特に一番上の「チンパンがこんなサボタージュの使い方できるわけがないからこれ飼育員がインポスター側にいるわ」はめちゃくちゃ強いです。
どんなに上手い人(飼育員)でもこれを使われると結構瞬殺されます。
ちなみにこれを僕は「飼育員メタ」と呼んでいます。アマンガスアニマルにおける最強技のひとつです。
なので、飼育員インポスターは「いかに飼育員の仕業だとバレないようにするか」ということまで考えてプレイしないといけません。
クルーの場合もアドミンや監視カメラを多様する飼育員は狙われやすくなるので注意が必要です。
例えばですが、監視カメラで動きを監視しすぎると邪魔だと思われて早めに殺されます。
このように、初級者にメタという最強技を許可し、上級者には通常のAmong us以上の能力を要求するのがアマンガスアニマルなのです。元々Among usはテキストチャットで行うゲームなので、そこにメタはほとんど介入しません。
ロジックメインで進めるゲームです。
だからこそこのルールでAmong usを名乗るのはおこがましいと考え、アマンガスアニマルと名付けました。
アマンガスアニマルではどれだけ飼育員が完全な理論で説得しようとしても「○○さんは飼育員だからあなた絶対に操られてるよ!!」の一言でチンパン側が投票を揺さぶることができます。
ロジックよりもより議論中のパッションや雰囲気、演技、流れのコントロールが勝敗を左右するゲーム性です。
そして、アマンガスアニマルではゲームのゴールを「ゲームとしての勝敗を決めること」ではなく「みんなが仲良くなること」に設定しています。
なので、生存者も幽霊もみんなが笑えるような展開を作ることにみんなが積極的になっていくような空気を作っています。
初心者を事前に周知することで、上級者は最初から不利な状態でゲームに参加することになります。
一般的に初心者の人狼に上級者が混ざると上級者が圧倒的に不利になると言われています。
理由は初心者側に「上級者だから全て見透かしてそう」「上級者だから自分は騙されているのではないか」という心理が働くからです。
このハンデ要素をアマンガス(アニマル)にも取り入れようということですね。
また、初心者に自分がチンパンだと自覚させることにより「チンパンなんだからどんな沼プレイしてもいいんだ」という真理を働かせ「下手なことしてウザがられたらどうしよう」というマインドブロックを取り除きます。
逆に飼育員はあくまでこのゲームのスペシャルゲスト。
彼らには「自分はチンパン動物園に放り込まれた飼育員だ。これはバナナをあげながら初心者を誘導していくゲームなんだ」と説明し、ロジックが通用しない初心者が相手であることを前提にプレイしてもらうように誘導します。
チンパンの由来は諸説ありますが、僕は「チンパンジー並みのプレイ」という動物への蔑称的な意味合いではなく、ゲームセンターで格闘ゲームをやっている人たちが「台パン(アーケード台をバンバン叩く様)」する動きがチンパンジーに似ているというところから来たというのが最初の由来だと考えています。
なのでアマンガスにおいて初心者を「チンパン」と呼ぶのは、初心者が感情的になり暴れる面白い様を表現するポジティブな言葉として使っています。
ご理解よろしくお願いいたします。
アマンガスアニマルでは、例えば飼育員が2人の場合、飼育員はチンパン8人を操ってゲームに勝利をしなければならないということです。
逆に飼育員2人が村人側になるとめちゃくちゃ有利です。
もうほぼチンパンインポスターは勝てません。
なぜならこの2人が情報を突き合わせてどんどん根拠が積み上げられていくからです。
一度この形で村側が無双したとき、ゲーム終了後一人のインポスターが言いました。
『村に飼育員2人入ったらすぐに殺らないとダメだね。絶対勝てない』
その直後のゲームですぐに飼育員2人が殺されてたときは笑っちゃいましたね。
「やっぱチンパン最高だな」って…w
飼育員の方々へ。
このゲームはAmong usではなくアマンガスアニマルです。
あなたたちが何を言っているのか、ほとんどのチンパンがよくわかっていません。
バナナをあげながら丁寧に説明してあげてください。
あなたたちがいるのは猿の惑星です。
殺らなければ殺られるだけ。
アマンガスアニマルは毎回異なった飼育員、つまり上級者をゲストとして呼びます。
飼育員は簡単にいうと「上級者」というレッテルを貼られたプレイヤー。
彼らが上級者であるという情報が通常のAmong usとの最も大きな違いと言えます。
例えば飼育員が2人の場合、飼育員の立ち位置は下記の3つのパターンがあります。
チンパンにとって一番きついのがこのパターン。
最終局面で飼育員が2人に残っているとインポスター側はほぼ勝てません。
なのでいかに序盤で飼育員をキルするかが勝敗の分かれ目です。
逆に飼育員側は議論外のキルに気をつける必要があります。
やつらは必死だ。刺し違える覚悟で殺りにくる…。
チンパンにとって意外と楽なのがこのパターン。
飼育員とインポスターという2つの敵ベクトルが同一方向に向いてるのでゲームに集中しやすいです。
ロジックとパッションが最もぶつかり合うのがこのパターンかなと思います。
ただ、チンパンはリアクターやO2の緊急タスクに弱いので、うまく場所を誘導するとインポスター側はあっけなく勝てたりします。
やつらバカだ。バカに目線を合わせるのが勝利の鍵だ。
一番いい勝負するのがこのパターン。
村側の飼育員は全力でインポスターから村チンパンを守り村を勝利に導くことを目指します。
インポスター側の飼育員は相棒のチンパンをうまく操りインポスターを勝利に導くことを目指します。
このパターンは飼育員同士の真剣勝負という側面が強く、それが見どころです。
もちろんチンパンをうまく操れたほうが勝ちます。
バカにだって感情はある。チンパンに最も寄り添えた飼育員がチャンピオンだ。
飼育員は多すぎると本来の「初心者が議論に参加しやすい空気」がなくなってしまうので、10人中3人ぐらいが限界かなと思います。
3人の場合はチンパン側の飼育員メタが弱体化するので「ちょっとチンパン側が強すぎるな」と感じた場合は飼育員を3人に増やしてやってみましょう。
よりゲームを楽しむために、最初に自己紹介の時間を設けます。
Among usははじめましての人も多く、みんなが楽しむためにはプレイヤー同士がコミュニケーションする機会をできる限り増やしてあげることが大事だと考えています。
Among usは遊んでる時間の大半は「他人の話を聞く時間」です。
単純にそれだけでも楽しめる要素はあるので、「勝ち負けではなくみんなで仲良くなることを目的にしましょう」とホストが音頭を取ることでより積極的に参加できる初心者が増えると思っています。
ちなみに自己紹介では「今回はどうやって飼育員を倒しますか?何に挑戦しますか?」「チンパンに勝てる自信はありますか?チンパンの弱点とか見えてますか?」みたいな質問をしたり、心理テストなどをやるとよりメタや煽りが回って盛り上がると思います。
うちのコミュニティではAmong usが初めての人もよく参加してくれるので、そういう人にはテラゾーさんの初期マップ概要のツイートを共有しています。
その代わり、チュートリアルや散歩はショートカットします。
これは初心者の方を雑に扱っているというわけではなく、元々ガチのルールではないのでゲームを楽しみながらゆっくりルールを覚えてくれたらいいと思っているからです。
僕が中心となってAmong usの募集をかけることが多いんですが、最近「ガチじゃないならやりたい」「ガチ勢いる?」と聞かれてることが増えてきました。
最初の頃は気にならなかったAmong usの実力差が気になるようになってきたということです。
ちなみにガチ勢のラインは初心者側の感覚ではかなり低く、「Among usにおいてガチで勝ちを目指すこと」自体がガチであると考えている人もいます。
つまり、僕のゲームコミュニティにおいて、普通にAmong usで勝ちを目指し楽しみたい人とAmong usやりたいけど勝つことよりみんなでおしゃべりすることを楽しみたい人を混ぜると双方に悪い思い出ができてしまう状況ができつつありました。
というわけで、自分が後者の考え方ということもあり、「ずっと初心者でいい」「UNOや大富豪やるような感覚でAmong usを楽しみたい」人たち向けのAmong usルールとしてアマンガスアニマルというルールを作ったというわけです。
同じような境遇で悩んでいる方がいれば是非このルールを参考に初心者に優しいルールを作ってみてください。
ここまでお読みいただきありがとうございました。