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生理の貧困に終止符を
ーアレグリア・プロジェクトー

(特活)ミタイ・ミタクニャイ子ども基金

“La alegría es la forma más simple de gratitud”
喜びは感謝の気持ちを表すもっともシンプルな方法である。

例えば、誰かに対して何かをしてあげた時、してもらった側は幸せな気持ちになるでしょう。そして、その喜んでいる姿(alegría)を見て、何かをしてあげた人もまた幸せを感じます。
alegríaの受け渡しを通じて世の中の幸せを増やしていきたい。そんな思いをプロジェクトに込めています。

生理という、女性にとって人生の長い期間関わっていくものに対して、ポジティブな感情で向き合うためのalegría(喜び)をこのプロジェクトを通じて届けていきます。

アレグリア・プロジェクトについて

私たちミタイ・ミタクニャイ子ども基金は「ジェンダー平等とダイバーシティ(多様性)の実現」を団体のミッションの一つに掲げています。「生理の貧困」という社会課題に対して、バンドエイド的な支援に留まらず、”生理”という身体的女性が人生の中で長い期間にわたって付き合う生理現象に対して持続的な形で支援をしたいと考えています。

このプロジェクトでは、一般的な生理用品である紙ナプキンに加え、繰り返し使える生理用品(布ナプキン、吸水ショーツ、月経カップ、etc..)を選択肢に含めることで、生理用品を必要としている方に届けること、そして長期的な経済的負担を軽減することを目指します。

プロジェクトを通して「生理の貧困」を取り巻く構造的な問題について発信をしていき、社会の変化を促していきたいと思っています。



「生理の貧困」とは

現代の日本では、貧困層の増加に伴い「生理の貧困」の問題が顕在化しています。「生理の貧困」とは、「生理用品を買うお金がない、または利用できない環境にあること」を指しています。海外では、何十年も前から「生理の貧困」は問題視されており、カナダやオーストリアでは、2000年代から生理用品の消費税撤廃などの取り組みが進んでいます。日本では、母子世帯やホームレスなど特定層の課題として見られてきた「生理の貧困」ですが、2020年の新型コロナウイルスによって「普通の人」も抱える問題として顕著に現れ始めました。コロナ禍による失業者は約75万人とされており、再就職も困難な状況において、多くの女性たちが生理用品を購入できずにいるという課題に直面しています。
経済的貧困により、「ナプキンを交換できず、長時間つけている」「トイレットペーパーやキッチンペーパーで代用している」など、非衛生的な環境を強いられる衛生問題にとどまらず、生理用品不足で職場・学校を欠席するなど、日常生活にも大きな影響を与えています。また、支出における優先順位が高い「食費」を確保するために生理用品を諦めざるを得ない状況に置かれているものの、生理に関する話題を話すことに抵抗がある社会の雰囲気により周りの人に助けを求めづらい状況があるなど、複合的な社会問題となっています。

実施団体

(特活)ミタイ・ミタクニャイ子ども基金

私たち、(特活)ミタイ・ミタクニャイ子ども基金は、これまで南米パラグアイを拠点として教育支援や生活改善事業、伝統工芸品のフェアトレード事業、シングルマザーを含めた農村女性のエンパワーメントのための様々な活動を行ってきました。
近年は国内事業にも力を入れはじめ、外国にルーツを持つ子ども達が抱える社会的な課題に対する支援活動の準備も進めています。

「みんなに優しい社会をつくる」というビジョンのもと、出身や性別、ジェンダー、障害の有無などに関わらず、全ての人が笑顔でチャレンジのできる環境を創るべく活動をしております。

本プロジェクトにおいても、これまで私たちがパラグアイや日本などで行ってきた女性支援の経験を活かし、「生理の貧困」に悩む方々にとって少しでも支えになれるような活動を展開していきます。

サポート団体:Cosmos

Cosmosは、誰もが自分を愛し自分の性を楽しんでほしいという思いを抱き『Embrace Who You Really Are』というコンセプトのもと、SRHR(セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ)*に関する情報発信、セクシュアルウェルネスアイテムの作成などを行っております。

その活動の一環として、ジェンダーレスコンドームケース作成に注力しています。これは、単なる、性感染症予防や避妊対策への啓蒙活動だけではなく、性に対するスティグマやタブーを無くし、誰もが性についてインクルーシブにディスカッションできる社会を目指しています。

生理は、身体的女性にとって長い期間付き合っていく重要なことです。それにもかかわらず、「生理の貧困」はこれまで見逃されていました。本プロジェクトには、Cosmosが常に重要視しているSRHRの観点である「誰もが自分を愛し、自分の性、そして人生を楽しんで欲しい」という思いからプロジェクトに参画していただいております。

*「性と生殖に関する健康と権利」:どんな心の性・体の性を持とうと、全ての人が自分の身体のことを自分で決めることが出来、自分で自分の将来を決めていくことが出来ること。自身の「性」と「生き方」に関わる重要なことであり、誰しもが当たり前に持つ権利のこと。

プロジェクトマネージャーからのメッセージ

みなさま、こんにちは。
特定非営利活動法人ミタイ・ミタクニャイ子ども基金理事長(横浜国立大学教授)の藤掛洋子です。今年の3月に「生理の貧困」というテレビ報道もあったことから、経済的な理由などにより、あるいは家族の理解の不足により生理用品を入手することが困難な状態にある女性が多くいることが社会に広く知られるようになりました。

月経を人前で語ることをタブー視する社会規範があります。メアリー・ダグラスや波平恵美子は、月経や出産などの生理的現象を忌避する社会は世界各地に広く見られ、死の不浄などとともに、文化人類学においてはケガレとして理論化されてきたといいます(ダグラス、メアリ1985 『汚穢と禁忌』塚本利明訳、思潮社。波平恵美1988 『ケガレの構造 新装版』青土社)。

私は途上国や新興国の農村部やスラムで仕事をしてきました。途上国の村の少女たちの生理用品は、作物の葉っぱやぼろ布であったりします。また、生理の時は学校に通わない、不浄なので通ってはいけないと教えられる女の子もたくさんいます。日本にも昔ありましたが、今も月経小屋で生理日を過ごす国があります。国際協力の分野では、途上国において生理用品を配布したり、月経カップや布ナプキンを広める支援が広く行われています。

日本の「生理の貧困」は、日本社会が生理をケガレとみなし、生理の話や性に関することを語ることをタブー視することから生まれてきているものであります。私たちは男性にも生理のことを理解して頂き、生理用品は生活必需品であるということ、そして閉経するまで40年近く続くということ、LGBTQの方にも生理がくるということを知って頂き、もっと生理について語る必要があると考えています。

このような議論を重ねるきっかけを下さったHさんには心より感謝しています。

本プロジェクトに対し、是非とも多くの皆様方にご理解とご支援を頂きたいと願っております。経済的困窮や家族の理解が得られない等の理由から生理用品が手に入らない方々に対して本プロジェクトでは生理用品の配布を行いますが、予算は限られています。是非とも、ご寄付や商品の提供などご協力を頂ければ幸いです。

どうぞ宜しくお願い申し上げます。

プロジェクトマネージャー:藤掛洋子(横浜国立大学教授/ミタイ・ミタクニャイ子ども基金理事長)

プロジェクトにご協力いただいている企業様

大王製紙株式会社 様

大王製紙株式会社様は2018年より生理を取り巻く環境で今困っている世界中の女の子を支援する「ハートサポートプロジェクト」を実施しています。2021年は、アフリカのザンビア共和国のスラムにて生理が理由でチャレンジが困難な状況にある女の子を対象として布ナプキン作製の支援を行っています。

株式会社 イマリ 様

株式会社イマリ様が製作されている月経カップ、ROSE CUP(ローズカップ)は生理期間を「もっと自由に、バラ色に」過ごせるように5つの特長を持っています。
①体内挿入型でスポーツなどアクティブに過ごすことができる
②繰り返し使えるため、お財布にも環境にも優しい
③経血をチェックすることで健康管理に最適である
④経血が外に出ないため、漏れ・かぶれ対策になる
⑤全て国内で製造されている

有限会社 マザーズ 様

有限会社マザーズ様は、オーガニックコットンにこだわった製品を取り扱うブランド「ミュッター」を展開しています。布ナプキンをはじめ、ベビー服、ペット用衣料など、幅広い商品を取り扱っています。「搾取をしない・化学農薬を使わない・化学処理をしない」という「NOCコットンのエコ基準」を守り、自然にも人にも優しい製品の提供を行っています。

株式会社チーム・オースリー様(メイド・イン・アース)

メイド・イン・アースは、1995年に「100%地球製」をコンセプトに、純オーガニックコットンの専門ブランドとして誕生しました。認証を受けたオーガニックコットンを使用し、糸や生地、縫製などの製造プロセスでも有害な化学薬剤を使用せずに、コットンの摘みたてのふわふわな天然そのままの風合いを生かす製品づくりをしています。縫い糸やタグもオーガニックコットン、製品化にいたる製造時の電力も自然エネルギーです。素肌にも地球環境にも心地よい100%天然を大切にし、 赤ちゃんからシニアの方まで、やわらかさ溢れる純オーガニックコットンにつつまれた素肌のしあわせをお届けしています。

有限会社 マザーズ 様

有限会社マザーズ様は、オーガニックコットンにこだわった製品を取り扱うブランド「ミュッター」を展開しています。布ナプキンをはじめ、ベビー服、ペット用衣料など、幅広い商品を取り扱っています。「搾取をしない・化学農薬を使わない・化学処理をしない」という「NOCコットンのエコ基準」を守り、自然にも人にも優しい製品の提供を行っています。

支援に申し込む

生理用品配布プロジェクト

経済的な理由などにより生理用品の入手が困難な方に、生理用品を無料配布します。
おかげさまで多くの皆様にお申し込みをいただき、第二回及び第三回の配布を終了いたしました。今後の配布予定等は本ページや本基金のHPに情報を掲載していきますので、そちらをご確認ください。
【認定・特定非営利活動法人ミタイ・ミタクニャイ子ども基金HP】https://mitai-mitakunai.com/

プロジェクトを支援する

プロジェクトへの寄付はこちらから

銀行振り込みでの寄付

銀行名:ゆうちょ銀行
ゆうちょ銀行からのお振込み

→記号:10200 番号:7758691
他金融機関からのお振込み
→店名:〇二八(ゼロニハチ)
普通口座:0775869

口座名義:特定非営利活動法人ミタイ・ミタクニャイ子ども基金
トクヒ)ミタイミタクニヤイコドモキキン

クレジットカードでの寄付

利用可能なカード:VISA/MASTER/JCB /AMEX

Amazon Pay

本基金への寄付は税金の控除対象になります!

認定NPO法人である本基金への寄付金は、寄付金控除の対象です。
確定申告をしていただくことでご寄付いただいた額の一部を税金から控除することができます。
個人の皆さまによるご寄付の場合、所得控除もしくは税額控除のどちらか有利な方を選択できます。

※領収書は翌年1月下旬を目途にお送りさせていただきます。
※当該制度についてより詳しくは、国税庁のHPをご覧いただくか、所轄の税務署や国税庁にお問い合わせください。

アンケートにご協力ください

生理用品に関するアンケート

生理用品に関するアンケートにご協力いただけますと幸いです。
【回答内容の取扱いについて】
1.いただいた回答内容は、今後のプロジェクト内容の改善のために使用します。(アンケート結果をふまえて、今後の配布方法や配布内容について検討していきます。)
2.回答内容は個人が特定されないよう加工したうえで、本基金のHP上で報告に使用させていただく場合があります。


お問い合わせはこちらへ

アレグリアプロジェクトチーム
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