耐熱性・耐火性
ファインセラミックスは酸化アルミニウム(アルミナ)、二酸化ジルコニウム(ジルコニア)を1200～1300℃の高温で焼成して製造するので、きわめて高い耐熱性・耐火性を持っています。

硬度・耐摩耗性
素材であるアルミナ、ジルコニアは大変硬い物質で、耐摩耗性にすぐれています。半面、金属などに比べてもろさがありますが、ジルコニアは酸化イットリウム(Y2O3)などの物質を添加することにより、これを克服し高い靭性を実現しています。(部品としての強度、硬度は形状などによってかわります。)

絶縁性
アルミナは電気を通さない性質を持っていますので、耐熱性・耐火性とあわせて絶縁部品として最適であるといえます。一方部分安定化ジルコニアは高温で導電性を帯びる性質を持ち、これを利用して自動車用酸素検知器などの素材として用いられています。

用途
自動織機用糸道、碍子・絶縁部品、自動車用酸素検知器部品、耐熱ソケット、水道用弁、実験器具、釣り用リール、その他上記の特性を活かせるものなら何でも。

工場では完成した製品に対して通常の研磨を行っておりますが、表面粗さに特別な要求をされる際のバフ研磨、ツヤだし処理、シャープエッジ処理などにも対応しております。材質、構造によって可、不可がございますので、図面とともにお問い合わせください。

弊社がご提供するファインセラミックス部品は、中国江蘇省にある工場で開発・製造されています。整理、整頓、清潔を徹底した厳格な工程管理、品質管理を行い(ISO9001, ISO14001取得済)、お客様の高い要求にお答えしています。