私はもともと身長158cm、体重65kgのおデブさんでした。

当時の私は、痩せてキレイになりたい、モテたい、自信を持ってノースリーブやビキニも着こなせるようになりたい、 そう頭では思いながらも、現実は意思の弱さで食べてしまうことが多く、体重はますます増える一方でした。

女友達５人とプーケット旅行に出掛けたとき、私は一人だけ水着姿になることができず、
上からずっと大きなパーカーを羽織ったままビーチで過ごしていました。

プーケットでのある日の夜。
みんなでバーに出かけると、店内にいたオーストラリア人やアジア人などの男性から、
みんなが次々と話しかけられていくではありませんか。

しかしそんな中、たった私だけが、まるで透明人間になったかのように、
最後まで誰からも話しかけられることはありませんでした。

別にナンパをされたかったわけではありません。

しかし私はそのとき、女性として非常に惨めな気持ちになりました。

「日本人男性に相手にされないだけでなく、豊満ボディに寛容であるはずの海外の人にすら
相手にされない私って、もう女性として終わってる。」って。

体重65kgに太るまで放置していた自分の情けなさと惨めさに、
「このままではいけない！ 痩せてキレイにならなければ！」と
身の毛が奮い立つ思いでダイエットすることを決意しました。

その後、食事制限やファスティング、置き換え、ジム通い、〇〇だけダイエットなど
あらゆるダイエット法を試しましたが、失敗ばかりでした。

一時的には痩せられても、またリバウンドしてしまうのです。

なぜなら、当時の私は、「食事を見直そう」とか「バランスよく食べよう」とか、
言葉では聞いたことがあるものの、具体的にどう食べればいいのかを何ひとつ知らず、
小手先のダイエット法にばかり手を出していたからです。

「You are what you eat（あなたの体は、あなたが食べたものでできている）」
という英語の有名なことわざの通り、食べたもので体はつくられているのだなと実感しました。

健康的に美しく痩せただけでなく、一番驚いたことは、「メンタル」が変わったこと。

昔はちょっとしたことでイライラしがちで、常に人と比較しては落ち込み、自分に自信のないネガティブな性格でした。

しかし、食事を改善したことで、今ではいつも前向きで、心穏やかでいられ、
何もない日常にも「ああ、なんか幸せ♪」と心に幸福感を感じられるようになりました。

外見にも内面にも自分に自信が持てたことで、ファッションを楽しめるようになったり、
人と前向きに接することができるようになったり、自分の人生を楽しめるようになったことが何より嬉しいです。

「やっと今、自分の人生を生きている！」そんな喜びを日々感じています。