<駐車場>
【第1P】 店舗敷地内が
軽・小型車専用で 計5台
【第2P】 普通車優先、 2台
※第2Pは空いていれば軽や小型車も利用可ですが、普通車は第1P(店舗敷地内)をご利用出来ない為、状況によって第1Pに移動して頂く事もありますのでご了承ください。
<第2駐車場の場所>
当店から東向き並びの5軒目の場所で、丁度電柱と黄緑色の「通学路」のぼり旗が立っている所です、
「あっぱれ!屋」の青い立て看板のスペースをご利用下さい。(2台)
宮崎市恒久。黄色いのぼりがはためく小さな店に、自転車や車で訪れた人が次々に入っていく。
お世辞にも「きれい」とか、「しゃれた」とは呼べない外観をしている店の名は「あっぱれ!屋」。
県内で最初にできた常設フリーマーケットの店だ。
店に足を踏み入れると「いらっしゃーい」と声がかかる。作務衣にゲタ履きの、店主日高一生さんの声だ。
初めての人と見ると「ゆっくり見ていってくださいね!」と言い添える。
二度目からはもう常連扱いで、気さくな世間話に花が咲く。どうも怪しげな店だと入ってきた人もすぐになじむ、和やかな雰囲気が漂っている。
日高さんがこの店を始めたのは昨年3月。「4年前までサラリーマンをしていましたが、仕事中の事故で車いす生活を覚悟してくださいと言われたんです。
もう勤めはできないし、食べていかなくちゃいけない。自営するにも元手はない。それでも自営するなら何だろうと考えた末に思いついたのが、この常設型のフリーマーケットだったんです」
イベントのフリーマーケットは宮崎でもおなじみだが、県内に常設はなかった。それどころか、全国的にも珍しい。そのスタイルは、ブースを貸し出して、売り上げの3割を手数料としてもらう。
残りが出店者の手取りとなる。商品を持ち込んで並べ、値札を付けるのは出店者の仕事だ。
「この小さなひとつひとつのブースが1軒の店なんです。店主はいつもいるわけじゃあないから、ぼくが店番。10坪足らずのあっばれ!屋の中に、80店舗あるんです。ここはいろんな店主の思いがぎゅーっと詰まった商店街なんです」
と日高さん。
なるほど、各ブースごとに品が違うのはもちろん並べ方も違う。それに気付くと次も、その次も見たい衝動に駆られる。
訪れた客が「全部見ないとどんな掘り出し物があるか分からない。それが楽しみで来るんですよ」と言った。
そうやって、毎日のように訪れる客が、次の客を連れてくる。
オープンから1年半で300人近い会員
がつく繁盛ぶりだ。