一口に膝痛と言っても、膝蓋骨（膝のお皿）周辺が痛い。膝蓋骨の下が痛い。膝の外側、または内側が痛い。裏側が痛いという具合に、その人によって痛む箇所は様々です。

膝痛で整形外科を受診した際によく言われる診断としては、膝の骨が変形している変形性膝関節症であったり、膝に水が溜まっている・膝関節の軟骨がすり減っているという事が多いようです。

膝の痛みの原因として、軟骨がする減っている・膝が変形している・膝に水が溜まっている等がよく聞かれます。

しかし、当院に来院される方の中にも、病院では軟骨がすり減っているとか膝関節が変形していると診断を受けた方は多くいらっしゃいますが、ほとんどの方は痛みが改善されてます。

このような事実を踏まえ、これまでの膝痛施術の経験から、膝の痛みの大きな原因は、大腿部（太もも）の筋肉や、ふくらはぎ・膝の裏の筋肉、そして膝関節の靭帯等、膝周辺の筋肉や靭帯が硬くなっていることだということがわかってきました。

膝周辺の筋肉の端は膝関節に付着しています。これらの筋肉が硬くなると、筋肉の柔軟性がなくなり、膝を曲げ伸ばしした際に膝関節を引っ張ってしまい、結果として膝に痛みが出てしまいます。

ですから、膝の痛みを改善していくためには、この膝周辺の筋肉を柔らかくしていく必要があるのです。

ちなみに、この筋肉が硬いというのはどういう状態かというと、筋肉の中に老廃物が溜まっている状態です。老廃物は筋肉を使った時に溜まって行きます。通常は自然と老廃物は抜けていくのですが、身体の回復力が落ちていたり、過度の疲労が続いたりするとこの筋肉の中の老廃物は徐々に溜まってしまいます。

つまり、先ほど筋肉が硬いのが膝痛の大きな原因だと書きましたが、もう少し深く突き詰めると、筋肉の中に蓄積されている老廃物が原因だと言えます。


ところで、上でも書きましたが、膝に水がたまるのが膝痛の原因だと言われたという方もいますが、そもそも膝に溜まる水とは何でしょう？

この水と呼ばれるものは滑液といって、関節が滑らかに動くようにクッションの役割を果たしている軟骨の栄養源です。しかし、何らかの原因で関節が炎症を起こすとその火を消そうとこの水（滑液）が出ます。水（滑液）は本来、自然と関節に吸収されるものなのですが炎症が消えずに水が出続けると吸収が追いつかず水が徐々に溜まっていきます。

つまり、水が溜まることは結果であって、膝の痛みの根本の原因ではありません。一時的に膝の水を抜くことで動きやすくなることもありますが膝周辺に不要なものがくっついていたのが無くなったので動きやすくなっただけです。

つまり、この炎症が起きている原因にアプローチをしていかないと水はたまり続けますし、根本的な膝痛の解決にはならないという事です。

膝の痛みの一般的な治療としては、湿布や鎮痛剤を処方され、様子を見るという事が多いようです。
その他には膝の軟骨がすり減っていると診断された場合はヒアルロン酸を膝関節に注射したり、水が溜まっていれば水を抜いたりすることもあります。

先ほども書きましたように、膝の痛みは膝周辺の筋肉が硬くなることによって引き起こされます。

そして、この筋肉を緩めるためには、筋肉の中に溜まった老廃物を流していく必要があるのですが、湿布や鎮痛剤では老廃物を流していくことはできません。

また、筋肉に老廃物が溜まりやすい方の特徴としては、水分の摂取量が少なかったり、そもそも身体の使い方が悪かったりという事があります。

当院では、筋肉の老廃物を流していく施術は勿論ですが、一日でも早く当院に来られた方の症状が良くなるように、本人が気づかないまま膝に負担をかけてしまっている身体の使い方や、生活習慣についてもアドバイスしていきます。

このような理由から、なかなか良くならない膝痛の改善には当院の整体は有効です。