マンション一括査定は、ユーザーにとっては無料で利用できます。近年に流行りだした査定サービスで、ユーザーにとっては多くのメリットを享受できるので、是非とも賢く使いこなしたいですよね。
では、一括査定サイト側はどのようなメリットがあるのでしょうか?
ユーザーに無料で提供している限りは、他のどこかで利益を上げているはずです。
まさか世の中に貢献するために無償で運営しているわけではありませんよね。それはそれでたいへん誉められるべきことですが…
実は、一括査定サイト側は、
提携している不動産会社から利益を上げているのです。
具体的には、次のような流れのなかから利益が上がることになります。
- ユーザーが一括査定サイトに必要情報を入力する
- 査定サイト側は、入力情報に合致した不動産会社数社に物件情報や入力者情報を送信する
- 不動産会社は、物件情報に基づいて査定し、結果をユーザーへ返信する
この流れの中で、(2.の一括査定サイトが複数の不動産会社へユーザー情報を送信した時点)で、不動産会社からサイト運営側へ紹介料が支払われる仕組みになっています。
実際には、月決めの何日払いとか決められているでしょうが、要はユーザー情報が不動産会社へ伝えられた時点で、不動産会社は一括査定サイト側に紹介料を支払う義務を負っているということです。
具体的な金額は分かりませんが、6社へ同時にユーザー情報を伝えれば、6社から利用料金が入ることに
なっています。
これが、一括査定サイトが無料であるのにもかかわらず、利益を上げて運営できている理由となります。
決して無償で運営しているわけではなく、そこにはしっかりと利益を上げられる仕組みが存在しているのです。
ところで不動産会社は、自社だけがユーザー情報を受けるのではなく、競合他社にも同じ情報が伝えられていることになります。ですので、そこには熾烈な企業間競争が繰り広げられることになります。
ユーザーが満足のいくように詳しい査定結果を提供したり、マンション売却に関するためになる情報を提供したりして差別化を図ろうとしています。
中には、しつこい勧誘を繰り広げて、媒介契約を取ろうと躍起になる会社も出てくるかもしれません。
こう見ると、一括査定サイトはユーザーにとっては多くのメリットがありますが、不動産会社側からすれば、それほどのメリットは無いように思えますがどうでしょうかね?
それよりかは、自社のホームページを工夫、改善するなどして、直接ユーザーを探す努力をしたほうが効率は良いように思えるのですが…
いずれにしても、
一括査定サイトはユーザーからすればメリットしかありませんので、上手に活用して少しでも高く売却できるよう努力をしましょう。