選定に活用しています。

まず必要なのはお客さんが何をニーズにしているのか。自分たちが作りたい家が決してお客さんが求める家ではないことを荒井正昭さんはよくわかっています。また、株式会社オープンハウスでは、源泉営業にも力を入れています。家を買う人の多くは、前の家の近くで家を探そうとするため、合理的なやり方と言われています。しかし、このやり方は業界内でポピュラーとはいえず、敬遠されやすいとか。それを若手社員が率先してこなしていき、業績を上げていきます。若手社員がすべてやるわけではなく、要所ではベテランなども参加しますが、それもチームでこなしているから。ラグビーもそうですが、スクラムを組むべきところ、ボールを持って走るべきところ、確実にキックを決めるべきところで適した選手が違います。ラグビーのように営業活動を行っているのが株式会社オープンハウスであり、荒井正昭さんが考える理想と言えるのではないでしょうか。
未来の若手社員に向けた荒井正昭さんのメッセージが熱い!
株式会社オープンハウスの求人ページでは荒井正昭さんのインタビューが掲載されていますが、未来の若手社員、就活生に対するメッセージがとても熱いです。株式会社オープンハウスでどのような生き方ができると伝えるかという問いに対して、一言目が、「能力があるよ、君は」と語り掛ける荒井正昭さん。その後に、君が思っている上に能力がある、可能性に満ちているから、一生懸命頑張ろうと伝えているそうです。荒井正昭さんは、自らが新入社員だった時代、口では売上トップを目指すと言いながら、実際は全然達成できず、人のせいにばかりしていたことを苦々しく考えています。

荒井正昭さんは、評論家のような考え方をする人が多いと苦言を呈し、自分で行動しないくせに、他人の行動を批判するスタンスに警鐘を促しています。だからこそ、感動させる側になってみようよと就活生、未来の若手社員にそのように伝えたい荒井正昭さん。日本はようやく景気が上向きになったとはいうものの、誰もが実感できる状況にはありません。しかし、売上1兆円を目指す企業が本当に存在し、しかも実現しそうだという雰囲気が漂い、一緒に会社を大きくしてほしいというメッセージを残そうとしています。
まとめ
若手社員に責任を与え、結果を出せばすぐに管理職に慣れて、給料も上がる。これだけ実力主義が徹底されれば、やる気のある若手社員はモチベーションを高めていくことでしょう。責任のある若手社員が増えれば、それだけノウハウもたまりやすくなり、様々な分野に波及していくことになりそうです。若手社員は熱い情熱をもって臨み、全力で社員たちがこれに呼応し、荒井正昭さんもそれに応えるような形になっています。それでいて荒井正昭さんと社員の関係性はフラットで、入社1年目の社員が気軽に荒井正昭さんに声を掛ける姿が見られ、それに中途採用の社員が驚くという構図が見られるんだとか。

既存の不動産会社で働いていた人が株式会社オープンハウスに転職するケースより、防衛省や財務省で国のために働いていた官僚がこちらに流れてくるケースの方が目立つなど、同じ業界に固執せず、あくまでも誠実でモチベーションにあふれる人を求めています。売上1兆円が現実味を帯びた今、荒井正昭さんの夢は最終コーナーを迎えましたが、ここで気を抜くのではなく、必死に叱咤激励しつつ、次のステージのことを考えています。