AMBITIONの意味・用途・使い方|用語まとめ


英語圏の人は、なりたい自分の姿を問われた時によく
「自分のAMBITION(アンビション)は…」という表現を使います。

今回は、AMBITIONという言葉の意味や用途などをご紹介しましょう。

AMBITIONの意味

AMBITIONの主な意味は、大望、大志、野心、野望です。

日本語の野心、野望は「身の丈に合わない」「身の程知らず」といった
実現が難しい大きな望みというマイナスなイメージも含んでいます。

反面、AMBITION(アンビション)はネガティブな意味で使われることもあるものの、主にポジティブな意味での大きな望み、大きな志という意味で幅広く使われています。

語源はラテン語にあり、投票獲得のために歩き回ることを意味する言葉から来ています。語根のAMBHIが、「周囲に」「あちこちに」という意味を持っています。

接尾のITIONの部分が動作や状態を表す名詞語尾です。

クラーク博士の有名な言葉「Boys be ambitious」(少年よ、大志を抱け)で使われているambitious(アンビシャス)は形容詞で、名詞形がAMBITION(アンビション)となります。

学習レベルとしては高校3年生以上、英検2級以上の単語です。

大学入試では難関大学対策レベルの単語と考えて良いでしょう。

大望などメインとなる意味の他に、抱負、意欲、やる気、熱意、功名心、
向上心などの意味もあります。


英和辞典で確認すると、AMBITIONの意味は以下の通りです

・a strong drive for success(成功への強い衝動)
・a cherished desire(大事にしている願望)

AMBITIONの例文・用途

AMBITIONという単語を使った例文をいくつかご紹介しましょう。

自分が持っている大きな夢や志を相手に伝える際に使ったり、会話の相手や第三者が大きな望みを持っていたり
する場合によく活用されます。

もちろん、これはほんの一例に過ぎないため、より幅広い活用ができるでしょう。
・possess high ambitions
(大志を持つ)


・ambition for education
(向学心)


・educational ambition
(教育的な目標達成への意欲)


・The championship is his ambition.
(選手権が彼の狙っているものである。)


・an ambition for political power
(政権への野心)


・the culmination of one's ambition
(大望の絶頂)


・towering ambition
(際限のない野心)

・crush a person's ambition
(他人の野心を砕く)

・Without ambition one starts nothing. Without work one finishes nothing. The prize will not be sent to you. You have to win it.
(野心なしでは何事も始められない。努力なしでは何事も終わらない。ご褒美は贈られるものではない。自分で勝ち取るものである。)

・My ambition is to be an English teacher.
(私の夢は英語教師になることだ。)

・He has an ambition for power.
(彼は権力への野心を抱いている。)

・achieve one's ambition
(大望を遂げる)

・My ambition is to be an English teacher.
(私の夢は英語教師になることだ。)

・a driving ambition
(人を駆り立てる野望)

・College authorities are openly saying that people who want security or lack ambition probably should not be in j-schools these days.
(大学側の専門家は安定を求める人、あるいは野心がない人はジャーナリズム学部には入るべきでないと今や公言している。)

・One of his ambitions is to study abroad.
(彼の大きな望みの1つは留学だ。)

・be full of ambition
(野心に満ちている)

・Ambition spurs a person on.
(大きな望みが人を駆り立てる)

・One of his ambitions is to study abroad.
(彼の大きな望みの1つは留学だ。)

AMBITIONが実際に使われるケース

英語圏で使われる以外の、AMBITIONという言葉が含まれる例もご紹介しましょう。

主に、将来立派な仕事を成し遂げたいという気持ち、成功を収めたいという願いという意味で
AMBITIONが使われています。

それぞれの歴史を紐解きながら、簡単に解説していきます。

西周(1875年)

明六雑誌の29号に掲載された西周の言葉に
AMBITIONというワードが登場しています。

西周はAMBITIONをエムピシウンと表記しています。



網羅議院の説として、
「人の自負心(エムピシウン)自らその頭脳を刺戟し」
という一文が残っています。

国木田独歩(1903年)

国木田独歩もAMBITIONというワードを使った言葉を残しています。
短編小説の非凡なる凡人の中でAMBITIONがアンビションという表記で使われています。


「互に将来の大望(アンビション)を語り合った」という一節があります。

もちろん、英語圏の名言にもAMBITIONという単語を使ったものがあります。

ビル・ブラッドリー

元バスケットボール選手でアメリカの上院議員を務めた
ビル・ブラッドリーの名言にAMBITIONを使ったものがあります。



「Ambition is the path to success. Persistence is the vehicle you arrive in.」
(野心・意欲は成功への道である。継続はそこへ到達するための乗り物である。)

AMBITIONは一番初めに触れる日本語訳が「大望」とか「野心」であることが多いため、
少し大げさで強いイメージの単語というイメージが強い人も多いでしょう。

しかし、例文や使われるケースを知ると、
日本人が抱く感覚よりもう少し身近な言葉として使われることも多い単語です。
文脈によって、目標に向かう意欲というイメージで使うケースも多いのです。

達成したいことがあるなら、意欲が大切だという意味で、積極的に使いたい言葉だと言えるでしょう。


このようにAMBITIONという言葉には、壮大なイメージである野心や野望、大望という意味もあれば、
身近な表現として抱負や熱意、意欲といった意味もあります。

歴史に名を残した人々も、AMBITIONという単語を使って前向きなメッセージを残しています。

ぜひ身近な言葉として様々な場面でAMBITIONを使ってみてください。