「歌のレッスンなんて、苦行でしかない!」
「歌なんてうたって、なんになるの。。。」
そう言っていた生徒さんがいました。
70歳代の方です。
気難しそうなその方は
レッスンが一歩進んでは
「ああ、嫌だ。」
「よくわからないけど仕方ないからやる。」
と言いながら
それでも、ひとつずつ、ひとつずつ
「あ!わかった!」という体感を積み重ねて
笑顔が増えていき
「自分が歌うと“この曲ステキね!”と言われるようになった。」
って、照れくさそうに
でも、すっごく嬉しそうに笑ってくれました。
伝わる声で語られる言葉は、必ず伝わります。
これは、概念の話ではありません。
根拠に基づく話です。
この方は、その根拠に基づくレッスンを経て
自分の好きな曲がいかにステキかを
自分の歌で、人に伝えることができたのです。
はじめまして。小林直と申します。
21歳の時にシンガーソングライターとしてCDデビューをし、2012年からボイストレーナー・ボーカル講師をしています。
これまで、いろいろな方の声を聴かせてもらってきました。
そのなかには、最初に書いたような
「人前で歌うなんてとんでもない!」
「自分の声が嫌い」
という方も、たくさんいましたが
レッスンを続けていくうちに
「声を褒められるようになった」
「人前で堂々と歌えるようになった」
「自信がついた」「歌ってみたい曲がたくさんできた」
と、みなさん次々に、素敵な変化を起こされています。