このHPは、2018年8月下旬以降、更新できていませんので、掲載されている内容は、それ以前のものです。事務局の人手と作業力不足で、最新情報の発信ができておらず、大変申し訳ありません。皆、普段でさえ忙しい自分の仕事や生活の時間を削りながらの活動のため、行き届かないことばかりですが、何卒、ご了承ください。
引き続き、より良い方向に見直されるよう、県議会や企業局、村、環境省へ働きかけて、がんばっておりますので、応援よろしくお願いします。
10月までに、沖縄県知事、県議会議長、企業局長、環境省へ陳情いたしました。県議会では、現在、土木環境委員会で、浄水場建設予定地について審議中です。企業局や村、環境省などの最新の情報については、それぞれのHPなどでご確認ください。
今後とも、よろしくお願い申し上げます。
『座間味浄水場建設予定地の変更を求める会』 会長 中村毅
はじまりは...、 梅雨なのに雨が降らず制限給水が続くさなかの6月18日
「なにやら浄水場ができるらしい」と、説明会に出かけたのでした。県企業局の説明は「数か所の候補地から阿真キャンプ場地区を選定した。」であり、参加した住民はまさに『寝耳に水』状態だったのです。急なことで参加者は、専門的な言葉が並ぶ説明に質問も準備できていません。ただ、「大切な場所が開発されるのは困る」「ほかの候補地はなぜダメなの?」と発言する事しかできませんでした。そこで、「初めて耳にしたばかりで即決定は納得できないので、もう少し時間をください」とお願いし、県も「みなさんの思いを知ることができて良かった。強行はしない。住民の意見を聞きながら進める」と言ってくださり、「代替地探しに住民も協力します」となったわけです。
このHPに対して「行政の言い分もちゃんと聞いて話し合って」「行政を批判し、対立した印象を受ける」という声が寄せられましたが、決してそうではありません。小さな島で一緒に暮らす仲間同士。担当職員も私たちと先輩後輩の間柄ですので、事を荒立てたくありませんし、なにより、水に悩まされ続けた私たちにとって、とてもありがたい事業なのです。ともに力を合わせ、よりよくできればと願っています。しかし、聞けば、すでに半年前には、阿真キャンプ場でやることが決まっていたとのこと。そのことはこの6月の説明会が開かれるまで、一般住民はもとより、議員も各団体の長も誰も知らなかったのです。こうなる前に、住民と行政で話し合いをしたかったのは、むしろ私たちの方なのです。
すぐに関係各所に相談して、穏便に見直していただけるよう働きかけましたが、何の反応もなく、村役場は「県の事業だから、村はどうしようもない」と答えるだけ。県の方にも直接、電話やメールで質問し相談しましたが、有志で探し出した代替案を提案しても、聞く耳を持ってもらえませんでした。代替案は、村にも相談しようと担当者に連絡しましたが、「こちらに言われても困る。県の説明会でやってください」と、資料すら受け取ってもらえませんでした。2回目の説明会が台風で延期になった際にも、「その時間を、村と住民の意見交換会の場にしてもらえませんか」と村に申し出ましたが、それもかないませんでした。そうする間に、関係する住民に対し圧力がかかり始め、「協力したくてもできない」という人が増えたので、より多くの人に知ってもらって一緒に考えてもらおうと、急きょ、このHPで公開したのです。
今はまだ、話し合いの途中だと思っています。大事な事業です。みんなの問題です。どうすれば、もっと住民と行政が話し合える場を作っていただけるでしょうか?一緒になって考えてもらえませんか?
阿真キャンプ場案は、立地的にも自然環境的にも適地とは思えません |
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阿真キャンプ場は、観光立村を謳う座間味村の主力観光地の1つです。静かなビーチと、涼しい木陰のある海岸林、その後ろに広がる開放的な草地の緑が人気の秘密で、豊かな自然を求めて世界中から観光客が集い、長年の常連客も多いです。本来なら観光資源としてその自然と景観を保全すべき場所であり、浄水場建設などインフラ開発は相応しいとは言えません。 また、その海側の阿真ビーチからリーフまでの海域は、村内で最も多くのマリン業者が観光客を案内する海域です。海水浴場があり、その周辺をガイドが引率して、ウミガメやサンゴを見せるスノーケリングエリアがあり、その沖にはダイビングのポイントが点在しています。 いずれも、美しい水中景観があってこそ成り立つアクティビティーであり、排水の影響が観光業へのダメージとして、最もダイレクトに現れる海域です。どのような方法であれ、阿真ビーチへの排水と阿真キャンプ場内での建設は避けるべきです。 |
排水の放流予定地の先にはウミガメの生息域が・・・ |
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排水が予定される川の河口は、常時堆積している砂が絶妙な自然のろ過装置となって富栄養化した川の水を浄化し、ビーチのウミガメや内海のサンゴを育くんでいます。そこに1日90トンもの排水が放流されると、堆積してる砂は常に決壊した状態となり、畑や牧場を通って富栄養化した茶色く濁った水も砂にろ過されることもなく排水と一緒に直接海に流れ出てしまい富栄養な水を好む藻類が繁茂し、その勢いに押されアオウミガメの主食である海草は育たなくなり、透明度の高い貧栄養素な水を好むサンゴは衰えてしまいます。 また、現在ある村内の浄水施設の排水先の海域の水質が浄水場の建設後から急激に悪化し、藻類が増加してサンゴが激減していることから排水が原因ではないかと、懸念の声も上がっており、阿真も同じような現象が起こるのではと危惧する声も上がっています。 |
取水施設(ダム等)からも遠い立地に何故‽ |
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座間味島の主要な水源である座間味ダムや海水淡水化施設は、隣の座間味区にあり、建設コストや配管の管理、メンテナンスや送水の為の電気代など、ランニングコストなどを考えても取水施設の近くに浄水場がある方が合理的であり、現に県が当初、候補にあげていた場所は、海水淡水化施設近くの座間味港内の使用されていないテニスコートや、既存の水道施設がある座間味区と阿真区の間の峠でした。それなのに土地が取得しやすいという理由だけで、阿真キャンプ場に建設を進める理由が分かりません。 |
排水の放流予定地の先にはウミガメの生息域が・・・ |
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排水が予定される川の河口は、常時堆積している砂が絶妙な自然のろ過装置となって富栄養化した川の水を浄化し、ビーチのウミガメや内海のサンゴを育くんでいます。そこに1日90トンもの排水が放流されると、堆積してる砂は常に決壊した状態となり、畑や牧場を通って富栄養化した茶色く濁った水も砂にろ過されることもなく排水と一緒に直接海に流れ出てしまい富栄養な水を好む藻類が繁茂し、その勢いに押されアオウミガメの主食である海草は育たなくなり、透明度の高い貧栄養素な水を好むサンゴは衰えてしまいます。 また、現在ある村内の浄水施設の排水先の海域の水質が浄水場の建設後から急激に悪化し、藻類が増加してサンゴが激減していることから排水が原因ではないかと、懸念の声も上がっており、阿真も同じような現象が起こるのではと危惧する声も上がっています。 |
住民も協力して候補地を探すことになりました |
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住民説明会では他の候補地はないのか?と、さまざまな意見が出ました。住民から複数の候補地があがったが、県の説明では「海水淡水化施設がある座間味港湾内」は県港湾課、「ダム公園」は県河川課から許可が下りず、ダム下流の「郵便局裏」は地権者がたくさんいて土地の取得が困難との答え。阿真キャンプ場の予定地は広大で地権者が民間1 人だから取得しやすいというような、そんな安易な理由で貴重な自然を失うのは納得できないという声もあがり、「もっと候補地探しや交渉に努力してほしい、住民も協力するから」と次々に声が上がりました。県も「みなさんの思いを知ることができて良かった。強行はしない。住民の意見を聞きながら進める」と言ってくださり、再検討する時間をくださいました。できるだけ、自然や景観を損なわず、浄水場建設に適した土地はないか、県と住民が一緒になって、みんなで探すことになりました。 |
住民有志が新たな浄水場の最適地を県に提案 |
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「自然や景観、島の歴史や伝統に配慮した、よりよい浄水場建設をめざして、新たな候補地を探そう」と住民有志が知恵を出し合って、浄水場としての最適地を探しました。ダムの水を浄水して各家庭へ届けるわけですから、理想的なのはダムと集落の間、つまり、島においては、座間味ダムから座間味郵便局の間のダム下流域です。そこはもともと田畑が広がっていた場所で、今は、ほとんど使われていません。そして見つけたのは、村有地とそれに繋がる大きめの土地でした。みんなで手分けして地権者をたどり、話を進め、「協力する」と前向きな回答をくださった6地権者の土地(3509㎡)と村有地の二筆(604 ㎡)合わせて、4113㎡あります。建設のために必要な面積3060㎡をクリアしています。さらに念のため、そこに隣接する他の地権者との話しも進めており、今のところ前向きな回答をくださる方が多いです。浄水場として理想的な場所で、なおかつ環境に影響は少なく、また、排水も近くの川の中流から座間味港へと流れ出る間に薄まるので、港より外にあるダイビングポイントには、ほぼ影響はないと考えられます。さらに、この土地の奥には、拝所があったため、神人の方に確かめたところ、そこは「ナガマシの宮」という水の神様の拝所で、「この場所に浄水場ができるのは理にかなっており、神様も喜ばれ、島の水問題を守ってくださるはずだ」とのことでした。まさに、立地的にも自然環境的にも島伝統の信仰的にも最適な場所ということになります。 現在、県からの回答待ちですが、住民だけでなく、多くの方々の声があがると、大きな後押しとなりますので、是非、署名にご協力ください。 |
住民有志が新たな浄水場の最適地を県に提案 |
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「自然や景観、島の歴史や伝統に配慮した、よりよい浄水場建設をめざして、新たな候補地を探そう」と住民有志が知恵を出し合って、浄水場としての最適地を探しました。ダムの水を浄水して各家庭へ届けるわけですから、理想的なのはダムと集落の間、つまり、島においては、座間味ダムから座間味郵便局の間のダム下流域です。そこはもともと田畑が広がっていた場所で、今は、ほとんど使われていません。そして見つけたのは、村有地とそれに繋がる大きめの土地でした。みんなで手分けして地権者をたどり、話を進め、「協力する」と前向きな回答をくださった6地権者の土地(3509㎡)と村有地の二筆(604 ㎡)合わせて、4113㎡あります。建設のために必要な面積3060㎡をクリアしています。さらに念のため、そこに隣接する他の地権者との話しも進めており、今のところ前向きな回答をくださる方が多いです。浄水場として理想的な場所で、なおかつ環境に影響は少なく、また、排水も近くの川の中流から座間味港へと流れ出る間に薄まるので、港より外にあるダイビングポイントには、ほぼ影響はないと考えられます。さらに、この土地の奥には、拝所があったため、神人の方に確かめたところ、そこは「ナガマシの宮」という水の神様の拝所で、「この場所に浄水場ができるのは理にかなっており、神様も喜ばれ、島の水問題を守ってくださるはずだ」とのことでした。まさに、立地的にも自然環境的にも島伝統の信仰的にも最適な場所ということになります。 現在、県からの回答待ちですが、住民だけでなく、多くの方々の声があがると、大きな後押しとなりますので、是非、署名にご協力ください。 |
友達からの情報をきっかけに、記事を拝見いたしました。私も阿真ビーチに魅了された人間の1人として、あの素晴らしい自然を守りたい、力になりたいと思い、署名に参加させていただきました。
ここからが本題なのですが…
代案を出したけど県の企業局に「今の場所で問題ない」と、跳ね返されたという内容を拝見しました。その根拠はなんなのでしょうか?なぜその代案は受け入れられなかったのでしょうか?そしてその理由はしっかり地元の人達に説明はあったのでしょうか?