・単独で走るための設計
トライアスロンバイクは、単独で走ることが求められています。レースに参加している人を風よけにして走ることはできないので、単独で走るための機能が備わっていなければなりません。そのための要素のひとつが、DHバーです。DHバーが付いていると前傾姿勢で走ることができます。
・空気抵抗をなくす設計
トライアスロンバイクを前側から見てみると、かなり薄く作られていることがわかります。フレームを薄くすることで、空気抵抗がなくなり走りやすくなります。空気抵抗が少なければ小さな力でも走ることができるようになり、体力のロスが少なくなるのです。
・小物入れが付けられている
トライアスロンのレース中は各自で水分補給をする必要があります。また、補給食が必要なレースもあるので、各自準備して摂取できるようにしなければなりません。レース中にパンクすると自分で直さなければならないので、パンク修理キットも自転車に積んでおく必要があります。そのため、トライアスロンバイクは小物入れがついています。・クロスバイク
トライアスロンではクロスバイクでも参加できますが、大会によってはクロスバイク不可のこともあるので注意しましょう。初心者の場合はバイクにかける費用を抑えたいはずなので、最初からクロスバイクを選ばないほうがいいです。
・ロードバイク
トライアスロン初心者が選ぶバイクとして、ロードバイクが挙げられます。ロードバイクの良さは、通常の自転車と乗り心地が似ていることです。高い位置の状態で乗ることができるので、怖さを感じる方に向いています。
・トライアスロン用
トライアスロン用に開発されたバイクは、本格的にトライアスロンを始めようと考えたときに購入しましょう。前傾姿勢になりながらスピードが出るタイプです。初心者は操作性が難しいと感じやすく、前傾姿勢が怖くなりやすいので、慣れてから導入しましょう。・30~40万円程度
バイクにかける費用は、30~40万円くらいです。カーボン製のバイクは軽くなるので、初心者にも向いています。女性の場合だとバイクで体力を消耗してしまい、次に進むことができない場合があるでしょう。体力に自信がない方はカーボン製を選ぶことになります。その代わりやや値段は高いです。
・価格重視ならアルミ製
20万円くらいでバイクを購入したいと考えているなら、アルミ製を選ぶことになります。カーボン製と比べて重いのですが、その代わり強度が高く立ちこぎに力が伝わりやすくなります。体力に自信がある方で、価格を少しでも抑えたいならアルミ製を選びましょう。
・パーツ代もかかる
トライアスロンに参加するとなると、バイクのパーツも用意しなければなりません。サイクルコンピューターと呼ばれる、距離や回転数などを見るものや、ボトル、チューブなどの部品にもお金がかかります。バイクの購入費用とは別に、多少予算に余裕を持っておきましょう。・ヘルメット
トライアスロンに参加するには、ヘルメットの着用が必須です。ヘルメットは高いものを選ぶ必要はなく、頭に合ったサイズのものを選びましょう。安すぎるものは認定シールが付いておらず、大会に出られないこともあるので注意が必要です。価格は5,000円くらいから買うことができます。
・サングラス
サングラスはなくても大会に出ることはできますが、目を保護するために着用するケースが多いです。トライアスロンのバイクでは高速走行することになるので、目を保護するサングラスが欠かせません。サングラスがないと目が辛くなる可能性があります。また、目の安全性も保つことができません。価格は3,000円くらいからです。
・パンク修理キット
バイク走行中にパンクをしてしまったら、自分で修理してゴールしなければなりません。そのため、パンク修理キットは用意しておきましょう。パンクを修理するためのスパナや、予備のチューブなども用意が必要です。価格は3,000円くらいからなので、購入するようにしましょう。・バイクを宅配する
各宅配業者にも、バイクを送るための宅配便が用意されています。普通に宅配便で送るより安くなるので、調べておきましょう。先に送っておけば荷物を運ぶ手間が少なくなります。
・バイクを輸送する
国内であればバイクを輸送する方法も選択できます。輸送は公共交通機関や飛行機を使うことになります。飛行機の場合は追加料金がかかるので、費用についても確認しておきましょう。